10周年記念山行

南九州 高千穂峰・韓国岳・開聞岳 山行報告

山行日 2010年11月19日(金)〜24日(水)
参加者 佐竹(総務)、北村悦(フェリー・会計)、谷節(宿泊・渉外)、那波(観光)、
奥西(運転・ACL)、土岡(運転)、荻野晃(救護)
任 務 若林(@CL、A記録)、福島(@SL、C記録)松山(ASL)、北村信(B、CSL)
中塚(@記録、CCL)、                   計12名

 
   大阪南港 乗船前                  妙見温泉 妙見ホテル


11月19日午後2時15分大久保駅出発。コンビニで夜の宴会のつまみを買って高速にのる。3時半に大阪南港に到着。チケットを買い、出航1時間ほど前に車に乗り込む。沢山の乗用車が待っていて、早く来たのに、ほとんど一番最後の方だった。大部屋の真ん中を陣取る。定刻に出航。もうその時には、宴会が始まっていた。奥西さん持ち込みの一升ビンがみんなの前をいったりきたりする。風呂が9時半までということで、そこそこでおひらき。順次入浴したり、デッキにあがったり。夜、少し雨が降ったがお天気は心配なし。11月20日朝、各自朝食、身支度を整えて待機するが、すこし遅れるとのこと。体操や運動をして待つ。到着してから車に乗り込み、船を出たのが9時40分だった。コンビニで買い出しをして、高千穂峰に向けて出発した。

11月20日(土)高千穂峰  中塚記録

11月21日(日)韓国岳   若林記録

11月22日(月)知覧・枕崎 北村信記録

11月23日(火)開聞岳   福島記録

志布志港に到着したのが5時過ぎだった。乗船名簿を書いていてよかった。すぐ乗船。帰りは団体ということで中部屋が貸し切りだった。真ん中で宴会が始まる。帰りに買っておいた焼酎二本がみんなの中を回る。若林さんの魔法ビンを借りてお湯割にすると飲みやすい。沢山のおつまみも一時間ほどでなくなった。来年の山行の話。中九州に行きたいね。東北の山もいい。北海道もと、どんどん希望が出される。その為には岩の練習もしなくてはという話になる。さあどうなりますかー。
11月24日(水)下船前、部屋で解散式。お天気にも恵まれ、体調を崩す人もなく、満足の山行を喜び合いました。8時半下船。10時ごろには宇治に帰ってきました。

今回は、山を三日、観光を一日で計画。三日目の開聞岳の日が雨という予報だったので、観光と入れ替えて四日目に開聞岳に登りました。山登り三日とも暖かい良いお天気で、みんな満足のいく山登りができました。こうした日程変更が可能な組み方もいいですね。また、それぞれが任務をもち、良い山行ができました。夜は三日共、温泉で汗を流し、気持ち良かったで
す。全体会計は6万円集めて1500円の返金がありました。満足満足の南九州山行でした。

追伸
ひとつ報告。三泊目のいぶすき休暇村の夕食時に山の会囲碁クラブが発足することになりました。先生は土岡さん。サブは奥西さん。当面は週一回、なれてくれば月一回でやるとのことです。第一回目は12月10日(金)だそうです。場所は12月例会の日に知らせます。多数参加ください。




《1日目》 11月20日(土)

高千穂峰1574m・中岳1332.4m


高千穂峰山頂(天の逆鉾)

   行動記録  (記録:中塚)
11:55 高千穂河原登山口(鹿児島県)出発。快晴の空のもと、龍馬のハネムーンロードを行くことに。
古宮跡の鳥居のちょうど正面に、御鉢の山容がどっしり。
石畳の遊歩道をしばらく行くと、溶岩のザレ場の直登。SLの福島さんは、登りやすそうな古い溶岩の方にルート取りを考えてくれる。


