初級登山学校 実技6 | |
近畿ブロック雪崩講習会 |
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実施日 | 2012年1月21日(土)〜22日(日) |
講習会場 | 御岳山 田の原周辺 (報告 塚本晃子) |
1月20日(金)23時すぎ 京都駅出発 車中泊 |
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1月21日(土) |
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6:00 | 御岳スキー場「おんたけ休暇村」着 |
7:30 | 開会式(挨拶、スタッフ紹介等) |
8:00 | 講習会場へ出発 |
9:00 | ゴンドラ乗り場付近にて講習開始 3班に分かれて講習を受ける ・弱層テストと雪の観察 ・埋没体験 ・ビーコン訓練 ・スクラムジャンプテスト等デモンストレーション |
15:00 | 講習終了 |
16:00 | 頃 ホテルに戻る。入浴、夕食 |
19:00 | 2日目の雪崩埋没初動捜索デモンストレーションの概要、説明 |
19:30 | 各班でまとめとディスカッション 雪崩のDVD鑑賞 |
21:30 | 頃〜懇親会 |
1月22日(日) |
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7:00 | 朝食 |
8:00 | 弱層テスト、雪の観察 雪崩埋没初動捜索デモンストレーション ビーコン訓練 雪崩埋没初動捜索デモ体験 |
12:00 | 各班で反省会 |
12:30 | 昼食 アンケート等記入 |
14:00 | 閉会式 |
14:30 | 「おんたけ休暇村」出発 |
20:20 | 京都着 |
<弱層テスト・雪の観察> 30cmの円柱をつくるのですら難しく思いました。(直径が30cmよりはるかに大きくなったり、掘ることばかり気をとられて、円柱を崩してしまったり・・・)なんとか円柱をつくっても、手前に引くことばかりついつい気を取られ、手首の力、腕の力、腰の力の使い分けができず(感覚がつかめていないためわからないというほうがピッタリかもしれません)、弱層の判定はできませんでした。 雪の層があること、雪質が違うことはなんとなくわかるのですが、(と言っても違うような気がするだけですが)それが何雪なのか?はテキスト等を見てもわかりませんでした。 雪は時間の経過とともに刻々と変化していっていることを今回実感しましたが、それは変化に富んでいて、一度聞き、見るだけではわからない、奥深いものだと思いました。 <埋没体験> 雪の重さや雪の重みで身動きが取れないこと、真っ暗で周りが見えないこと、地上にいる人の声が案外聞こえていることを体験することができました。 口の周りを確保していたので、しばらく呼吸は大丈夫でしたが、少し息苦しさを感じ始めると、不安も募るからか、急に息苦しく思えるようになりました。無線を持って埋められていても不安になるのに、実際に雪崩で埋没した時はどれほど不安だろうか?もしも探している声がしたり、ビーコンの音が聞こえているのに見つけてもらえなかったら、どれほど歯がゆいんだろうか?・・・そんなことを考えると、雪崩に対しての勉強、訓練の必要性を強く感じました。 <ビーコン操作> ビーコン操作については、今回も撃沈、さんざんな結果でした。 身につけているビーコンをとりだすという一番初めのところで、すでにつまずいている私は、今はまだビーコンの苦手意識が高くなっているだけなのですが、とりあえず、繰り返し失敗していくなかで、扱い方の要領をいつか掴めるといいなぁと思っています。 <雪崩埋没初動捜索デモ体験> 講師の先生方がしてくださった雪崩埋没初動捜索デモンストレーションのように、搬出等の練習をしたいという声が班員の中であがったので、プチ体験させていただきました。2チームに分かれ、2度させていただいたのですが、1度目は恐れ多くもリーダー役で(^^;、雪崩が起きた後、それぞれ役割分担をした後、見張りということでみんなの動きを見ていたのですが(本当はちゃんと見張りをし、指示していかないといけないのですけど)、2次雪崩のため捜索している仲間にどこに逃げるか指示を出すように言われて、とっさに「???山に??」(←山ってどこやねん!)「?右??に逃げて」(←右ってどっちやねん!)と指示、また、「搬出路はどの方向につくりますか?」と指示を求められ、「・・・そっちでオッケー!?」(←そっちって・・・(−。−;))となんともとんちんかんでええ加減な指示!?しか出せず、「雪崩が起こったら、どこに逃げればいいか?」「どこが安全か?」「どう指示すれば、間違いなくきちんと伝わるか?」・・・など、自分自身が何一つわかってないこと、そして、山に入るなら、それがわかってないといけないことがつくづくわかりました。 2度目はゾンデ棒係でしたが、ゾンデ棒の組み立てに時間がかかるは、早くしなきゃと焦るばかりにビーコンの切り替えを忘れ、ビーコン操作の邪魔をしてしまったり・・・「ごめんなさい」としかいいようのない状況。 訓練なので「ごめんなさい」で済みますが、これが実際だったら・・・と思うと・・・・・やはり訓練って必要ですね。 冬山、雪山の実習に入って学んだことは「無知の知」!?わからない、できないと、どんどん苦手意識が強くなっていますが・・・ぼちぼち諦めずに繰り返していくだけしかないのだろうな、とぼんやり考えています。こんな出来の悪い奴に対して、根気強く、丁寧に教えてくださる講師の先生方、支えてくれている10期の受講生、山の会の皆さま、ありがとうございます。 |