八甲田山・岩木山 春山山行報告



山 域 八甲田山系 大岳・井戸岳・赤倉岳  岩木山
期 間 2009年5月1日〜5月6日
参加者 CL花折敬司、SL奥西一博、永井龍子 網岡修・国江(らくなん)、花折忍・大島裕子(明峯)、里田安代(洛中)、中島貞夫(田辺)、前田町子(やましな)
行程
5月1日・・・9時過ぎに全員奥西さんの車にて京都から高速に乗ることに

3月28日からの高速割引を活用しての遠距離自動車による山行を実行することに、1200`先の青森を目指し出発 まだまだ余裕の皆さん

5月2日・・・石川県を通過する頃に日がかわり、北陸自動車道の新潟から磐越自動車道、福島県で東北自動車道に入り順調に思えた自動車の旅でしたが宮城県の高速で事故の為と割引利用者増で大渋滞に巻き込まれ、宮崎賢治のふるさと付近で一旦高速を下りることにする。千キロ近く走って高速料金1200円の案内に感動の渦、それでも予定より早めに青森に到着したので、合流した花折さんらと相談して三内丸山遺跡を見学することにする。無料とは言え立派な施設と充実した遺跡案内システムに一同感激と遺跡の重要性を再認識 いい勉強になりました。

5月3日・・・青森市内のスーパーホテルを7時30分過ぎに出発して一路酸ヶ湯温泉に、やはりゴールデンウイークは紛れも無く人と車を運んできたようで都会並みの混雑状態。スキー組と登山組みに分かれてはいるが、コースは同じなので、青森在住の斉藤さんの案内に従って全員出発することに。

登山組は、奥西さん永井さん中島さん網岡国の四人で残りは山スキー組。私はゲレンデスキーなのでリュックにくくり付けて担いでの雪山登りでおまけに靴はスキー靴なので慣れるまでは結構きついのぼりとなりました。

天候が雨模様でガスってどうなることかと思いましたが、2時間の登りで千人岱ヒュッテに到着、登山組みとはぐれるが何とか携帯電話がつながり合流して再出発し、大岳感情コースを進み途中で登山組みが先行し、スキー組は後から行くことにする。見通しが良くなって山スキー本来の豪快なすべりを少し味わったところで 後は低い樹林帯を縫っての山スキー。木が大きく雪も湿ってきたところで終了点の酸ヶ湯温泉に到着。

登山組みとも再合流し、全員で千人風呂(600円)に入る事にする。混浴風呂で皆どうするのかと思っていたが、女性の3人は混浴に入り残りの人は別風呂に入ったとの事、あまりの男の多さとマナーの悪さに辟易し、あれでは女性が気の毒な感じでした。夜は魚の豊富な地元の居酒屋で宴会でお腹と疲れを癒しました。

5月4日・・・昨日と同じホテルを同じように出発し、天気の回復した中今日は全員で山スキーをすることになりました。大変な混みようの中、ロープウエーで田茂泡岳山頂に到着したのは9時を過ぎていました。花折さんの離しでは今日は登りは少なく長距離の滑降が楽しめるはずで、最初の1時間程登った後は、赤倉岳を右手に北の田代牧場方向に向かっての大滑降。気温はずいぶんとあがっているはずですが、まだまだ雪はたっぷりとあって、大斜面は実に爽快で景色も素晴らしいこれぞ山スキーの醍醐味です。

牧場近くの茶店に到着するとバスが待機していて、朝車を止めたロープウエーの駐車場まで全員で帰る。 帰りに高さ120メートル長さ255メートルの城ヶ倉大橋を見学した後、弘前への途中になるぬる湯温泉郷の鶴の湯温泉にて身体を癒すことにする。料金200円で素晴らしい温泉に入り昨日の酸ヶ湯よりはるかに素晴らしい。

ホテルにチェックインの後今日も居酒屋にて宴会で盛り上がりました。その後奥西さんの部屋に全員集まってスキーの反省会と明日の岩木山の行動計画について話し合いました。




5月5日・・・素晴らしい天候に一同感激の中、真っ青の空に輝く朝の岩木山は津軽富士とも呼ばれており青森県で最も高い山(1624)で実に美しい姿を見せていて、今日の山行が楽しみに感じられた。

登山組の3人を嶽温泉で下ろした後山麓ハウス駐車場に車を止めて、リムジンバスで天空へと続く69カーブもあるドライブウエーを一気に上る。バスを降りてコース確認すると弥生コースと長平コースのみ滑降可能と言われたので、まず頂上まで行くことにするが予定ではリフトが動いているはずなのにまだ休止中で山頂までスキーを担いで登り始めて40分、更に岩場のような登山道を20分登って弥生コースに行くことにするが40度以上もある斜面なので花折夫妻と私の3人で様子を見に行くがなかなか厳しいコースなので長平コースのみ滑ることにする。弥生コースを登り返して頂上で皆と合流し休んでいると登山組みも到着し全員で記念撮影して下山することにする。

登山組みを残しスキー組みはコースの取り付きまで下ることにするが、これがなかなか大変で、スキーをかついでの急斜面で雪のある藪こぎは、自由も利かずバランスは取れないし引っ掛かって抜けないし雪に足を取られて必死に木にしがみついたり転んだりで悪戦苦闘の連続でした。ようやく抜けた長平コースの取り付きは30度の斜面で何とか全員降りた後は素晴らしい大滑降が待ち受けていて、これがあるから山スキーをする人がいるのだと感じました。

約1時間は素晴らしい眺めと滑降を楽しんだ後、鯵ヶ沢スキー場に到着しました。最後のすべりで前田さんと衝突し私は何もなく転びもしなかったのですが、彼女が転倒し少し傷つけてしまい申し訳なく思います。スキー場は雪も解けて沢山のふきのとうや花が咲き乱れ、スキーを担いでの移動を和ませてくれました。

バスがないのでタクシーで駐車場までもどり、登山組みと合流して嶽温泉郷の赤格子の湯にはいりそのまま一路京都に向けて戻ることにしました。

5月6日・・・午前8時に京都に到着、料金所で1200円の案内を聞いた時もやはり今回の高速道路料金の割引のすごさに驚きましたが、これで良いのかどうか???良く分かりませんが とにかく安上がりの料金で交通費は大助かりでしたが、やはり1200キロの距離は遠く運転する人もしない人も長旅で疲れたのではないでしょうか。
       
皆さんお疲れ様でした でもとても良い思い出に残る山行でした
                     
らくなん山の会  スキー組 網岡 修

 

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