初級登山学校 実技4

アイゼン・ピッケルトレーニング
<リトル比良 白坂>

山行日 2011年12月11日(日)        報告 : 塚本
参加者 第10回初級登山学校受講者
講師 : 浅田、坪山、網岡国、網岡

 リトル比良の白坂において、アイゼンとピッケルのトレーニングを2つのグループに分かれてしていただきました。
 6本爪までのアイゼンを使用したことはありますが、初めての12本爪アイゼンであるのに加え、なれない冬靴のため、取り付けるだけで、一苦労でした。
 今回、持ち物に軍手となっていたのですが、私の指は手のひらに対して短く、いつも指先が余るため、まだ比較的手にぴったりする薄手の手袋を持っていったところ、冬山では手袋をして作業することから、厚手の手袋で作業ができるように練習しないといけないということをお伺いし、持ち物や練習の一つひとつに意味があるのだとわかりました。
 また、スムーズにアイゼンの装着ができるように練習しておかないと冬山では危険であり、また周りの迷惑にもなることも教えていただいて、歩くことだけでなく、それ以前の練習も大切であることを知り、改めて登山の厳しさ、アイゼントレーニングの大切さを感じました。
 ザックを持たず、砂時の斜面をアイゼンで登ったり、下りたりすることは、何度か繰り返していく中で、少しずつ慣れたような気がしましたが、ピッケルを持ったとたん、頭がパニック。教えていただいていることは頭では理解できるのですが、実際使おうとすると、ピッケルをつくタイミング等がつかめず、意識すればするほど、頭と体がバラバラになっている感じがして、歩き方すらわからなくなってくる・・・そんな状況に陥りながら、とりあえず歩き続けました。(残念ながら、今もわからず・・・7日からの八ヶ岳が不安てんこ盛りです)
 そして、「やっぱりわからないなぁ〜」とふっと気を緩めたとき、アイゼンの前爪同士があたり、「あっ!」と思ったとたん、思いっきり前に倒れこみ(気持ち的には前に吹っ飛んだというほうがピッタリですが)、びっくりしました。
(坪山さんがすっ飛んで来てくださった早さにもビックリしましたが・・・ありがとうございました。)
 一瞬何が起こったのか自分でもわからなかったのですが、転んだところが砂地だったから、そして、ちょっと出っ張りがあったところだったから、ビックリした〜!で済んだのであって、これが崖だったら、雪だったら・・・と思うと、身の引きしまる思いがしました。
 最後はザックを担いで、白坂をぐるぐる歩きまわりトレーニングを終えたのですが、このころには、普段の運動不足に加え、使いなれないものを使っていろんなところに余計な力も入っていたのでしょう、「痛い、重い、まだぁ〜(歩くの)・・・」とマイナスの言葉を心の中で吐きながら、黙々と!?朦朧と!?歩いていました。  (^^;
 なんとかかんとか!?アイゼン・ピッケルトレーニングを終えましたが、「トレーニングをした」というよりは、「技術的にも体力的にもトレーニングしないとダメだなぁ・・・」という思いが残りました。
 アイゼン・ピッケルの使い方はまだまだですが、トレーニングの大切さを今回も実感しました。

 網岡国さん、網岡さんには講師の先生としてお世話になりました。あれだけ丁寧に教えていただいておきながら、ちゃんと使えていないのが心苦しいのですが・・・ありがとうございました。


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