南アルプス・鳳凰三山 |
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山行日 | 2014年6月13日(金)〜15日(日) 天候:晴れ |
山 名 | 鳳凰三山(薬師岳2780m・観音岳2840m・地蔵岳2764m) |
参加者 | 福島緑(CL/記録)、土岡(SL)、那波(救護/渉外)、石田(会計/記録) 4名 |
行 程 | |
13日 | 京都8:56発(ひかり)→名古屋10:00発(ワイドビューしなの)→塩尻12:08発(あずさ)→甲府13:11着→(タクシー55分9820円)夜叉神登山口→(歩1時間)夜叉神峠小屋 《泊》 |
京都駅から順調に乗り継いで甲府13:11着。タクシーで夜叉神登山口へ。 | |
14:40 | 登山口を出発。約1時間歩き |
15:45 | 夜叉神峠小屋着。カラマツ林が明るく開けた途端、谷筋と窪地に残雪を抱いた白峰三山が飛び込んできた。何と美しい山々!何と雄大な山々!北岳、間ノ岳、そして農鳥岳に惚れ惚れ・・うっとり・・ かなり個性的な山小屋の主(実はコックさんで管理人は息子に譲ったとか)に衝撃を受けながらも、出してくださったバウムクーヘンと冷たいお茶を美味しくいただく。 |
17:00 | から夕食。味噌仕立ての鍋で、具も一杯、味も美味、日本酒で乾杯!予約時の対応であまり期待していなかっただけに感動しきりで食欲全開の4人相手に小屋主(?)の話は続く。「農鳥」のこと、「夜叉神」「こりんご・こなし」白峰三山の名前の歴史から見方、縦走の極意、はたまた地図を持たない登山者の多さや山小屋の楽しみ方を知らない若者の話 etc 最後には「つつじの果実酒」をごちそうしてくださった。きれいなピンク色だが花ではなく実。(??)ドウダンつつじの仲間でちゃんと「実」がなるそうだ。「美味しい!!」の連発におかわりまでいただいた。この方の話を書くと数枚は書けそうだがこの辺にして |
20:00 | 消灯。 |
14日 | 薬師小屋6:20→杖立峠→苺平→南御室小屋→薬師小屋12:10着 小屋周辺散策と薬師岳山頂へ登る 《泊》 |
4時過ぎ | 起床。 |
4時半 | 日の出に染まる白峰三山を拝んで朝食。これまた嬉しい味、量、質の朝食。 |
6:20 | 出発。コメツガの樹林帯を登り |
7:45 | 杖立峠。 |
8:30 | 鉄製ケルンの立つビューポイント。白峰三山が近くなる。 |
9:20 | 苺平。 |
10:05 | 南御室小屋。明るい草地に建つ小屋の前にはロープに干されたたくさんの毛布や敷物が太陽と風を受けて気持ち良く揺れていた。30分近くのんびり休憩。 |
11:15 | ガマの石。 |
11:30 | 砂払岳。森林限界を抜けたこの場所は、花崗岩地で真っ白な砂利地に花崗岩の奇岩が林立する。燕岳のよう。真っ青な空に真っ白な岩、そして目の前には白峰三山が間近に。北岳の姿がこんなに美しかったとは。どこを見ても、どこを切り取っても最高。またまた30分堪能する。 |
12:10 |
薬師岳小屋に 到着。あんなにゆっくり楽しみながら登ったのに随分早く着いた。一休みの後、小屋の周辺や薬師岳山頂でた~~っぷり遊びました。 |
17:30 | 夕食。 |
20:00 | 消灯。 ====== (記録:福島) |
🌼 見つけためずらしい花 ( キバナシャクナゲ、コイワカガミ、ウラシマツツジ、ヒメイチゲ など ◎ 教訓 お酒は高地ではほどほどに。(夕食時、別グループの女性が少量の ビールで体調不良になり突然倒れた。あわやヘリ要請!になりかけた ) |
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15日 | 薬師岳小屋4:20→観音岳→地蔵岳・オベリスク→鳳凰小屋→五色滝→白糸の滝→南精進滝→青木鉱泉14:00着 ♨入浴・昼食→(タクシー45分7390円)JR韮崎駅16:00着 (あずさ)→(ワイドビューしなの)→(ひかり)京都21:11 帰着 |
4:20 | 薬師小屋出発。 残雪をザクザクと踏みしめて登り |
4:30 | 薬師岳山頂で日の出の輝きを全身に浴びる。北岳・間ノ岳にも徐々に光が差していき、ふと振り返ると雄大な富士山が!白砂の稜線を一路観音岳へと進む。清々しい早朝に天空の散歩道を歩く喜びで、皆の気分も最高!鳳凰三山の中で最も高い観音岳に着く。ぐんと近くなってきた仙丈岳と北岳。さらに、甲斐駒ケ岳の左手後ろに御嶽山、右手後ろに乗鞍岳〜穂高連峰・・などの大パノラマの眺望を楽しむ。 |
5:20 | 観音岳を後にしてコルに降りる。 |
6:00 | 地蔵岳の登り手前で朝食休憩。 ● 野鳥たちが繁殖期を迎え樹林帯で色々な鳴き声が聞こえてきた。 土岡さんに教えていただいた鳥の名前 ツツドリ、メボソムシクイ、キビタキ、ヒガラ、ミソサザイ |
6:40 | 賽の河原でオベリスクをバックに。この後、4人揃ってオベリスクに向かって岩登りの始まり!!下山した時に青木鉱泉で出会った若者グループは「ロープを捉えられず一番上に登れなかった。オベリスクの肩までしか登れなかった」と少し残念そうに言っていた。私たち4人は“オベリスクの腕(?)”くらいまで登れたことになるのかな・・十分満足。みんな ニコニコ顔。岩登りで遊んだ後、白砂の急な下り坂を駆け下りる。まるで富士山の砂走りのミニ版のようだ。 →→→ |
8:00 | 鳳凰小屋で休憩。深い森から天の恵みが赤抜け沢の頭より湧出し、小屋の前を清らかに流れている。その南アルプスの真正の天然水を補給。 20分休憩 |
9:10 | 五色ノ滝 |
9:35 | 白糸ノ滝 悪路を物ともしない2人(誰?)鳳凰ノ滝へ探索に行く→再び4人でドンドコ沢を下り |
11:25 | 南精進ノ滝着。4つの滝の中で南精進ノ滝が最も迫力があった。流れ落ちてくる速さが凄い!! |
13:00 | 遂に青木鉱泉着。待望の温泉に入り、食堂で昼食(蕎麦1人カレー3人)タクシー(事前予約)で |
16:00 | JR韮崎着。特急(指定席)に乗継ぎ、無事に京都へ。 |
21:11 | 帰着。 ====== (記録 : 石田) |
感 想 |
怪我なく事故なくみんなで笑って終われて最高です。土岡さん、3人のじゃじゃ馬娘(?!)によくぞ付き合って下さいました。みなさん、有難うございました。(福島)// 白峰三山が眼前にドカンと雪を抱いていた。農鳥の“鳥型”もはっきり見ることができました。(土岡)// 「夜叉神の謂れ」など小屋のご主人の話が楽しく、ご馳走になった「つつじの果実酒」が美味しかった。(那波)// 雪解けで出来る“鳥型“は 本当は現在の「間ノ岳」に!の話が興味深く、この眼で確かめられてとても嬉しい。(石田)// |