白峰三山縦走山行
山行日 2009年10月9日(金)夜〜12日(月)
参加者 CL奥西、川野、若林、網岡国
行 程
1日目 10月10日(土) 広河原 − 白根御池 − 北岳 − 北岳山荘  
報告 網岡国
 6:20 広河原、大勢の登山者で賑わってます
 6:30 トイレを済ませ出発です .上に目/をやると頂上が白く見えます昨夜に雪がふったのでしょう、寒かったはずです。
吊り橋を渡り登山届けを出し分岐から屋根コースへ 
 7:30 紅葉の見事な所で休憩です この辺りから急登が続きます やっとの事で
 9:00 白根御池小屋着、立派な小屋です。8月のバットレスではここで泊まる予定でしたが、来年こそはと思いながら休憩後北岳目指して出発です。細いジグザグを切って直登します。この辺りから雪も多くなってきました
10:40 二俣から右俣コースの出会い付近 7月頃にはこの斜面はシナノキンバイで埋め尽くされるそうです。階段が登場すると小太郎尾根の出会いです。天気が良ければ富士山 甲斐駒ヶ岳 八ヶ岳 鳳凰三山が良く見えるはずですが、、、、、しかし寒い 手、足はもちろん顔も耳も痛い 毛糸の帽子、冬用の手袋、カッパを着て肩の小屋をめざします。
11:45 小屋着 早速暖かいココアを飲み生き返ります。男性二人は美味しいうどんで心も身体も温めて出発です。20分少しで両俣分岐、ここでも天気が良ければ塩見が見えるはずです。
12:00 少し前北岳山頂着、登山者もまばら景色も見えないし寒いし写真だけ撮って下ります。山頂の南側は道が悪い、おまけに凍っているので 安全のためアイゼンを付けて下る事にしました。10月の山は何時冬山になるか分かりません。
14:10 分岐から八本歯方面へ曲がる、この下りも岩くずの道で浮石が多く神経を使います。
14:35 北岳山荘着、小屋は公営で立派なバイオトイレの近代化な山小屋でびっくり、ストーブで温まってから、何時もの宴会です。
明日は間の岳から濃鳥岳をえて大門沢小屋までの予定です、天気が良ければ富士山も目の前に見えるはずです、天気になる事を願って休む事にする。私の担当は第一日目でした。

縦走の感想としては、体調もあまりよくなく ビッコをひいていたので途中川野さんに荷物を持って貰ったりしたので 今回は正直縦走できるか不安でした。

北岳に魅せられ思い切って参加したものの 思わぬ10月の雪に驚かされもしましたが 二日目に小屋から見た朝日美しさ 北岳の勇姿 そして目の前にそびえる富士山の雄大さは やはり縦走に参加してよかったと思わず叫びたく成る程素晴らしい思い出となりました。


北岳山荘からのご来光と富士山

2日目 10月11日(日)北岳山荘 − 間ノ岳 − 農鳥岳 − 大門沢小屋  
記録 川野
 昨日とは打って変わった快晴の朝、朝食後5時40分過ぎご来光を迎える山荘の窓を開けて、富士山との組み合わせは出来すぎの光景
 6:00 ストレッチをして出発、コースには約1pの雪、3000mの稜線では風は冷たいそれぞれに上着やカッパを着込む、360度の展望を満喫しながら歩く、久しぶりの冬山歩きに鼻水が止まらない。
 6:40 中白峰


間ノ岳山頂

 7:45 間ノ岳山頂、標高日本第4位の山頂からの眺めは抜群!富士山〜南アルプス〜中央アルプス〜八ヶ岳〜槍ヶ岳までの北アルプス、槍から奥の山々は真っ白の雪山に見える贅沢な光景、間ノ岳までは大勢の登山者だが、先への縦走コースになると数える程の人数になりテントを担いだ若者のグループが多い
 9:10 農鳥小屋
10:10 西農鳥岳


農鳥岳山頂

10:55 農鳥岳
11:50 大門沢下降点、はい松帯の急斜面を下る、奥西さんは積雪期の下降ルートを探しながら
13:15 丸木橋で一人の男性が滑ったのか「亀」のように両手足をバタバタともがいている、怪我は無かったようだが飛沫で濡れた丸木橋、我々も慎重に渡る、ところが10分後にはハシゴの橋、横棒の間隔が広く不安定、一歩ごとに左右にグラグラ揺れる、更に慎重に渡る。
14:25 大門沢小屋到着
予約をしてあるのに大部屋は満杯で個室を勧められ、個室を確保し労山カードで割引を交渉、割引は出来ないが缶ビール4本サービスさせる、流石は関西女性と高い評価を受ける(関東の女性は値切らないとか)。庭の切り株で宴会を始める。

トイレを見てきAさんが怖くて使えないという、参考に見てきたがドアを開けると板が2枚並べてあるだけ、隙間は広く恐怖のポットン便所だ。

個室に入るとカメムシのような臭いが充満、しばらく窓を開けて我慢する。夕食がまた30〜40年昔の山小屋に戻ったような質素なおかずに、部屋まで酒のつまみを取りにかえる。

部屋は寒く敷布団1枚と毛布が3枚、持ってきた服を全部着こんで寝る始末、奥西さんはカッパまで着ている、(テント泊でもカッパを着て寝ることはないのに)、その他、まだまだ話題は尽きませんが紙面の都合で、詳しくは参加者にお聞き下さい、只、水は豊富で使い放題、食堂からは富士山が見えました。
3日目  10月12日(月) 大門沢小屋 − 奈良田駐車場  記録 若林
6:00 出発 − 8:30 登山口

大門沢小屋の朝食は生卵、のり、味噌汁、ご飯でした。一昔の懐かしい食事でした。少しがっかりしました。

天気も良く川沿いに下りました。道は石がゴロゴロでしばらくすぎると丸太の橋です。濡れて滑りそうでゆっくり渡りました。樹林帯に出て道は歩きやすく木々を見ながら楽しんでいましたが、川に橋がなく真ん中までは石があり最後に向こうに飛びました。スリルでした。

道幅が狭くなり崩れている場所もあり注意しながら歩きました。前方につり橋が見えました。Kさん、Wはラ ラ ラで嬉かったです。つり橋はかなりゆれました。ところがです。Aさんはつり橋が怖くてゆっくり歩いて来るではありませんか、超健脚なAさんが、話には聞いていましたが本当でした。

2つ目のつり橋は余り揺れましんでした。がっかりです。つり橋を渡ると道はきれいになり歩きやすくなりました。登山口に出ましたがまだまだ林道が続きます。
 安全に下りることができました。ありがとうございました。


間ノ岳から振り返った北岳
右に見えるは赤岳か



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