九州 − 由布岳・涌蓋山・祖母山

山行日 2012年11月13日(火)〜18日(日)
参加者 CL:奥西 SL:記録=中塚陽、松山・福島 佐竹 土岡(運転) 猪飼
荻野晃 那波(会計)の9名


由布岳 上部は岩稜帯 双耳峰

日 程
13日(火) 15:00 近鉄大久保駅集合・出発
16:00 過ぎ 大阪南港コスモフェリ―ターミナル
      急な雷雨で、15分ほど車から出られず待機。
19:05 出発
14日(水) 7:00頃 大分県 別府観光港着  由布岳 登山   農家民宿「おわて」泊
15日(木) 涌蓋山・一目山登山 「ほしこがイン尾平」泊
16日(金) 祖母山登山「ほしこがイン尾平」泊
17日(土) 雨のため傾山登山は中止 原尻の滝・岡城址・稲積水中鍾乳洞見学
19:00頃のフェリーに乗り 大阪南港へ
18日(日) 朝7時30分過ぎに大阪南港コスモフェリーターミナル着

一目山の下りから見たみそこぶし山(手前)と涌蓋山 この山はなだらかな山 祖母山 右から2つ目のピーク 上部は岩稜帯



由布岳 1583m



由布岳東峰頂上

山行日 2012年11月14日(水)
別府港から温泉街を抜けて由布岳へ向かう。「前回は、初日から雨やったなあ。」とおしゃべりで盛り上がっていた時、Hさんが前方の山を見上げ、「あれ、雪と違う?白いで!」「あっ、ホント白いわ。」「えっ、雪?」「九州で?」鶴見岳も由布岳もお山の上は、雪。
 7:50 由布岳登山口駐車場着。車は、他に1台だけ。
 8:15 寒さ対策をして、登山口出発。しばらく進むと、カメラマンと一緒のかわいい女性が寄ってきてマイクを向けられた。「○○テレビですが、今から登られるのですか?こんな天気になると思っていましたか?」とインタビュー。
分岐点を右にとり、東登山口方面に向かう。樹林帯に入って風がなくなり、暑いので、衣服調整をする。回りに転がっている石が大小どれも緑のコケで覆われており、今までとちょっと変わった雰囲気がする。
 8:40 鹿の群れが上方に。赤や黄色の木の葉は所々残っているが、ほとんど落ちていて、登山道はふかふかの落ち葉の道。
 9:25 日向岳分岐。ここから東登山道を上る。道の陰や木の枝に少しずつ残っていた雪が上るにつれて増えてくる。最初の大きい岩場は、岩も鎖も雪に覆われていた。「エエッ。」 雪を除け、鎖をつかむと、「つめた〜い。」
その上、隙間に身体が閊えて動きにくい。無雪の状態とは、ずいぶん違う。そんな岩場を二箇所、無事通過。ほっとした時、白い木々の上空に青空が広がる。すかさず、記念撮影。(つかの間でした。)
12:20 東峰着。寒いので、写真を撮ってすぐ、下山。(こんな寒い所にネズミがいるのをOさんが目撃。)雪ですべりそうなので、慎重に下る。
12:40 マタエ着。西峰には行かないで下山する。こちら側は雪が少なく、下る人も、まだ登って来る人もいる。合野越からは、再び、落ち葉のふかふかの道になる。
13:20 駐車場着。車は20台程に増えていた。




厳しい岩稜帯を過ぎ、あと少しで頂上。写真ではわからないが、雪で真っ白な樹木の中の岩場を登る。
由布院で由布岳を見ながら温泉に入り、期待の民宿「おわて」に到着。Nさんが「天気予報で祖母山の気温は、−7℃だった。」と話していたけれど、「おわて」も寒い。ストーブを焚き、大きい火鉢に炭を入れ、布団の中には、湯たんぽを入れて暖めてもらった。お茶受けのできたてお団子はとても美味しい。もちろん、野菜中心の夕食もうわさ通りで、テーブルいっぱいに並んだ料理は、ほぼ完食。特に好評だったのは、鴨肉のさしみと焼き肉・コンニャクのさしみ。持ち込みのお酒もずいぶん進む。「おわて」は、らくなん山の会推奨の宿です。
そして、夕食後は毎晩遅くまで囲碁サークルの強化合宿が行われていたことを報告しておきます。   
 記録:中塚



涌蓋山わいたさん 1500m



涌蓋山頂上

山行日 11月15日(木) 晴れ 曇り あられ 雪
 8:00 過ぎ? 宿泊場所「おわて」を出る。チョット迷い時間を取ってしまった。
 8:40 ひぜん湯登山口 小さな有料駐車場に車を止め歩きだす。
結構寒い コンクリートの小さい橋を渡る 広場になっている 以前はここに ひぜん湯温泉が有ったとか 3年前の大水害で流れ今は跡かたもなかった。この地には大岳地熱発電所と八丁原地熱発電所が有る。最近なにかの本で読んだのだが 日本は火山大国・地震大国・当然温泉も豊富 原発に代わる自然エネルギーとして地熱発電!と言う説も! 日本の技術は世界一と他の国の地熱発電所から評価されているとか。チョット記録からそれましたすみません。今日も山は白く雪模様 本当に九州?
 9:30 ここまで樹林滞を緩やかに登る 何度か林道に出る。
 車も入って来ている 車でこれるの?背丈の有るすすきの藪こぎを抜けてミソコブシ山から一目山方面の分岐に出る。
10:00 女岳ガスで視界が無く頂上なのかと勘違い すっかり冬の山 長く伸びたえびの尻尾 すすきは凍り穂先を重たそうに垂れる。木々はすっぽり樹氷時々ぽっと浮かび上がる景色は幻想的 一足お先に冬の山を堪能しました。
10:50 涌蓋山頂上着 ガスの為頂上を確認するものが分からず祠もあるし 時間からしてもここだ!なんていいながら写真を採る寒くてじっとしていられない。下山、その時大きな立派な字で書かれた標識を見る 9人全員が見落としたとは なんと困ったもんだ。
12:05 下りに見せる姿は又綺麗で 思わず写真を取ってしまうリーダーから 写真タイム無しの声 そう今日は 移動日のんびりしていると日が暮れる。チョット急ぐ。
12:23 ミソコブシ山を通過ここへ来ると雪は無く 振り返ると涌蓋山が格好良く見える 牧場の中を横切り一目山に向かう 風車が立ち並び未来エネルギーの縮図の様 牧場をぐるっと巻くように歩き一旦作業道に下り再度一目山に登る。

