初級登山学校実技9・10

「岩登り」 金毘羅山

山行日 実習9  2012年4月15日(日)
実習10 2012年4月22日(日)
参加者 初級登山学校10期受講生
講師  実習9  坪山芳樹さん、奥西一博さん、網岡国江さん、浅田美智子さん
           大塚さん、石田さん
     実習10 坪山芳樹さん、奥西一博さん、網岡修さん、網岡国江さん
           大塚さん、干場さん

  4月15日(日)晴れ
 江文神社に9時集合。ハーネスの装着等準備をし、その後準備体操。
 手足をしっかりストレッチするように言われました。
 午前中、(Y懸尾根の?)取り付きのところで、プルージック(←名前合っていますか?)で確保しながら、ザックを背負わず、空身で岩を登り降りする練習をしました。
 「ロープを巻きつけているだけで本当に大丈夫?」と不安でいっぱい、登ることに必死になりすぎて、プルージックの存在をしょっちゅう忘れ、安全確保というより引っ張られて「びっくりする!」ということになっていました。
 小股で登るように教えていただきましたが、小さなスタンス(←名前合っていますか?)に乗れるなんて信じきれないため、できるだけ大きなスタンスを探し、結果、大股になりすぎて動けなかったり、膝をついて上がってしまったり・・・また降りる時も、立った姿勢で下を確認するだけでなかなかしゃがみこんで下を確認することができず、足を置くスタンスを見つけても、いざ足を置く時には、なぜか無意識に岩のほうに向いてしまって、スタンスを足で探っている始末・・・
 講師の先生や受講生の方々に大切なこと、注意すること等声をかけていただきながら、一つひとつ気をつけて練習をしました。
 ゆっくり体重を移動させながら足で登ること、つま先だけでもきちんとかかれば登れるということ、手の位置は下にすること、しゃがんで確認することで次に足を置くところが見つけやすくなること・・・など、教えていただいたことを「なるほどなぁ〜」とほんの少し感じることができた気がします。(まだまだきちんとできないのですが・・・)
 午後からは、ザックを担ぎ、Y懸尾根まで(?)登りました。ザックを担いだだけで、午前中何度か上り下りした岩場も「さっきまでどうやって登っていたのだろう?」と思うくらい感覚が異なりました。
 「落ちたくない!」その一心で、尾根まであがったので、途中のことはあまり記憶がありませんが、岩場の上から(←もちろん登りきった安全なところ)眺める春うららの大原の里にほっと心がいやされました。
  尾根からは谷をくだり、江文神社まで帰りました。
4月22日(日)雨
 大荒れの天気になるという予報・・・中止のメールが入っていないかと何度もチェックしましたが、期待空しく!?実習は実施。(^^;
 家を出る時はまだ雨が落ちて来ていませんでしたが、バスに乗っている頃から雨が降り出し、バス停近くのお店の軒先でカッパを着、江文神社に(9時集合)。準備をして、取り付きのところに移動。雪上テント泊のときの班に分かれ、2班はトップロープでの岩場の登り降りの練習し、1班は谷を登ることになりました。
 私の班は、まず谷を尾根まで登ることになり、初めてトップを歩かせていただきました。1週間前に下ってきた道を登るだけのはずなのですが、ルートがよくわからず、こちらかなと選んだ道はことごとくハズレ!の悪路で、振り返ってはもっと歩きやすい道があったことに気づくと言う始末・・・なんとかかんとか尾根まで登りました。
尾根では突風が吹いていて、じっとしているとすぐに寒くなってきたので、ほんの少しだけ休んでからもとの谷を下りました。よく踏まれている踏み跡を見つけながら下るように教えていただきましたが、「あの道だ!」と思っても近づけばどの道だったか見失い、さっき登ってきた道さえもわからず、やっぱり歩きにくいところばかり選んで降りて来てしまったように思います。
普段いかに何も考えずに歩いているのかがわかりました。
取り付き場に戻り、トップロープでの登り降りの練習をしました(2コースを各2回)。下でしっかり確保してくださっているので、怖いとはいえ、少し安心して(?)登ることができました。少しずつ小さなスタンスにも乗れるようになってきたような気がするのですが、トップロープに時にひっぱりあげられるような感覚で登ったりもしていたので、3点確保&トップロープの4点確保だからなんとかなっているだけのような気もして、やはり、まだまだ不安がつきません。
天候が悪かったため、実習はお昼過ぎに終わりました。

悪天候にもかかわらず、私たち受講生のために指導していただいた講師の先生方には感謝、感謝の一言につきます。
「中止になったらいいのになぁ〜」なんてお祈りしていて、ごめんなさい。
ありがとうございます。

実習の翌日は全身打撲のような体のだるさ・・・・・技術の無さはもちろんのこと、まだまだ筋力の無さ、体力の無さの証拠。「実習だけをやっているだけじゃ、全然足りないよ」と言われていた言葉の意味を痛いほど感じています。(「今頃、何言ってるねん!」って怒られそうですが。がんばってつま先で階段登ります♪)
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なにもかも落ちこぼれている私は、必死のパッチで実習を受けているので、写真を撮る余裕がありません。 ごめんなさい。

注:金毘羅山で練習している場所がなんという名称なのか?よくわかっていません。周りの方々の会話から、こう呼ばれているのかなぁと推測して書いていますので、もしかしたら正しくないかもしれません。ごめんなさい、ご了承ください。

(報告:塚本晃子)


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