伊吹山 弥高尾根山行記録

山行日 2004年1月31日(土)
参加者 CL吉野、SL川野、奥西、松井、吉田、中野郁(記録)
コース 近鉄大久保駅6:30=名神−伊吹・弥高集落到着7:55・出発8:15〜送電線通過9:05〜休憩9:22〜林道終点9:35〜史跡通過10:05〜休憩10:40〜昼食休憩12:00〜休憩13:15〜下山を決める14:10〜スキー場〜1合目15:40〜三ノ宮神社16:05・出発16:15−名神=近鉄大久保駅到着18:10

行動記録
 大久保駅に集合した吉野さんの口から「奥西さんが今日は腰痛で、アッシーやって」と一言。何と何と申し訳ないと思いながらも、奥西さんもそのつもりで参加して下さったようなので、そのまま出発することにしました。

 京滋バイパスと名神を通り、伊吹山麓の弥高集落に到着。装備を調え、奥西さんに見送られて出発しました。神社を越えた所から左手の登山道に入って行きます。10分ほど歩いたころから雪道になり、暫く行くと林道に出ました。去年はここからが地図に載っていなくて、どう進むか迷ったところです。
 去年の経験と新しい地図により、今回は迷わずそのまま林道を進みます。林道に出てからは雪が膝の辺りまで来るようになり、先頭を交代しながら歩くことにしました。林道の終点からは登山道に入り、史跡を通過して先へ進みます。

 暫くすると、右手(東側)が開けて伊吹山山頂が見えました。ここからは登山道でないところ(尾根)を辿ることになります。歩き出して直ぐに、深い雪には埋まってしまって、テンポ良く歩くことが出来なくなりました。全員がワカンを付けます。先頭を交代しながら歩くはずでしたが、吉野さんがルートファインディングとラッセルの為に、かなりの間歩いてくれ、後のメンバーは出来る範囲、体力の持つ範囲で交代しながら歩きました。

 去年はとにかく尾根上のブッシュをかき分けて歩いた(記憶がある)のですが、今年は雪があることもあって尾根より少し左に下った所、ブッシュより木の間を選ぶように歩きました。目印のテープが見つけにくく、その数も少ないのでルートを取るのがとても難しく感じます。
 なかなか樹林を抜け出せず、これからのルートや行動の相談も兼ねて、昼食休憩にしました。ここで吉野さんがお湯を沸かし、持参した中華スープと卵とで『卵スープ』を作ってくれました。とろみの付いた温かいスープがとても美味しく、体がポカポカになりました。
 この頃から「今日は上まで行けないかも。」という話が出始めましたが、まだ暫くありそうな樹林を上へ進むことにします。2時少し前に奥西さんから電話が入り「2時になった時点で下山するか判断します。」と報告しました。電話を切って5分ほど歩いた2時過ぎにやっと樹林帯を抜け、目の前に頂上直下の急斜面が見えました。頂上が見えてうれしく思いつつも、見える急斜面と、それを登るのに掛かる時間を計算すると4時には下りきれないという結論になり、全員で下山することに決めました。

 やっとここまで来たのに残念なことです。進む方向を西に変え、斜面をトラバースして夏道に出ました。そこでワカンを外してどんどん下っていきます。松井さんと川野さんはシリセードを試していました。夏道の通りにスキー場を横切り、さらに下って1合目に。1合目からの下りは全く雪が無くなり、淡々と下って三ノ宮神社に到着。

 暫くして奥西さんが迎えに来てくれて『薬師の湯』に向かいました。しかし、入ってビックリスキー客なのか「女性風呂30分待ち」という張り紙が出ていて人が並んでいます。とても待つ気は起こらず、男性群共々お風呂に入らないでそのまま帰ることにしました。来た道を大久保駅に向かいつつ順に解散しました。

<感想>
 とっても悔しい!!天気は抜群で暖かく、メンバーの体調も良かったので(・・・奥西さんを除く)、出来ることなら頂上に立ちたかったです。あのまま上を目指し力(余力)は皆持っていたと思うし(皆さんそうでしたよね?)、後は時間だけが足り無いという感じで、とても残念な結果でした。雪が多いと予想以上に体力が必要だし、思うように進まない(進めない)事を、身をもって感じた山行になりました。また雪があるのと(今年)、無いのと(去年)では、その雰囲気が全く違うことも勉強になりました。いつか、今年のように登り応えのある雪量のの『伊吹山の山頂』に立ちたいものです。また来年、挑戦しましょう!

奥西さん、行き帰りの運転どうも有り難うございました。



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