北アルプス 蝶ヶ岳・常念岳・大天井岳

山行日 2012年9月16日(日) 〜 19日(水)
参加者 CL(奥西)、SL.記録(佐竹)、SL.記録(中塚)、会計(那波)、運転(猪飼)、渉外(川野)SL.記録(福島)
報告
 9月16日(日) 上高地へ
15:00 京都出発
21:00 沢渡 茶嵐駐車場着 仮眠

 9月17日(月)  蝶ヶ岳登頂
 5:30 タクシーにて駐車場出発
 5:45 上高地着 10分後出発
 6:50 明神着 10分休憩


河童橋                          長塀山山頂

 7:50 徳沢着
 8:10 徳沢出発 ここまでは平坦な道。朝の心地よい散策路に気分も爽快。連休を山で過ごした帰路の人に多く出会う。みなさんいい顔!若者も多くて嬉しくなる。
いよいよ長塀尾根。展望のない樹林帯をひたすら登る。「嫌な登り」とか「辛い登り」とか聞いていたので覚悟していたが約1時間毎、3回の休憩で
11:30 に長塀山(2564,9M)に到着。9月も半ばでそう暑くもなくあっけなく到着した感じ。
11:45 に出発をして


蝶ヶ岳山頂
山頂付近はなだらかな高原の雰囲気
はるか下に、安曇野の風景が見える。


12:55 に蝶ヶ岳(2677M)山頂着。 山頂近く視界が開けると素晴しい北アルプスの絶景が飛び込んできた。槍から穂高の山々が秋空の下に広がっている。歓声を上げながらその雄大さに酔いしれる。台風の影響か雲の流れは速く、山々の頂を隠しては現し隠しては現し同じ姿を見せない様は山々をより神秘的に魅了する。
いつまでいても飽きないが、まずは小屋に行こうと言うことで、5分下って
13:20 蝶ヶ岳ヒュッテに到着。 男性はすぐさまお決まりの宴会へ。女性は着替えて合流。平日なので小屋は空いている。


明日登る常念岳をバックに
写真左手に小屋の屋根が見える。

5時の夕食までたっぷりとあり、宴会後は外へ。いい天気だが風は強くなっていてダウンを着て暮れなずむ穂高や槍をこころゆくまで楽しむ。さすが奥穂の山頂は雲が切れることなく雄姿を見せている。東には安曇野の田園風景や町が広がっていた。
                                                    (福島 記)

 9月18日(火)   常念岳登頂
 6:30 蝶が岳ヒュッテ発。寒く、小雨予報なので合羽を着て歩く。
赤・黄の低木、枯れたのや紅葉したのが混ざってある。
 6:55 横尾との分岐、通過。風がきついが見晴らしは良い。 
蝶槍通過。
槍ヶ岳を左に見ながら、下る。



 7:35 休憩。衣服調節。太陽の日が射してくる。
アザミやリンドウの花が見られる。でももう終わりだ。 
 8:25 休憩
 8:55 コル通過。岩ゴロゴロの下り。
 9:15 休憩 赤マークを見ながら、ゴロゴロした岩場を登る。
左に曲がりこむ所を、古い赤マークで岩の上に来てしまい岩場を、気をつけながら、下る。
10:10 休憩。う〜ん、気をつけないと、道を誤る。大きい山は、道がしっかりしているとの思いは、軽率だった。
11:25 常念岳頂上、到着。記念写真を撮る。小さな祠もあった。
周りは360度の展望、皆、思い思いに撮影する。休憩。


常念岳2857m  岩の積み重なった狭い頂上

11:40 常念岳、出発。後半戦だ。
12:40 常念小屋、着。休憩。女性はトイレをすます。 山の尾根、左側を登っていく。
13:45 休憩。 向かい風がきつい。途中、猿が3匹、道を渡る。
14:50 東天井岳下、標識あり。
15:00 最後の休憩。あと一息だ。
15:50 大天荘到着。 休憩含め9時間20分の山行、完了。よく歩いた。ゆっくりペースで、だいぶ時間オーバーだろうと思っていたが、4時前に小屋に着けた。良かった。小雨も覚悟していたが、雨にも降られず、槍が岳や穂高連峰を見ながらの歩きは、最高だった。                                           (記録 佐竹)


穂高連峰の稜線バックに、左の尖ったピークが前穂高岳、
その右が奥穂高岳

 9月19日(水) 大天荘〜中房温泉
ザーザーと屋根を打つ音は小さくなったものの、前夜からの雨は朝になっても止まない。6:00は●、9:00には◎という予報を信じて出発の用意をする。


大天井岳(2921.9m)

 6:20 空身で大天井岳へ。
 6:30 大天井岳(2921.9m)頂上着。展望なし。写真撮影後すぐ下山。
 6:45 大天荘までもどり、荷物を持って出発。雨は小降りになってきたが、まだカッパは必要だ。ピンク、赤、黒、黄、青の列になる。
少し下った所で、ライチョウが2羽姿を現す。「山でライチョウに会うのは、二回目や。」とNさん感激。もう、少し白い冬毛になっている。
 7:10 切通岩。ここから表銀座の逆コースになるが、周りはガスでな〜んも見えない。今日初めての対向者を先導するようにライチョウが1羽歩いて来る。
コマクサのお花畑は葉っぱのかたまりが・・・・・・・だけれど、ちょっぴりピンク色も残っていて、静かに雨に濡れていた。
 8:45 大下りの頭。(夏は)お花畑の草むらにライチョウ3羽。ぜんぜん恐れる様子もなく、路に寄って来る。おかげで、至近距離での撮影に成功。
 9:05 「カエルが口を開けているように見える。」蛙岩。路は、大きな岩の間を抜けて進む。「ここ、写真に出ていたなあ。」と私達も立ち止まってモデルになる。


表銀座を燕山荘に向けて歩く
切通岩、為右衛門吊岩、蛙(けえろ)など、奇岩が林立しているところがある。

 9:45 燕山荘着。槍も燕も霧の中、小屋周辺には誰もいない。と思っていたらここまでピストンだという若者が一人上ってきた。燕岳往復は止めて、すぐ下ることにする。合戦尾根からは、さすが人気コース、こんな天気でも多くの(今昔)山ガール・山ボーイとすれ違う。
10:45 合戦小屋。もう終了かなと思っていたスイカを発見。半分こして食べる。
Mさんは、温かいコーンスープを注文。(インスタントの粉ではなかったよ。)
11:50 第3ベンチ。
13:15 中房温泉到着。さすが北アルプス3大急登 標高差1350メートルは足に堪えた。
15:00 市営第1駐車場に回してもらっていた奥西車に乗り込み、有明荘の貸切温泉でゆったり汗を流して帰途につく。

 天気予報(安曇野地方)は外れて、終日カッパ着用・傘使用、霧雨のカーテンの中の縦走となったが、前2日間好天に恵まれ槍・穂〜乗鞍の大パノラマを満喫した私達は、自分のモニターを確かめながら歩くことができた。きっと、それぞれに次のコースが予定されていることだろう。
                                                記録 中塚 陽子


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