連盟 積雪期搬出訓練



ソンデ棒による埋没者探査

実施日 2012年2月5日(日)9:00〜15:00   報告:奥西一博
場 所 比良、イン谷口周辺
参加者 網岡国、屋根谷克、吉田、北村信、塚本、奥西   全体では53名の参加
報 告  屋根谷さん、吉田さん、北村信さん、塚本さん(初級登山学校受講生として参加)の4名は初めての参加。 午前中は数班に分かれてビーコン操作の講習。アナログのビーコンである「アルペンビーコン」が製造中止になり、多くの方がデジタルビーコンを持つようになってきた。会にも4台あるが、うち2台はデジタルビーコンである。
 デジタルビーコンは年々性能が良くなってきていて、扱いやすくもなってきている。しかし、電波特性やビーコンの特性をしっかり把握しておかなければ、短時間での捜索は難しい。そのためには、やはり継続した訓練が必要である。
 日帰り山行ではビーコンはほとんど持っていかないが、雪崩が起こらないわけではない。起こり得る可能性のある雪崩に備えてビーコンを装備として加える必要があるし、操作に習熟をしておく必要がある。
 午後は、堂満岳の中央ルンゼの登り口に移動した。負傷者を梱包して搬出する訓練を行った。まず、救助隊から実演があり、その後、4班に分かれて訓練を行った。そう簡単なことではないので、初めての人にとっては、良くわからなかったと思う。しかし、この搬出はチームで行わなければならないので、みんなが知っておかなくてはならいないということが分かったと思う。そのためには、雪山山行に参加する人はぜひ搬出訓練に参加して、梱包での搬出を習得する必要がある。
    感 想
屋根谷克巳 まず、ビーコンでの探索訓練についてですが、今まで、ビーコンという言葉さえ、どこで聞いたのだろうというぐらいの知識しかなかったので、利用方法・操作方法が分かっただけでも大変良かったと思います。
  それから、搬出訓練ですが、まず自分の安全確保、他の人の安全はどうかそのうえでの搬出となれば、いかに落ち着いて行動できるか、自信がないのが正直なところです。もう少し訓練が必要だと感じました。 最後にロープワークをしっかり習得することが絶対条件であると思いました。
吉田可代子  穏やかなお天気日和の中で訓練できたことは何よりでした。ビーコンの使い方は何回か使っているうちに慣れてきたのですが、探し物のところまで行くのに時間がかかり、もっと練習が必要だなと思いました。
 午後からの搬出訓練では、けが人を運ぶ時に、前から引っ張る役をしていたのですが、雪で自分の足元がふらつき、滑らないように確保しながらの搬出は大変だなあと思いました。


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