越前 ホノケ山 (736m)




山行日 2010年6月13日(日) 曇りのち雨      記録 二宮雅弘
参加者 CL安田 SL福島 岡田 宮谷 那波 藤井 二宮
コースタイム
 6:30大久保駅出発 ⇒ 9:10第2登山口 ⇒ 10:20菅谷峠 ⇒ 11:00ホノケ山頂 ⇒ 11:20下山 ⇒ 12:40第2登山口   (行程3時間30分)

山頂には立派な方位盤があり、皆で記念撮影。晴れていれば後方に白山が見えるはずなのだが、あいにく白山は雲の中。しかし反対側の樹林の間から敦賀湾と日本海をうっすらと見ることが出来ました。書き忘れていましたが、当日は前日よりも10度以上気温が低く、急登で汗をかいても小休止の間にすぐに汗が引き、逆に寒気を覚えるほどで、この季節としては快適な山行となりました。
山頂滞在時間は約20分。全員、からだが冷えてきたので早々に下山を開始。
12時40分に第2登山口へ下山終了。すると、まるで我々が駐車場に着くのを待っていてくれたかのように、急に雨粒が落ちはじめ、その後本降りになった。まさに梅雨入りの瞬間を生身で体感した、記憶に残る山行となりました。

ササユリ 菅谷峠

週間天気予報では土曜までは晴れ、山行当日から後ろはずっと雨の予報。明らかに梅雨入りの予感。前日の天気予報も京都は午前中から雨、太平洋側では大雨になるとの予報であったが、ありがたいことに当日の朝は薄曇りながら雨の前兆はなく、予定通りに宇治東より高速に乗る。北陸自動車道今庄ICを降り、国道365号を武生方面に向かうと、すぐにホノケ山の看板があり、それに従い鋭角に左折する。集落をぬけると正面にホノケ山が見えてきた。その先は1車線の狭い山道でしばらく上ると行き止まりとなり、第2登山口の駐車場に到着。(先着の車は1台のみ。)
現地の天気も薄曇りですぐに雨を降らせるような雲ではない。登山道入り口には「山頂まで90分、まぼろしの北陸道」の看板があり、下山までの4時間は雨が降らないことを期待して9時10分の登山開始。
里山らしい樹林帯、しばらく急な登りが続き、高度を稼いでいくと主稜線にでた。ここからは緩やかな斜度となり、樹木もブナ林に変わった。太陽が出ていないので新緑の煌めきはないが、薄い灰色の空をバックにブナ林特有の落ち着いた緑色のコントラストが実に爽やかだった。
しばらく歩くと「きりとおし」と書かれた場所があった。「きりとおし」とは昔、数百年にわたり人馬が通る道(北陸道)であったため、V字状に深く削り取られ、両側の壁は人の丈以上あり、落ち葉が吹きだまりの状態で堆積しており、まるでフワフワの絨毯のような道が数百メートル続いた。
菅谷峠からは階段もある急登が続き、ほぼ登り切った展望が開けた場所にベンチがあり、遅れていた安田さんを待ち、11時ちょうどに山頂へ到着。
ギンリョウソウ 美しいブナ林

下山後は、時間も早かったため、当方面ではお決まりの「花はす温泉」でいつも以上にゆったりし、「おばちゃんの店」では美味しい蕎麦を味わい、久しぶりに楽しい一日を過ごすことができました。

最後にホノケ山という変わった山名の由来についてですが、昔、京都や武生へ、風雲急を告げる烽火台が山頂にあったことから、火の気 ⇒ ヒノケ ⇒ ホノケとなったと説明板に書かれていました。


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