夏山トレーニング

北比良周回 堂満岳 1054m



山行日 2013年 7月 7日(日)
天 候 午前中 曇り、午後 晴れ。風は殆ど無し
参加者 網岡修(CL・運転)、福島(SL)、佐竹(SL)、吉岡(写真)、小泉
中塚光(記録)、 計6名
記 録
 7:00 近鉄大久保駅に集合、出発
 8:10 比良の大山口手前の空地に駐車。
  
      武奈ヶ岳(北比良峠から)
 8:25 出発
 8:38 大山口に到着し、右側の登山道ダケ道を登りだす。
 9:30 カモシカ台を通過
10:35 北比良峠に到着。武奈ケ岳がよく見える。集合写真を撮ったのち、昼食を兼ねて休憩。
11:00 出発。
11:30 金糞峠に到着。
 
 堂満岳                       金糞峠
12:20 堂満岳に到着。南側斜面にヤマボウシの花が咲いている。
途中、コアジサイの花も楽しめ、打見山や蓬莱山もくっきりと展望できる。
14:13 イン谷口に到着、小休止。
14:30 車が待つ空地に戻る。

ヤマボウシ(堂満岳にて)

【感想】
 とにかく暑かった。皆がタオルを首に巻いて歩き出す。少し歩くだけで汗が顔、胸、背中から絶え間なく吹き出てくる。頭こそぼーっとはならないが、水分と風が無性に恋しい。   蒸し暑く、ところどころの尾根筋辺りで申し訳程度に、それも思い出したように僅かに風が吹く程度。北比良峠での休憩時に、網岡リーダーから提案された複数の下山コースは、堂満岳を経てイン谷口に出る経路に即決。この暑さながらも体調不良を訴える人もなく、時間の余裕もあり、天気の崩れる気配もなく、誰もがこのコースを歩きたいということで。この天候の下、今日のコースを元気に歩き通したことで、8月の奥穂高岳集中には全員が問題なく参加できると、合格判定が下りた。北比良峠を出発してすぐに、堂満岳方面から来る若い2人連れに出会う。その一人が、「ここはどこでしょうか。八雲が原へはどう行けばよいのでしょうか。」と我々のパーティに尋ねてくる。服装はそれなりの格好をしているが、地図を携帯せず、ナビを頼りに歩いているという。網岡さんが思わず手持ちの余った地図を一部提供された。若い人がどんどん山に登るのは嬉しいけれど、何か少し違うのではと思う。
北比良峠に着いて間もなく、忘れていた昔の記憶がするするっと出てきた。高校2年の夏休みに蝶の好きな友人と2人でここ比良に来たことがある。国土地理院等の地図は持たず、観光用のパンフレットを頼りに気楽な気分で蝶を採集しながら運動靴で登ったことを思い出した。その時、友人曰く「裏山コースはやっぱり蝶が多いなあ。」と。下山にはロープウェイとリフトを利用したものの、装備らしい装備も身に着けず、今思い返すと気楽なものであった。母も呑気なもので、御握りを手渡し「気を付けて行きや。」と声をかけるに留まった。

【感想】
 「夏山トレ」は「根性トレ」「忍耐トレ」「酷暑トレ」「鬼トレ」「残酷トレ」「その他い〜ッパイの嫌トレ」というイメージで今まで参加しませんでした。
 私の知っている夏山は、真っ青な夏空に白い雲が湧き、お花畑の可憐な花々を爽やかな風が優しくゆらす・・・。3千M級の青い山々が深く遠く続く・・・あ〜 これぞ夏山! もちろん上りは暑いし、しんどいけれど素晴しいご褒美が待っているのが「夏山」なのです。要はトレーニングが嫌いなだけ?
 でも今回は何となく夏の比良に行ってみたいと思いました。そして行ってよかった!千Mでも夏山はよかった!暑いだけではありませんでした。しんどいだけでもありませんでした。北比良峠のさわやかな草原でのお昼、堂満岳への尾根筋から見える琵琶湖のゆったりとした姿、小さい花々、鳥の声、時おり吹く風、い〜っぱいのご褒美をもらいました。ありがとうございました。  福島 緑



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