人工壁フリークライミング(やまびこ) |
|
実施日 | 2004年1月24日(土) |
参加者 | CL奥西、川野、吉野、中野郁、宇田川、二宮、佐竹、前田、花折、千住 右京労山3名左京労山3名、舞鶴労山3名、山城山の会5名、自然生2名 洛中労山3名、無所属1名 計30名 報告 奥西 |
春から夏にかけては月1回の岩登りをやっているが、冬はできないので人工壁のクライミングを計画した。 1月24日(土)の午後2時〜5時まで金閣寺奥にある原谷のやまびこで行った。水曜日にクライミングを行っている仲間や労山の各会のクライミングをしている人に連絡をした。当日は7労山30名もの参加者があり大盛況だった。 人工壁は初めてという吉野、宇田川、二宮、佐竹の皆さん、どうでしたか、それぞれの力量にあったルートが設定されていて、自分なりに楽しめるでしょう。そして苦労して完登出来た時の喜びは何とも言えないでしょう。また登れなくて途中で落ちるスリル(もちろんロープで支えていますので1,2m程度下がるだけですが)もあるでしょう。人工壁のクライミングの競技会もあるように、この分野も1つのジャンルとして確立されています。また本ちゃんの岩登りの練習としての位置付けをしてトレーニングしている人もいます。私などは両方の意味付けをしています。 毎週参加している中野さんの登り見ましたか、体のさばきが上手いでしょう。続けていると技術的にも上達するし、体のさばき方も上手くなります。これが縦走登山での岩場の登りにも役立ちます。安全に登れるということです。 「岩登りなんかしないわ」「高いところ登るの怖いし、落ちるのいや!」という人、食わず嫌いでなく一度経験してみませんか? 人工壁クライミングは室内ですので誰でもできます。安全でほぼ100%です。用具も誰からも借りたり、少しのお金で借りることもできます。多くの会員の皆さんが参加されることを期待します |
|
人工壁初体験 |
|
<大寒や鰐肌の壁圧(の)し掛かる> 私、昔々若き日、岩登りがしたくて山岳会に入ったのものです。今では岩登りに興味も失い大して食指は動かないのですが、一度人工壁を体験しておくのもいいだろうと思いました。そこで今回の人工壁クライミング山行に参加しました。 実際に人工壁を間近に見るまで大したことはないだろうと思っていたのですが、今回の原谷で目の当たりにした途端これは一体何なんだ? すべて壁は被っており、まともではないと驚嘆しました。 たった高さ9mということですが、ハングをフリーでどうして登ればいいのか見当が付きません。とにかく一番易しいという壁に取り付きました。1本目はゴールに後1手というところで力尽きてしまいました。2本目は3分の1でダウン。3本目は半分。フリークライミングというものに対する要領が分からず、壁が被ってくると腕ばかりを使って、足に体重を掛けるべく、体を壁に付けようとするのですが、頭ばかりで考えて体勢の方は思うようにならず、歳をとったことと元々の不器用さを今更思い知らされました。 しかし多くの方が上手くこなして登り切っていきます。1m程もあり直角に出っ張ったところでも幾人かは簡単に乗っ越して行かれます。本当にあんな事が良くできるものだと感心するばかりでした。 <ふられたる日の三寒や四音待つ> 一度も登り切れず、ただ腕が疲れて消化不良のまま終わりました。ちょっと残念で、ちょっと寂しい気持ちで帰ってきました。そういえば40数年前、初めての岩登りで、「ザイルを持ったらあかんのか・・・?」とセカンドで登っている途中に叫んだことを思い出し、まあ最初はこんなものだと自分で勝手に納得させておきました。 (3日目もまだ腕痛が残ってました) |