グルメ カニ山行 | |
高竜寺ヶ岳山頂 |
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山行日 | 2014年1月18日(土)〜19日(日) |
参加者 | 奥西(CL・運転)、土岡、荻野晃、屋根谷克(SL)、中塚陽(会計)、竹田(SL・運転)、屋根谷邦(救護)、吉田(渉外)、伊賀(記録)、中塚光(記録) 計10名 |
行 程 | 18日 大久保駅⇒大成登山口 ⇒羽衣茶屋⇒磯砂山⇒大成登山口⇒民宿 19日 たんたんトンネル手前登山口⇒休み岩⇒尉ヶ畑峠⇒高竜寺ヶ岳⇒登山口⇒京都 |
記 録 | |
1月18日(土) 天気・・・曇り・雪 報告:伊賀 | |
7:30 | 大久保駅集合。奥西号、竹田号2台で出発 |
8:30 | トイレ休憩 |
9:40 | 大成登山口に到着。各自準備体操、出発準備をする。足首から雪が入らないようにカッパの上からスパッツを着ける。 |
10:00 | 出発。50cm位の積雪の林道を屋根谷克さんを先頭に、ワカンはリュックと共に担ぎ、順番に交替しながらラッセルする。新雪の上に丸い小さな鹿の足跡、遠くで鹿の声を聞く。 |
まだワカンを着けずに 羽衣茶屋 |
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11:20 | 羽衣茶屋に到着、小休憩。ここから先の山道は少し勾配がきつくなり、ラッセルの交代が早くなる。 |
12:20 | 『登山口 山頂まで1,010段』の標地点に到着。少し開けた場所になっていて、小休憩。ここで奥西さんから使い方を説明をしてもらいながらワカンを着ける。(歩き方は平行に足を置いて歩く。雪に足が深く入った足を抜く時はおいらん歩きをする。) 実演してもらった後に出発。山頂までの石段は、雪に埋まっている。天気が悪く、周りは何も見えず黙々と歩く。ワカンを着けると足にもう一つ大きな靴を履いているようで、足元に神経を集中しなければ自分のワカンを踏んで転んだりも。 |
山頂まで1,010段、ワカンを着ける 磯砂山山頂 |
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13:25 | 磯砂山の山頂に到着(661m)。雪が横から降ってきて、視界ゼロと感じる程の空模様にもなる。案内板を見ながら、晴れていれば素晴らしい景色だろうと想像する。集合写真を撮る。 |
13:40 | 来た踏み跡を辿って下山 |
15:00 | 大成登山口に到着 |
16:00 | 民宿『夕日館』に到着。夕日館の前は波の高い日本海が広がる。 |
18:00 | カニのフルコースで楽しい宴会 |
【感想】 | 雪が何もかも包み込み、白一色の山は静かで美しく、感動しました。初体験のワカンを着けての歩きは難しく、皆さんについて歩けてよかった。美味しいカニも沢山食べ、満足の山行でした。 皆さんありがとうございました。 |
1月19日(日) 天気…雪のち曇り 報告:中塚光 | |
7:30 | 朝食 |
8:35 | 今日も山は雪になることを予想して、全員がスパッツ着装の合羽姿。小雪が降る中、民宿『夕日館』を出発。宿の人が、「こんな日に山に登るのか」と驚きながらも、「気をつけて」と見送ってくれる。 |
9:15 | 久美浜の町を通り抜け、たんたんトンネルの手前の小さな駐車場に到着 。他に車はない。高竜寺ヶ岳への登山道は昨夜の雪で真っ白。出鼻を挫くかのように激しく雪が降り出し、この天候が続くようであれば山頂まで辿り着けそうもないとの思いがよぎる。奥西さんの「兎も角、行けるところまで行こう。」の一声で、ワカンを着け、ザックにカバーを掛ける等、準備を整え出発。 |
トンネル手前の登山口 丸木橋を渡って登山道にはいる |
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9:40 | 今日も屋根谷克さんが先頭に立ち、元気よくラッセル。 |
10:40 | “休み石”を通過。2段の石であるが雪で殆ど埋まり、ストックで雪をかき分けてその姿を知ることができる、幅約1m。説明や予備知識がなければ、気に留めることなく通り過ごしてしまう。この先、尉ガ畑峠を少し進んだところで小休止。 |
11:35 | 『山頂入口、山頂まで45分』の標識。ここからの斜面は、今までで一番の急登で、雪も深い。先頭を奥西さんの強力ラッセルに交代する。斜面が少し緩くなりだした辺りで元の順番に戻った。 雪はまだ止まない。尾根に出ると右手(北)からの風を受け、頬が冷たい。僕の2人前を進む荻野さんの落とした手袋が風にあおられ、コロコロと雪の上を転がりだす。後ろを歩く土岡さんが拾おうとしたが、無常にもそのまま左の谷に落ちていった。幸いにも荻野さんは予備の手袋を持っておられたので良かったのだが、もしそれがなければと思うと・・・。 この先を更に進んだ辺りで、道は狭く少し登りにくくなり、ラッセルの速さがガクンと落ちる。この調子では頂上に辿り着くのが遅くなりそうなので、再び奥西さんが先頭に出てラッセル。たちまち進む速さが増し、急いでその後を追いかける。 12:45 高竜寺ガ岳山頂に到着。大変な思いでラッセルをした甲斐があった。雪も止み、360度を見渡せる。昨日登った磯砂山もそこに見える。頂上に立つ休憩所(屋根付き)ベンチは雪ですっぽりと覆われている。すがすがしい気分で集合写真をを撮る。 |
余裕のラッセル 山頂は目と鼻の先 |
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12:57 | 名残惜しみながら頂上を後にする。 |
13:25 | 登りに見た『山頂入口』標識の場所に着く。 |
14:12 | 登山口(駐車場)に到着。雪もすっかり止んだ。 |
14:50 | “たんたん温泉”に向かって出発。温泉で汗を流し、すっきりとした気持で帰途につく。 |
【感想】 | 18日と19日、両日ともにラッセルしながら皆で山頂に立つことができ、本当によかった。奥西さんの下見の時には雪は無かったということで、当日雪があるだろうかと案じていたが、登山口に着いた時にはそんな心配は消し飛んだ。 19日、高竜寺ガ岳の山頂付近のラッセルは、楽しいながらも、これまで経験した中では一番厳しかった。少しでも距離を伸ばそうと気持ちだけは前に進むものの、途中から足が思うように動かない、上がらない。何箇所もあった雪の吹き溜まりのような場所では、想定する以上に足が深く沈みこみ、疲れが倍増した。そうした思いがあるだけ、高竜寺ガ岳頂上に辿り着いた時はこの上もない充実感だった。 夕食にカニを食べ、お酒を口にした後、部屋に戻って男性だけで雑談をする。話はなんだかんだと多岐にわたり、泊の山行の利点を味わう。斜め向いの部屋で床に就いていた女性陣には迷惑をかけたかもしれない。 |