白鹿背山はっかせやま」山行記

山行日 2月22日(日)
参加者 小泉、松山(2名)、若林、片岡、宇田川(リーダー)

 個人装備の中に「雪の状況が分からないため、ワカン及びアイゼン(軽アイゼンでもいい)両方持ってきて下さい。」と記しておいた。
 登山口に着いてみると、見事に雪がない。ワカンは車に残してゆく。
 東近江開閉所のゲートを開け、その中を通り地道の林道へ分岐、雪のかけらとでも云うものが申し訳程度に残っているのみ。「雪が多いように記してあったのに何処にもあらへんやんか」なんかリーダーの責任にされてしまう。全国的に異常に雪の少ない年である。
 白鹿背山など元より無名山、ルートはインターネットの情報より、送電線の巡視路を使う。事前に見当を付けて、地形図に入れておいた赤線とほぼ同じように巡視路は付いている。廃プラの成型品の階段が続き、それを辿る。少し登ると巡視路は消えてしまった。急斜面で土砂に埋もれたか流れたのだろう。どうやら巡視路は最近ほとんど使われず、ヘリコプターで空からの点検にでもなっているのかも知れない。巡視路はその後も2度ばかり消えている個所があり、その都度藪のないガレ地の急斜面を四つん這いで登ったり、藪の薄い所を選って高みを目指す。時々サルトリイバラが出迎えてくれたりするので、厄介ではあるが、これが無名山の良いところだ。
 はっきりした尾根に上ってからは、尾根伝いに道が付いていて、後はひたすら尾根上の鉄塔巡りとなる。鉄塔の所は樹林が刈り払われていて展望が良い。思いのほか好天気で暖かい。しかし山頂は樹林に囲まれていて何も見えない。積雪は5・6cm程度だ。早々下山とする。
下山路は別の尾根の巡視路を辿る。温かいので、落葉の上の雪が解けて急斜面は滑るので慎重に下る。少し下って日当たりの伐採地で昼食休憩。
 その後も巡視路で鉄塔を巡りながら朝登ってきた林道へ下りる。
 雪は無かったが、ただ単なる鉄塔巡りの山とはならず、ガレ地の急斜面あり、薮こぎもありで、変化があってそれなりに(ワタシ的には)面白い山行となった。
 往は松山(茂)さん、復は片岡さん、運転ありがとうございました。最後は松山邸でコーヒーをよばれ、犬のチロさんにも遊んでもらい、庭に出ている蕗の薹を貰ったりと結構な一日でした。

蕗の薹も貰いチロさんありがとう


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