ミゾコブシ山を通過、後に涌蓋山 一目山頂上

13:20 一目山頂上 風がきつい 少しの休憩を取り下る。
14:30 ひぜん湯駐車場 全員元気に楽しく歩きました。前回のリベンジの山なので クリアーでき達成感良。明日の登山口尾平まで 車を飛ばす 静かな山あいの村は日本の秋その風景です どんどん山の中へ 目指す祖母山は白い
16:30 尾平の宿泊地へ無事到着しました。 奥西さん 土岡さん 運転お疲れ様でした。
報告:松山



祖母山 1756.4m


祖母山頂上

山行日 2012年11月16日(金)
祖母山周遊をしたかったが、黒金山尾根コースが前日、前々日の冷え込みによる雪や凍結で今メンバーでは危険との判断。宮原コースのピストンとなる。それでも7時間半の歩行時間。なるべく早く出発しようと前夜確認。
朝食をお弁当にしてもらって明るくなると同時に出発予定だったが、準備ができてもまだ薄暗かったので宿で食べて出発。
この地は鉱山跡。昔は3千人以上もの人口があったという。今は3人。
 「ほしこがイン尾平」この宿は元小学校。立派な建物だが、宿泊者減で、11月24日には閉鎖。残念!
報 告
 6:50 宿出発 いいお天気になりそうでウキウキ足どりも軽い。
 7:00 登山口着 標高600M  登山口に近い宿はありがたい。
 7:20 衣服調整。早くも1枚になる人も。
 7:45 標高800M休憩 朝からこんなにいいお天気は久しぶりで気持ちがいい。
 8:05 標高900m 山裾の紅葉がきれい。
 8:20 標高1,000M たまに残る色づいた葉に朝日が当たり愛おしいほど美しい。
 8:30 標高1.100M 休憩 1,200mを超えたころから雪が道端に見られる。
 9:25 標高1.402m 宮原(みやのはる)休憩。尾根に出る。今日は長丁場なのでゆっくり落ち着いて・・・と思っていたが標準タイムより25分も早い。急な登りがあってもしばらくするとなだらかな尾根道、そしてまた急な登りがあってまた尾根道、と歩きやすいコースで楽に来られた。この頃には雪がしっかり積もっていてその上にさっきまで木々にくっ付いていたであろうエビのしっぽがパラパラと落ちていてきらきらと輝き何とも美しい。今日も嬉しいサプライズ。
10:30 標高1,655m 祖母山九合目小屋 トイレ休憩をして山頂に向かう。
11:10 祖母山山頂着(1756.4m)360度の展望とおだやかなお天気に30分近くも心満ちるまで休憩をして下山。祖母山は、大分、宮崎、熊本にまたがる山なので、阿蘇はもちろんのこと久住、遠くには由布岳、国見岳までも見える。明日お天気なら登る予定の傾山も岩峰を見せている。
15:25 登山口着。

右から3つ目の頂が祖母山頂<教訓> 九合目小屋近くの登りで、日陰の丸木橋が凍っていた。怖がりの福島は、そっと右足を置いたがツルッと滑った!「松山さん、先頭変わって!」と言おうとしたその時だった。思わずしゃがみこんで「四つ這いで行きます!」。幸い短い橋だったので左手は岩の木(草?)を掴んで右手がすぐ橋の端にしっかりかけられ無事通過・・・怖かった!! 後ろから見ている人の方が怖かったらしい。ツルツルに凍った丸木橋の上の四つ這いなど少しでもバランスを崩したら何の支えも無く落ちるしかない。ま、落ちたら死ぬか大怪我? 後の人は、横の岩を使って通過。
危険に直面した時、いくつかの選択肢が描け最も安全な策が採れること、またその技量を身につけておくこと、またベテランに回避方法を教えてもらうことも大切だと思った。帰路は氷もほぼ解けていたが、練習も兼ねて一人ずつロープを使っての下山。ここでも、各自シュリンゲとカラビナを持っていたらもっとスムーズに時間短縮できたのにほとんど持参していなくて反省。すみません。奥西さんに頼りっぱなしでした。
みなさん、何があるかわからないのが山です。必ず持って行きましょう。
報告:福島



「原尻の滝」「岡城跡」「稲積水中鍾乳洞」観光

山行日 2012年11月17日(土) 雨
翌日(17日)は予報通り朝から雨。傾山は次回リベンジです。





「原尻の滝」
(日本のナイアガラ?)







「岡城跡(国指定史跡・・・瀧廉太郎作曲「荒城の月」の舞台)」




「稲積水中鍾乳洞」を見学して『うなぎ』を食べて別府港へ。山に行けなくても密度濃い楽しい一日でした。
土岡さん、奥西さん長距離安全運転本当にありがとうございました。
報告:福島


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