四国 赤石連山山行報告



西赤石山山頂

山行日 2009年5月9日(土)・10日(日)
参加者 松山(CL)、安田(SL)、若林、小川、谷澤、吉田、土岡(記録)、佐竹(一部記録) 計8名
行 程 宇治小倉4:10→瀬戸大橋6:55→日浦登山口9:00→ダイヤモンド水10:00→銅山越11:00

 4時10分安田氏の運転で宇治小倉を出発する。名神高速から山陽自動車道に入り、三木SA(5:15)で休憩をとる。予報通り快晴で東の空に大きな太陽が上がってきた。瀬戸大橋を渡るが自動車は少なく順調な走り。豊浜SA(7:25)で朝食をとる。

新居浜市から大永山トンネルを抜け別子ダムを過ぎると日浦登山口に着く。10台程の駐車場はすでに満杯。中型バスと乗用車40台ほどが道路にあふれている。花を求めて多くの登山者が山に入っている。

日浦登山口 銅山越えから西赤石山
別子銅山入り口(9:15)から、ほどなく小足谷に架かる橋を渡ると、林の中に煉瓦塀が現れる。要人の宿泊や接待跡。それから5分ほど行くと小学校跡(生徒数298名)と劇場跡(350坪)が現れる。平坦ではあるが今は杉や檜が植林され、そのような規模の建物が明治時代にあったとは想像出来ない。村落の匂いは道沿いに長々と築かれた石垣ぐらいである。休憩場になっているダイヤモンド水(10:00)に着く。
金鉱脈を探すためのボーリングがされた時の湧き水が出ている。このあたりから山道に敷かれている石が赤褐色で露出している山肌も赤く見える。登り坂が続き別子銅山最初の坑道である勧喜抗入口に来る。その先に分岐があり私達は左(牛車道)を選択、右でも銅山越に行き着く。銅山越(11:00)で西赤石ピストン班(松山、安田、谷澤、吉田、佐竹)と東赤石山縦走班(小川、若林、土岡)に分かれる。

ピストン班日程
銅山越(11:20)→西赤石山(12:55〜13:25)→銅山越(13:00)→ダオヤモンド水(15:50)→日浦登山口(16:35)⇒筏津17:00

オーイ!オーイ!縦走班を見送ってから、ゆっくりスタート。頂上に近づくにつれて、だんだん人も多くなってくる。アケボノツツジは頂上北側に群生しているという。時々、ツツジも見られるようになる。そのつぼみの可愛いこと。また、咲いた花の美しいピンクの色。頂上近くは少し急な岩場。

そこを登り切ると頂上だが、人がいっぱい。少し下って道で一列になって休憩をとる。縦走班はどのくらい行っただろうか。と山並みを見る。頂上で記念写真を撮って、下山開始。アケボノツツジの美しい所でまた写真。ゆっくり下る。

先に行ってもらったり、休憩してる所を抜かしたり。銅山越で足がおかしくなりそうと安田さん。ゆっくり行くとスタートする。分岐を左にとって、ダイヤモンド水に到着。行きよりも水が冷たくなっている。劇場跡、小学校跡、接待館跡と下ってきて16:35日浦登山道に到着した。ゆっくり靴をはきかえて車に乗り、待ち合わせ場所に5時前についた。


アケボノツツジの前で ダイヤモンド水

東赤石山縦走班
参加者 CL小川、若林、土岡(記録)

銅山越11:10→西赤石山12:15→物住頭12:50→石室越13:20→八巻山14:20→東赤石山14:50→頼場谷16:40→瀬場17:15
下山口の筏津に17:00に降りる予定で一足先に出発する。予想通り登山者が多く、15人程のツアーが前を行く。強引に横をすり抜けて行かないと予定には間に合いそうにない。数名のパーテイや夫婦が多い。それらを追い越し

西赤石山(12:15)に着くが、頂上は腰を下ろす場所もないほどの登山者で、すぐに出発。あかやしおが美しい。今年一番の暑さで汗が噴き出してくる。東赤石山に向かって歩くと登山者はウソのように少なく、ハイペースで歩けるようになった。物住頭(12:50)では小さかったが櫻の花が咲いていた。

赤石山荘を経由した安全な道にするか、八巻山越えの難コースにするか分岐の石室越え(13:20)に来た。岩陵帯の難コースを選択した。だが、途中から誤ってけもの道に入ったようだ。稜線をはさんで南斜面を行かなければならないのに、より足元の悪い北斜面に行ってしまった。

行けども行けども稜線に登れそうなルートはなく、戻るには危険すぎるので、最後は、ここを登るしかない所に来た。急斜面を登り、灌木の間をすり抜け、ようやく稜線に出られた。幸運にも、そこは登山道の通っている八巻山の頂上(14:20)だった。そこから一旦岩陵を下り、眼前にせまっている東赤石山(14:50)に登りかえす。

山頂は狭く10人程のグループが来ていて座るスペースはなく、早々に下山開始する。展望はすばらしかった。頼場谷(16:40)を通り、瀬場に17時15分下山。ピストン班と合流する。


瀬津の登山口 ゆらぎの森の咲いていたクマガイソウ


新居浜市森林公園ゆらぎの森に宿泊。前に大きな藤棚のある木造の落ち着いた宿舎で、入浴後、宴会。木の芽の天ぷらやワサビの和え物等地域の食材に舌づつみをうつ。それにしても最高齢土岡さんと若林さんの体力には敬意を表する。翌日は、8:30出発で、文旦の土産と共に13:30には宇治に帰ってきた。安田さん、小川さん運転お疲れさまでした。

四国赤石山感想
CL松山春美

参加者8名の大人数で行ってきました。山陽道から瀬戸大橋四国へと5時間、日浦の登山口 山は新緑でとっても眩い。

日浦登山口から銅山越までの道はかっての銅山の面影がひっそりと残っている淋しいような懐かしいような不思議な気分だ。赤石山への縦走路は眺めの良いアルプスの様です 山肌にポッポと浮かび上がる アケボノツツジのピンクがやさしい。村のおばさんの話では「今年は裏年、去年は下からでも山がピンクに染まっていたよ」との事。それでも我々は大満足でした。岩場を直登して頂上に立つ 少々疲れましたが 花と展望を楽しんで来ました。予想以上に暑かった。

今回西赤石山ピストン組と東赤石山まで縦走組に途中で別れました。
縦走組も時間通り全員無事に下山してきました。ピストン組が先に下山口で待っていたのですが 姿が見えると思わず歓声が上がりました

良いもんですね。宿泊のゆらぎ館大変良いところでした。ゆっくりして2日目は帰路に着きました 渋滞もなく無事京都へ遠路の運転有難うございました。素敵な春を有難うございました。



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