岩登り[金毘羅]

山行日 2014年6月10日(火)
目 的 金毘羅の岩場や沢で岩稜歩行の基礎技術の習得を図るとともにフリークライミングの基礎を学ぶ。また、会員の親睦・交流を図る。
山 域 左京区大原 金毘羅の岩場
参加者 CL奥西 中西 桜井 石田
報 告 午前7時30分、奥西の車で城陽を出発。9時過ぎに大原のいつもの駐車場に着く。今日は中西さんが初参加ということで、登る前に先輩の桜井さんから「登る時の大切なポイント」を説明していただく。
 そのあと準備をして、10時30分ごろからY懸尾根下部での昇り降りをそれぞれ3回ずつ行う。安全確保のためにロープで確保する。
 そのあと、Y懸尾根を頭まで登る。途中の、ちょっと難しい岩の所2か所はロープで確保する。3か所目は岩場が長い。1回で確保できないので、岩場横のルンゼを登ってY懸尾根の頭に到着する。
 なんとそこには、洛中の村上さん、明峰の宮井さんがいた。今まで花折さんとクライミングをしていたとのこと。ちょっと先には、西山ハイキングクラブのみなさん5人〜6人もトレーニングしていた。
 我々は「頭」の左手の壁でクライミング。登山靴からクライミングシューズに履き替えて、トップロープでそれぞれ2回ずつ上り下りをする。
 15時過ぎになったので終了。Y懸沢を下って、また登るかもしれないホワイトチムニーなどの岩場を観察しながら下山。

感想
中西さん 本日は60数年来初めての恐い体験でした。垂直に思える岩壁を上り 下りする。最初はドキドキで、心臓がハアハアなっていました。特に下りでどこに足場を見つけるのか、足元を探るのに必死でした。降りたら、ほっと安堵!それを2か所ぐらいやっていただき、もうこれで ええ 十分。でも、それからがさらに大変でした。クライミングシューズを履いて上り下りする。さらに急こう配です。
クライミングシューズはみなさんご存じでしょうが、薄っぺらいもんで、靴の裏はペラペラで摩擦係数ゼロの感じです。こんなものでさっきよりもさらに垂直の壁が上れるのか。靴下なしで、素足で足も痛いし、不安感がさらに増長。1回目はひやひやで何とかクリア。2回目はどうするとの奥西さんの問い。一瞬もういらんなとは思いましたが、せっかくやし、これでやめたら次はない。ずーとこれからできないだろう。今やらねば次はない。やらねばと自分に言い聞かせ挑戦。何とか少しはましに上り下りできました。正直ほっとしました。
大変貴重な体験でした。ずーと私どものお世話をしていただいた奥西さんに感謝です。また岩登り参加しますのでよろしくお願いします。

桜井さん

私が一番怖がりで、一人だけロープを張ってもらったのが情けなく、ショックでした。でも、前回教えてもらった意味が、アーこれかと少し解ったり、一度目には困り果てた所が、二度目にはあっさり登れたり、自分の中ではわずかながらも進歩を感じられてよかったです。
 今日一番印象深かったのは帰りの車の中での奥西さんの幸福論です。山の会に入ってからずっと気になっていたことの答えで、とてもいいお話でした。完全理解はできていないけど、私も近づけたらと思います。

石田さん

昨年2度「岩歩き」実習を受けて以来、久しぶりの金毘羅でした。
 今回は少人数の3人で、奥西さんにみっちりと訓練していただきました。Y懸尾根下部岩場で3回練習をし、昨年よりは少し難しい直線コースの上り下りもできるようになりました。
 昼食後、Y懸尾根の頭まで登りました。私にとっては初めてのコースで緊張しました。「頭」では京都労山の他の会の方たちに出会いました。
 ここでいよいよ最後の訓練。「クライミングシューズ」を履いて2回練習しました。初めてのクライミングシューズ、岩場登りがしやすかったです。今回の実習で、落ち着いて確実に三点支持をすることが重要だと、改めて学習しました。下りで足場が見つけにくい場合も、腰を下げた態勢にして足を置くところを確保する技術を学びました。また練習に参加したいです。




山行報告に戻る

TOPに戻る










inserted by FC2 system