加賀大日山(1368m) 



山行日 2010年5月15日(土)快晴
参加者 CL=奥西運転 SL=松山 若林=会計 吉田=救護 荻野晃 福島 那波=記録
行 程
 5:30 奥西宅出発 ― 城南荘バス停 ― 木幡 ― 東宇治 ― 北陸道(南条で休憩)R364
 8;50 真砂町駐車場に到着
 9:00 真砂町駐車場出発  苔むした小さな橋を渡り、左に奥入瀬渓流を思わせる大聖寺川沿いに5分ほど歩くとイタドリの見事な群生地があり女性陣の目が光る。CLの「帰りに寄ろう」の声ににっこり。
 9:12 池洞新道登山口。ここから渓流と別れ、最初から急な上りになるが、15分ほどで尾根にでる。緩やかな上りが続く。尾根道にはアケボノの濃いピンクがブナ林に映え、足元にチゴユリやエンレイソウが咲いている。
 9:43 少し急な上りの後、5分休憩。汗ばんできたので衣服調整。
 9:50 緩やかな上りが続く。淡いクリーム色のかわいい花をつけたジョウラクツツジも見られた。樹林越しに右は加越国境の山々、左に小大日岳が望まれとても気持ち
よい。
10:25 892mを過ぎたころ、咲き終りと思われるタニシバが見られた。虫が体にまといつくようになり、虫除けスプレーを振ってもらう。吉田さんありがとう!

 

10:53 1044mmくらいになると、生い茂っていた若葉が急になくなり、芽吹いたばかりの木立になる。その根元に可憐に咲くイワウチワの群生がみられるが咲ききったものも多い。ところどころにショウジョウバカマが私もいるわと主張しているかのように咲いている。もうすぐ加賀甲というところでカタクリの群生がみられた。「ワーッ!スゴイ」と皆が声を上げると、「山頂近くにもっとあるから」とリーダーより声がかかる。
11:33 大日避難小屋に到着。雪を頂いた白山の勇壮な姿が目前に広がる。きてよかったと思える瞬間だ。10分ほど休憩後山頂を目指し出発。笹原を下っていくと満開のカタクリ群生地になる。レンゲの小道を歩いているみたいでみんな感嘆の声をあげる。こんなにたくさんの満開のカタクリを見たのは初めて。花びらも4.5cmはある大きいカタクリ。白花カタクリも見られる。その中に薄紫のかわいいキクサキイチゲも数本咲いている。ショウジョウバカマやミヤマカタバミも咲いているが、主役はカタクリだ。数日前に降ったからか、きれいな雪渓を2箇所渡る。そこを踏みしめてまたカタクリに覆われた登山道を歩く。カタクリを踏みつけないよう気をつけながら。

 

12:30 パッと視界が開け山頂に到着。雲ひとつない青空に白山はもちろんのこと加越国境の大長山・赤兎山・経が岳・荒島岳など360度のパノラマ。最高!
写真撮影後、昼食。標高差957 mを登ってきた足を休める。
13:05 小大日山に向けて徳助新道を下る。カタコガ原ほどではないが、カタクリが咲き、タニシバが満開で白い桜が咲いているよう。ほかの木々は芽吹いたばかり、標高によって開花時期の違いがよくわかる。そんなにきつくない下りを30分ほど下り、小大日山への上り道になる。
14:05 小大日山到着。山頂部は細長い。振り返ると大日山とその左後方に雪を頂いた白山がきれいに見える。手前に新緑に覆われた春の山並みが連なる眺望もGood! 5分休憩後、徳助の頭へ向け下山する。 20分ほど行くと濃いピンクの石楠花の群落が現れた。この山はシャクナゲまで見せてくれるのとうれしくなる。
14:45 徳助の頭到着。小大日山、大日山、加賀甲が綺麗に並び美しい。小休止の後、白山にさようならをして下山。下りの傾斜が急で地面が湿っていて滑りやすく、誰も無駄口をたたかない。それでもすべる。登りたくない登山道だ。少し歩くと新緑の見惚れるブナ林になる。絵の中を歩いているようで写真をとりたい衝動に駆られ、時に立ち止まりながら下りる。
15:35 急降下で膝が泣き始めたころ、渓流の音が聞こえ、少し元気が出る。しばらく歩くと、侘び助が赤い花をつけていた。平地ではとうに開花時期が終わっているのに、またまたうれしくなる。



16:00 やっと苔むした小さい橋に戻る。イタドリを採集して車に。その後、山蕗の採集に連れてもらう。
16:30 山菜取り。山菜を取っているときは気づかなかったが、戻るときになってこんなに遠くまで来ていたのかと驚いた。山菜取りで道に迷い込むというのがよくわかる。
17:30 大満足で帰路へ。 20時45分に奥西宅に帰着。

天気がよく、山頂からの360度の眺望は最高で、カタクリをはじめたくさんの花に出会え、新緑のブナ林を歩けてとても幸せでした。その上イタドリや山蕗のお土産までできて大満足の山行でした。奥西さん、往復7時間もの運転ありがとうございました。



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