鎧・兜岳山行記録


山行日 2005年10月23日(日) 天気・曇り時々晴れ
参加者 CL谷澤 SL松山 松井 信濃 田中 川野 堺 槇原(堺さんの友人)小泉(記録)

行 程
 6:25 近鉄大久保(橿原神宮行急行) 前夜の雨がけっこうきつかったので、悪路の覚悟で大久保駅に集合すると、キャンセルが相次いでメンバーが大幅に替わったという。谷澤さん・松井さん・川野さん・田中さん・信濃さん・春美さん・小泉の7名が乗り込んで、空模様を気にするが、それよりも、谷澤さんが前日ぎっくり腰になったと聞いて、そっちの方が心配。実はSLの予定だった中塚さんに交代してもらおうと思ったらキャンセルで、無理してくださったという。風が強くて結構寒い。信濃さんは「迷ったけどスパッツ穿いてきたワ」と用心深いが、お姉さんたちは、「スパッツ?パッチやんか!」と冷やかしてしまう。
 7:10 大和八木(大阪線乗換)7:19発−ここで、奈良からの堺さんと槇原さんが合流して9人がそろった。ホームのベーカリーで焼きたてのパンを仕入れ朝食をとる春美さんと小泉。
赤目口の辺りから青空が広がり、日差しも出てきて大丈夫そう・・・。窓外には、たわわな柿が秋の盛りを彩って、心が落ち着く風景である。
 7:55 名張着
 8:00 (山粕西行バス)−西口に出てバスに乗り込み、名張市街から青蓮寺湖を見ながら、くねくね道を登って秋色の曽爾村へもぐり込む。
 8:40 新宅本店前下車−そこは酒屋とそばの店であった。スパッツを付けてミニストレッチ。
 8:50 鎧岳めざして、いざ出陣。急な山裾に民家が並んでいる間を抜けて急な林道へ出ようとすると、珍しくバナナの木が1本あり、青い実を付けている。さっそくお喋りの花を咲かせながら、いつの間にか杉林の急斜面を登っていく。
 9:45 休憩できる場所がない!が、やはり汗が噴き出しているので急斜面でなんとか立ち止まり衣服調整。
10:05 やっと稜線に出るが、今度は風が強くて「いきなり冬やんか!」と松井さん。標識はたくさんあり、「あと400b」と震えながら山頂へ。
10:20 鎧岳の山頂に立つが、眼下は真っ白。展望のためだろう、木は切り払われている。晴れていればいいのにネ。寒い!寒い!「スパッツ暖かいワ。貸してあげへんで〜」と信濃さん。長居は無用とさっそく引き返して兜岳の方へ左折するが、ぬかるみの急斜面なので緊張が走り、川野さんも小泉もストックを出してソロリソロリ下る。昨年、荻野さんが大きな石を落としたというヒヤリハットを思い出して、よけい慎重に。逆コースを登ってくるパーティとすれ違ったが、兜岳もこんなぬかるみだという。しばらく下ると、杉の古株に真っ白いキノコが生えていて田中さんが手を伸ばしているが、春美さんは「知らないよ〜」と引いている。スギヒラタケなので大丈夫とわかり、今夜のご馳走にとにっこりの田中さん。松井さんも取り始める。
11:25 展望のきく稜線に出て、キラキラ輝く曽爾高原や古光山、後古光山、麓の村々を眺めてウットリ。鎧岳の岩壁もくっきり見える。
11:50 兜岳の山頂に着いて昼食休憩、奈良の堺さんに干し柿を、槇原さんにふかし芋をいただく。何故か、サラリーマン川柳の話題で盛り上がる。関心はするけれど、なかなか作句は難しいデス。
12:10 下山をはじめる。風は穏やかになったが相変わらずの急斜面が数カ所。間もなく杉林の中を歩きながらスギヒラタケの収穫が続く。
13:05 林道に出る。小川で靴の泥を落とし、バス停に向かう。ムカゴも見つけ、民家の大輪菊を鑑賞しながらのんびり散歩。
13:50 曽爾横輪バス停着。前の黒光商店の柿が見事な枝を広げているのに見とれ、バスを待つ。
14:20 名張行きのバスに乗る。
15:05 名張駅着。堺さんたちと分かれる。改札を通る頃に今回のヒヤリハットが発覚。信濃さんがいない!もしかして・・・と言っているうちにバスから降りてきたので一安心。最後尾に座って眠っていたので誰も気つかず、運転手さんに「終点ですよ」と起こされたという。
15:25 近鉄急行で大和八木へ。京都線に乗り換えて無事に解散。
 
みなさんの 一言感想 (バス停で聞き取りました)
槇原さん= 何で登ったり下ったりするの?と思いつつ歩きましたが、下ると、とってもいい気分でした。
堺さん= バス停に感動しました。鎧岳・兜岳の形になるほど、いい形だなあと見とれてしまいました。
信濃さん= 写真で見た山容で(きつそうなので)緊張して行きました。ぬかるみで歩きにくかったけど、よく歩きました。寒さで参ったので、パッチ(スパッツ)は正解。あったかいで〜。やはり年輩者の知恵は大切にしないとネ。
田中さん= ムカゴを取ったし、スギヒラタケは初めての経験でよかった!はじめ、(バス停からの歩きが)足慣らしになって、足にはよかったです。
松井さん= きつい登りだったけど、予想より短時間で登れてよかったです。いきなり冬!という風にはびっくりしました。スギヒラタケをはじめて取ったので、味見が楽しみです。10才ぐらい若返るかも・・・よ。
松山さん= 急遽サブリーダーになりました。いつも下から見て登ってみたいなあと気になっている山だったので、クリアできてよかったです。久し振りに来て、道路がよくなっているのに(いいのかどうか?)びっくり!秋・冬に何度か来たらいいトレーニングになりそうです。温泉もあるし、いいよ!谷澤さん=前日にぎっくり腰になって心配したけど、無事に急な上り下りも歩くことができました。紅葉はまだ早かったけど、いい山でした。(腰痛は、その後いかがですか?無理しないでくださいね。)
小 泉= ぬかるみの急斜面という悪路に驚きつつ、冬のような寒さに震えながらの山行は久し振りでした。が、下りてみると短時間でクリアしてあっけないくらい。二つともいい山でした。兜岳の途中から見た曽爾高原や古光山などがつながってイメージできて、奈良の山もなじみが深くなってきました。
川野さん= うーん、ちょっと待ってナ・・・。(集いで感想をどうぞ)
*スギヒラタケは、とっても美味な山の贈り物です。

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