朽木 白倉岳 |
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山行日 | 2012年10月14日(日) |
参加者 | 奥西(CL・運転)、中塚光(SL・記録)、伊賀(会計) 計3名 |
報 告 | |
6:30 | 奥西車、自宅出発。その後、参加者2名を順次ピックアップし白倉岳に向かう。 |
8:10 | 朽木の村井バス停(210m)を経て安曇川対岸の空地に到着。 |
8:35 | 読図による白倉岳一帯の地形を把握し、コンパスの使用法を確認してから出発。 |
8:40 | お寺の横の登山道から入いる。標識や案内板は見当たらない。 |
9:00 | 松本地蔵(440m)。ここまでの道は広く、林道のような感じ。松本地蔵のお堂は2枚の引き戸があり意外と大きい。(戸が閉まっていたので、祭られているお地蔵様を拝まずにやり過ごした。)ここから右手に登山道がついていて、“白倉岳”の方向を示す標識が立っている。左手側には下から急斜面の道がついている。これが村井から上がる元もとの登山道らしい。この先、道は細くなるがはっきりとしていて歩きやすい。 |
10:20 | 大スギ(757m)。小休止。尾根を歩き続け、空間が少し開けた緩やかな斜面に1本の大きなスギが直立している。太い幹と高さは貫禄十分。 |
10:45 | 白倉岳、桑野橋・大彦峠への分岐点。ここまでで歩いてきたなかで一番しっかりした標識である。 |
10:54 | 烏帽子岳(916m)。周りは雑木で展望は無い。 |
11:18 | 白倉岳(949.9m)。 後にも先にも今日の山行で唯一の人(男性)に出会う。写真撮影や食事を兼ねて40分もの休憩。 |
12:15 | 白倉中岳(940m)。樹齢400年を越す巨大スギに対面(写真4、468)。先の大スギの端正さとは全く異なる姿で、超然と大きく根を下ろし、人をも包み込むような圧倒的な生命(いのち)を感じる。白倉岳頂上よりもずっと広い空間が、さらに気持ちを和ませてくれる。 白倉中岳を越えてから落葉広葉樹ブナの自然林の中を歩いていると、何かゆったりとした気持ちになる。 |
12:35 | 白倉南岳(941m)。ここからは左手前方に武奈ガ岳(1214m)がはっきりと眺望できる。 白倉南岳を少し下ってから、もう一度僅かに登る。その後は尾根に沿ってひたすら樹林の中を下る。展望はあまりない。 |
13:30 | 小休止。標高550m付近か。この先は急坂が続く。 |
14:00 | 安曇川左岸の栃生口に出る。脇に『白倉連峰登山道』の標識が立てられている。ここからは一般道路を歩く。向こうから1台の車が近づき、運転手が声を掛けてくれる。よくよく見ると白倉岳で会った男性。 |
14:36 14:42 |
『白倉岳登山口』の標識地点を通過。(写真5、475)道路から見える登山道は非常にはっきりしてる。これが松本地蔵で見た急傾斜の登山道につながっているらしい。 駐車場着。 |
感想 |
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今年の4月に計画されていた白倉岳山行は雨で中止になった。再度予定表に載せられたものの“10月の集い”時点では参加希望者はなかった(私も含めて)。その後、奥西さんが急遽リーダーになって参加者を集い、僅か3人、されど3人で実施の運びとなった。少人数での山行はお互いの動きが手に取るように把握でき、行動に小回りが利き、非常に動きやすい。また、会話も共有できる。 松本地蔵を過ぎてから、奥西さんの腰からチリンチリンと熊避けベルの軽快な音が奏りだした。(後日テレビのニュースでは、「この秋、滋賀県地方は例年に比べてシイやブナの実が極端に少なく、熊が山里に下りている。」と報道していた。) 大スギを越えて烏帽子峠あたりまで、周囲に沢山のシバ栗が落ちている。今日は栗拾いではないので我慢する。伊賀さんがイガの着いた小枝を1本手にされた。渋染の材料になるという。 白倉岳を発って白倉中岳に向かおうとする際、先頭の私がコースを間違え、すぐ引き返す羽目に。地図とコンパスを取り出し進行方向を確認して歩き出すと、木の枝に結び付けられた赤い紐が眼に止まる。改めて注意不足であったことを認識する。 天気もよく、登山道も乾燥していたからか、心配していた蛭の姿はどこにも見当たらず安心して歩けた。 今回のコースの特徴は、@白倉中岳にある樹齢400年を越す巨大スギ(これを見たさに山行に加わった。)、A白倉中岳から白倉南岳の間にあるブナの自然林、B白倉南岳から見える武奈ガ岳、と思う。 前日の山行に続いてCLと車の運転をしていただいた奥西さんに感謝。 |