   高千穂河原発                    お鉢を背にもう少しで山頂

12:50〜
13:05
御鉢着。火口の壁から幾筋かの白い噴煙が上がり、硫黄の臭いもする。
眺望はすばらしく、めざす高千穂峰、反対側には中岳、その向こうには新燃岳の噴煙がもうもうと上がっている。
満開の頃にはミヤマキリシマが山肌をピンクに染めるという馬の背を過ぎ、鞍部の鳥居を過ぎると、最後の急登。三世代登山(?)の三〜四歳のかわいい男の子がすべりながら下りてくる。いつも必ず声をかけるのは、荻野さん。
13:45〜
14:00
山頂着。(宮崎県)龍馬夫妻がそれを見たいと登って来たという逆鉾が最高点に柵に囲まれて立っている。山頂からは360度のパノラマが広がり、霧島連山が見渡せる。 雲の間には、確かに桜島も。
15時までに下りられたら、中岳にも登ろうということで、急いで下山する。が、赤ガレの登山道はすべりやすい。奥西さんは「へっぴり腰にならないで!リズムよく。」と言いながらさっさとみんなを通り越して下りてしまう。そして、荷物を降ろし腰に手を当てて、それぞれの下ってくる姿を観察していたのです。
15:20 高千穂河原ビジターセンター着。
15:25 明日に備えて様子見とビジターセンターでお勉強の三名を除き、9名で中岳に向けて出発。石畳の道を自然探求路の分岐まで来ると、後ろにはさっき登ってきたばかりの高千穂峰の雄姿が現れる。

 
     中岳 後の噴煙は新燃岳             今宵の宿 丸尾温泉「みやまホテル」

16:25 頂上直下で一息入れて、急坂を一気に登ると頂上。
16:45 奥西さんの言葉通り、高千穂峰の雄大な姿を望むベストポイントだ。後ろには、新燃岳。噴煙が間近に見える。登ってきて良かった。「早くここに並んで。」「次は、こっち。」とカメラマンの指示に従い、大急ぎで写真を撮って下山。東には、薄く白い月、西にはオレンジ色の太陽。一面のススキの中の登山道を夕日が照らす。夕日モードの試し撮り、うまく写っていたかな。
17:30 日没と共に高千穂河原着。




《2日目》 11月21日(日)  (記録:若林)

韓国岳1700m・白鳥山1363.1m



韓国岳山頂

    行動記録
 8:25 大浪池登山口を出発しました。すばらしい良い天気できれいな青空の下、少し行くと石の階段からはじまり、樹林帯で竹が多く見られました。歩いていると風で落ち葉がぱらぱら舞って落ちていき秋らしい季節が目に写りました。
 9:05 に大浪池に着きました。
池から韓国岳がきれいに見えました。
 9:15 時々池が見えて太陽で池がキラキラ光っていました。反対側はえびの高原の建物が見えその向こうには白鳥山が見えました。みやま霧島が多く咲いたらとてもきれいだと思いました。すすきの穂が咲いて秋らしい風情が残っていました。池と別れ下ると石がごろごろと歩きにくい所を過ぎてきれいな道になり

 いざ韓国岳へ                          硫黄山

 9:55 分岐に着き休みました。分岐に別れを告げて落ち葉道行くと木の階段がずっと続いて大変でした。頂上の手前で岩道に変え
10:40 大浪池がきれいに見える所で休みをとり
11:10 山頂に着きました。階段は疲れます。
11:35 下りました。風がキツクて冷たかった。下りはやさしい道でした。
12:35 硫黄山を前に休みました。硫黄山は白色の山でした。硫黄山の横を通りぬけえびの高原の白鳥山に向かいました。
不動池があり、ここは赤松の群生地です。しばらく行くと六観御池に出ました。その途中巨木杉を見ました。立派な木でした。

 
御池の展望台 後方に韓国岳

13:50 白鳥山の北展望台に着き、そこから六観御池がきれいに見えました。
14:20 山頂に着きました。
山頂からは私たちが登った韓国岳の姿が美しくそびえていました。
感動しました。下りは楽しくお話しながら歩きました。
15:05 無事に着きました。楽しい一日でした。




