初級登山学校実技8

「雪山テント泊と雪上歩行訓練」武奈ヶ岳




山行日 2012年3月10日(土)〜11日(日)
参加者 初級登山学校10期受講生
講師=浅田、坪山、網岡国、干場
ゆり班= CL:猪倉(西山)、SL:富澤(左京)、記録:山下(右京)、気象:塚本
コースタイム
3月10日(土)
JR比良駅9:00集合・出発9:10−10:06イン谷(10℃)10:15−11:20休憩690m(7℃)11:25−12:50北比良峠手前稜線980m(0℃)13:00−13:30八雲ヶ原到着−15:00テント設営完了−21:00就寝
3月11日(日)
5:00起床−7:00テント撤収・出発(-3℃)−8:00広谷小屋8:15−9:20P920m休憩(5℃)9:30−10:10武奈ヶ岳頂上(4℃)10:55− 11:45八雲ヶ原(7℃)12:05−13:20カモシカ平(7℃)13:30−14:20 イン谷到着(9℃)
報 告
3月10日(土)
 初めてのテント泊、それが雪上・・・ということで、重い荷物を背負って歩けるのだろうか?寒さに耐えられるのだろうか?となにかと不安でいっぱいでした。
 1月の八ヶ岳の実習の時は、歩いて30分経過すると荷物の重さに肩が悲鳴をあげていたので、肩がどれだけ持つのか気にしながら、ダケ道を登っていましたが、ひどい痛みを感じるまでに八雲ヶ原に到着することができました。
 八雲ヶ原に着いて、早速テントを張りましたが、なんせ初めての作業のため、何をどうしていいのかさっぱり分からず、おろおろ、うろうろしている間にテントができあがってしまいました。
 テントの周りに雪のブロックを積み上げて風除けを作ったり、テントに入りやすいように入口のところを掘ったりといろんな工夫がされることに感心させられました。
 テントができあがると「いつもとは違うテントの過ごし方をしてみよう」と浅田さんが提案してくださり、靴を履いたままテントに入りました。
 テントの中は身動きがとりにくく、楽な姿勢を確保するのが難しかったですが、案外暖かく、非日常を楽しむと思えば、テント泊も楽しく感じました。 お茶を飲みながら、いろいろお話を聞かせていただいた後、天気図を書いてみる努力をしました。
各地の天気等はなんとか記入できても、等圧線を書きいれるのは難しく、そこから明日の天気を予測するとなると・・・・まだまだ修行が必要だと感じました。浅田さんは天気図が書けるようになるためにかなり練習されたようにおっしゃっていたので、それを見習って地道に練習していこうと思いました。
 夕食後、隣のテントにお邪魔し、いろんなお話を聞かせていただき、21時ごろ、就寝。 段取りが悪いうえ、なにかとスローなので、みなさんがチャッチャと就寝される中、バタバタと寝袋に潜ったため、頭までちゃんと!?寝袋をかぶることができず、そのまま寝たので顔が冷たかったです。



3月11日(日)
 朝、5時に起床し、周りの方の見よう見まねで準備をしましたが、要領を得ず自分のことだけで手いっぱい。やっぱりテントの後片付けもあまり役に立てませんでした。
 また、食事については、前回テント泊に参加された受講生の方より「アルファ米がよかった。朝の準備に時間がかかるから、作るのに時間がかかっても大丈夫。」
と聞いていたので、そう考えていたのですが、時間のかからないものも準備する必要があるのだなと実感しました。
 7時、テント等をザックに詰め込み、武奈ヶ岳の山頂を目指しました。
途中、順番にラッセルを体験させていただきましたが、歩き方の基本ができていない私は、人の数倍雪に足を取られ、全く前に進めませんでした。前の人が歩いたところを歩いているつもりなのですが、踏みぬいてしまうというのでしょうか?身動きが取れなくなり、せっかく作っていただいた階段も崩してしまうありさまで、講師の先生、受講生の皆さまに多大なご迷惑をおかけしました。こうなってしまうのは、「素直に足を置いていないから」とのこと。基本の大切さを身にしみて感じました。
 雪に埋もれ人一倍体力を使ったからか? 武奈ヶ岳山頂に着いた時には若干吐き気がしましたが、晴れ渡った景色に救われました。
 半雪洞を掘る体験をさせていただいてから、下山。
 今回も講師の先生方、受講生の皆さんに大変ご迷惑と、お世話をおかけしましたが、無事にテント泊を終えることができました。ありがとうございました。 (網岡さん、何度も雪の中から救出していただき、ありがとうございました。)なかなか教えていただいたことが身についていませんが、いろんなことを体験させていただくことで、基本の大切さや新たな気づき、課題等感じさせていただいています。 今後とも根気よくご指導いただけたらと思います。よろしくお願いします。
( 報告  塚本 )


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