御池岳山行記録 |
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御池岳山頂 |
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【目的】 | @ 雪の御池岳に(1247m)に登頂する。 A 雪山山行の知識・技術を深めること,会員の交流親睦を深める。 |
【山域・山名】 | 鈴鹿山系 − 御池岳(1247m) 滋賀県 |
【期日】 | 2009年3月14日(土)夜出発−15日(日)山行 |
【参加メンバー】 | 奥西(CL) 網岡 国江(SL) 土岡(救護) 片岡(記録) |
【工程】 14日(土) | |
22:30 | 藤原パーキング到着 仮眠室で寝袋にて就寝 |
15日(日) | |
5:00 | 起床 |
5:50 | 登山口近くに車と停め、準備運動及び身支度 |
6:00 | 出発 オレンジ色の朝日(朝焼け)がとても綺麗でした |
6:30 | 1本目の鉄塔下で 5分間の休憩 |
6:50 | 2本目の鉄塔下で眺めがよかったので思わず 5分休憩 |
7:50 | 3本目の鉄塔下で食事を兼ね 15分休憩 |
8:25 | 坂本谷分岐に到着 |
8:55 | 白船峠に到着 |
9:45 | カタクリ峠に到着 10分の休憩 |
10:45 | 5分間の休憩 |
11:10 | 地面の所々が凍っていたのでアイゼン装着 |
11:50 | 目的地の御池岳登頂。お昼ごはんと兼ね 15分休憩 |
13:00 | カタクリ峠まで戻る。 15分休憩及びアイゼンをはずす |
13:54 | 白船峠まで戻る |
14:20 | 鉄塔で 5分間の休憩 |
15:20 | 無事下山 |
山行時間 9時間20分 歩行時間 8時間5分 休憩時間 1時間15分 | |
【感想文】 | |
天気は快晴、頂上付近は新雪、超美麗な樹氷、最高な山行となりました。奥西さんが下見に行かれたときは、すでに雪は無く、ワカンは必要なく、念のためにアイゼンを持って行きましたが、山行前日に雪が降ったらしくて登って行くにつれて段々雪が増えていき頂上付近では50cmくらい積もっていました。しかも、いままでに見たことのない、まるで桜が満開に咲いているような ホワっとしたような立体感のある樹氷も見れて、山の雑誌に載っているような景色の中を歩くことができ楽しい山登りでした。下りは奥西さんが上りながら付けてくださった青いリボンを目印に下っていったので迷うこともなく、スムーズに下山することができました。いろいろ勉強になりました。 ところでみなさん、送電線や鉄塔に付いた氷が落下してくるのを見たことがありますか? 僕は初めて目撃しました。鉄塔から落ちてくる氷の場合は鉄塔に当たりながら(かなり大きな音です)直径15〜30cmくらいの氷がいくつも落ちてきたり、送電線の氷の場合は、幅15cm、長さは2〜3mくらいの大きな氷が ス〜〜っと落ちてきて、途中で割れてバラバラ状態で落ちてくるので頭や体に当たると危険です。雪が降った次の日に晴れたりすると氷が少し解けて落ちてくるみたいです。こういう日は鉄塔や送電線の下を通過するときは気をつけないといけないなと思いました。今回の山行もいろいろ良い体験ができて、楽しかったです。みなさん、お疲れ様でした。 ありがとうございました。 |
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土岡 護 昨年の御池岳山行は、思いの外積雪が多くて登頂できなかった。今回もリベンジを兼ねて参加しました。今年の山行にはワカンが必携とあり、ワカンを持っていないので、この機会にと思いワカンを購入。雪山の御池岳に行くことを楽しみにしていた。ところが、山行計画が届いてみるとワカンはいりませんとのこと。ワカンを買って準備していた私としては残念でなりません。リーダーの下見によると、登山道にはほとんど雪がないということで、今年はこれで使わずに、ワカンはお蔵入りになりそうです。当日、登山口近くの駐車場で仮眠を取り、翌朝5時、簡単に朝食を済ませ、明るくなってきたので、これから登ろうとする山の方を見上げると、山全体が白く、ビックリ! 昨夜10時半頃、駐車場に入りましたが、路面も、人家の屋根にも雪のない状態を見ているので想像できなかった。来る道中、車のフロントに時々雨が当たる程度の天候で、雪に変わっているなんて思ってもいなかった。 登山途中から、雪で靴が埋まる感触に、雪山を歩けるうれしさが沸いてきた。登って行くに従って、積雪は30cm〜40cmと、昨夜からの雪にしてはよく積もったものだと、雪山の急変の怖さも知らされました。風で雪が吹き飛ばされたところでは氷となり、アイゼンを使用することになった。樹氷と言えば、木の枝に風上に向かって雪が付着して、ノコギリの歯のようにギザギザになって伸びた形状が、エビの尾のように見えるところから「エビの尻尾」と呼んでいる。この山での樹氷には、普通にできるエビの尻尾と初めて見る八重桜が咲いたような樹氷の2種類があるように思えた。枝に綿のように雪が積もっているのではなく、花びらのように結晶して、花が咲いているかのような樹影は、厳しい雪山で、満開の桜に出合ったように思えた。たくさん山の影色や樹氷を見てきた奧西リーダーも、他の者も、このような美しい樹氷は初めてだと言っていた。4人だけで見るのはもったいない、会の人全員に見てほしいと話していました。特にゲレンデのように開けたところからの展望は、吉野の千本桜が開花したような感があった。純白の樹氷の森は美しくまぶしかった。6時間の登攀にも、この風景が見られた感激に、何度も「すごい」「すばらしい」「美しい」の連発でした。景色のすばらしさを、ことばで表現するには半分も伝わらないもどかしさがあります。事前の情報では、雪が期待できないと思っていたのが、このすばらしい景色を見ることができて最高でした。 |