《3日目》 11月22日(月) 雨  記録:北村信

知覧町観光 明治蔵見学 山川天然砂風呂
プラス買い物ツアー



おみやげ片手に

    行動記録
 8:00 天候が朝から雨ということで、三日目の開聞岳山行を四日目の観光と入れ替えることにしました。予報どおりの雨の中、妙見ホテルを出発
南九州ロマン街道を一路知覧町へ走りました。雨が上がっていれば「知覧武家屋敷群」の通りや庭園を見学したのですが、そこは取りやめて午前の部は特攻平和会館見学になりました。
 9:30 から2時間、各自見学。雨の日にもかかわらず会館内はいっぱいの人でした。使われていた戦闘機が4機、内1機は引き上げられた無残な姿の戦闘機でした。若き隊員たちの顔写真が壁一面に並んでいましたが、知覧基地を主軸として万世・都城基地から1036人飛び立って行ったそうです。国を思い、父母を思い、永遠の平和を願いながら散っていった若者たちの遺影、遺品、記録など沢山の資料が展示されていて、老若男女 特に若い人に一度は訪れて、命の大切さを慰霊と共に学んでほしいと思いました。
12:00 枕崎お魚センター着。食事とおみやげ購入。その後、薩摩酒造花渡川蒸留流所「明治蔵」を見学。薩摩焼酎の製造過程を見聞きしました。試飲の後は皆さんお買い物。
14:30 そこを出ると雨も上がり指宿にはまだ早いので山川天然砂むし風呂をめざして走りました。山川地熱発電所は残念ながら休館中でしたが、
15:30 湯煙発見、車から下りて砂むし風呂と地中から噴出す湯を目の当たりに見ることができました。4時に指宿休暇村に着きました。露天風呂、砂風呂組、海岸散歩組に分かれて夕食までをゆっくりと過ごせました。

 土岡さん、奥西さんお二人のドライバーさん道中お疲れ様でした。乗せてもらった者たちは、車窓から見える南九州の自然を堪能させてもらいました。感謝感謝です。
 よく見かけた印象的な花、野菜、果実は、皇帝ダリア、ブーゲンビリア、ハイビスカス、菜の花、えんどう豆の白い花、カンナ、つわぶき、トランペットリリー、芙蓉、人参畑、茶畑、キャベツ畑、大根畑、かぼちゃ畑、みかん、さつまいも ・・・・・でした。




《4日目》 11月23日(火)  記録:福島 緑


開聞岳924m



開聞岳山頂

 この日の朝食はバイキング。ごはんも食べて、パンも食べて、デザートにフルーツにコーヒーとしっかりいただきました。昨日の観光気分が抜けきらずもう少しぼーっとコーヒータイムを楽しみたかった福島ですが最後の山です。気合いを入れて席を立ちました。

    行動記録
 7:50 昨日とうって変わっていいお天気!南国の最終日は青空!指宿休暇村出発。
 8:55 開聞山麓ふれあい会館 着。(トイレ)
 9:05 出発。
 9:10 開聞山麓ふれあい公園を通って登山口へ ここは2合目。
 9:40 衣服調整 暖かい。 樹林帯は常緑広葉樹で木々には名札がついていた初めて見る木も多く南国九州を感じる。
10:00 休憩。5合目付近。まだ展望はない。7合目あたりから木々の間から展望が開けてくる。眼下に海岸線が見えて海に突き出した山を実感する。ここから山頂までぐるりと一周しながら登っていく。鹿児島湾から太平洋、そして東シナ海。海岸線の波打ち際までくっきり見えて感動。美しい円錐形の独立峰だということがとてもよくわかり、おもしろい。
11:25 山頂 着。 大きな石や岩がごろごろしていて火山であることを実感する。西暦紀元前500年に初期噴火! 気が遠くなるようなず〜っと前の石がひょっとしてこれかも???と思うだけで全てが愛おしい。874年、885年に大規模噴火しそれ以降は噴火していないという。が、1967年から1968年に群発地震があり完全に活動を停止しているわけではない。そんな悠久の世界を満喫して下山。もう少しいたかったな。
11:45 出発。
13:00 休憩 5合目。
13:35 登山口 着。(トイレ)
14:00 志布志港に向け車出発。 途中道の駅で買いだしをして・・・
17:00 志布志港 着。佐竹さん、悦子さんダッシュで乗船手続きに。ありがとう!
17:55 出港。即、おきまりの宴会!!!

 
       開聞岳をバックに               大きな岩を乗り越えて(7合目付近)


 とても楽しい6日間でした。南九州の山並みは火山群ということもあってとても雄大で美しい山々でした。そこに、新燃岳の煙が勇壮に上がり続き霧島縦走の夢はそうそう簡単にかなわない自然の厳しさも感じさせてもらいました。
 
準備から当日のお世話まで細やかにして下さった佐竹さん、節子さん、悦子さん、那波さん、長距離運転を安全にお世話下さった奧西さん、土岡さん本当にありがとうございました。参加のみなさん、楽しい6日間ありがとうございました。
頂からの眺めも素晴らしく青空にすっくと立つ美しい円錐形の独立峰の頂上に立っている自分を思うだけで大満足。あちこちで写真を撮り合う仲間の笑顔も最高。



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