大山山系 矢筈ヶ山・船上山・甲ヶ山

山行日 2015年 4月21日(火)〜22日(水)
目 的 (1)鳥取県の矢筈ヶ山・船上山・勝田ヶ山・甲ヶ山に登る
(2)宿泊を伴う山行を行うことにより、会員の交流・親睦を深める。
山域・山名 鳥取県琴浦町 大山山系 矢筈ヶ山(やはずがせん、1358.4m 一等三角点)、船上山(せんじょうさん、687m)、勝田ヶ山(かつたがせん1210m)、甲ヶ山(かぶとがせん、1338m)
参加者 奥西(CL、運転)、松山(救護、渉外)、中塚(会計)、福島、池上(SL、記録)
コース
  21日(火) 宇治 = 一向平(いっこうがなる)キャンプ場駐車場―大山滝−大休峠―矢筈ヶ山−同じ道を下山−一向平キャンプ場駐車場 = 休暇村「奥大山」(宿泊)
  22日(水) 休暇村「奥大山」 = 船上山東坂登山口−船上山−勝田ヶ山−甲ヶ山−同じ道を下山−船上山東坂登山口 = 関金温泉「湯命館」(入浴、夕食) = 宇治
当日の天候 21日 曇りのち晴れ、22日 晴れ

【歴史と景勝の山 「大山隠岐国立公園 船上山」】 案内板より
船上山(615m)は、南に連なる勝田ヶ山(1149m)甲ヶ山(1338m)矢筈ヶ山(1358m)と共に、古期大山(約100万年前)の外輪山といわれている。頂上は広く平坦で、東西及び北は柱状節理による高さ100m以上の崖(屏風岩)で天然の城塞をなしている。この屏風岩の南端に、勢い良く流れ落ちる雄滝と雌滝があり、この二つの滝を総じて千丈滝と呼ぶ。船上山は、平安時代の初期(約1100年前)から山岳仏教が栄え、大山、三徳山と共に伯耆三嶺と呼ばれ、修験道の霊場であった。また、元弘の乱により隠岐へ流された御醍醐天皇が1333年に隠岐を脱出、名和長年に助けられ船上山合戦に勝利し建武新政の礎となった歴史の山である。

時間記録
 21日(火)
 5:00 小倉西インターより京滋バイパス、名神高速、中国道、米子道を経て一向平キャンプ場管理等駐車場へ。到着後準備運動等。
 8:55 登山開始、くもり空ながら少し明るいところもあり。予報では午後から良くなる。
大休峠までは中国自然歩道を歩く。歩き始めて20分位で急な階段を降り、大山滝つり橋を渡る。周囲は、樹林帯で芽吹き始めた木々の新緑がまぶしい。大休口までは緩やかな道が続く。
10:20 大休口通過。尾根の急な登りが始まる。雪で登山道が消えている箇所があり直登する。その後は、大休峠まで緩やかな登りが続く。
12:10 大休峠着。立派な避難小屋がある。しばし休憩、青空が出てきた。矢筈ヶ山に向けての急登が始まる。P1300を過ぎると緩やかな登りになるが、山頂が近くになりまた急登。





矢筈ヶ山山頂
後ろは大山です。
素晴らしい展望を堪能

標高:1358.4m
一等三角点
点名:二子山
 
13:10 矢筈ヶ山到着。周囲の山々が美しく見える。大山、烏ヶ山、野田ヶ山、小矢筈そして明日に登る甲ヶ山、素晴らしい。
13:30 下山開始
16:30 一向平駐車場到着
 *行動時間 7時間35分 歩行時間:6時間25分 歩行距離:14.4km*

     
           矢筈ヶ山からの大山の眺め              甲ヶ山 右の小ピーク:小矢筈

     
 22日(水)
 9:00 船上山東坂登山口スタート、登り始めてすぐに屏風岩が見えてくる。そして30分で船上山。何処が山頂か? 三等三角点(点名:船上山 標高:615.4m)があるが、船上神社の奥に687mのピークもあり、これが山頂か?
10:00 船上神社通過、大山縦走路入口という標識を見て、樹林帯の中を進みます。まばゆいばかりの新緑です。
10:50 ブナ、桧木等の樹林帯を進み、四等三角点(点名:大流 標高:940.8m)に到着。整備された登山道はここまで。この辺りから強烈な藪こぎが始まる。芽吹いたばかりの小枝に悩まされながら突き進む。


12:00


四等三角点(点名:勝田山 標高:1148.9m)を通過し、勝田ヶ山に到着、標高:1210m。
勝田ヶ山から見た甲ヶ山(左の山)と、大山(右)。
12:50 ゴジラの背に到着。この“ゴジラの背”と呼ばれる岩稜帯は距離にして20〜30m程度で大半は岩の脇を歩くことが出来るのですが、一箇所だけ乗り越えなければならない岩があり。日頃の訓練のおかげか。





一番奥に見えるのが甲ヶ山山頂です。


13:10


甲ヶ山(1338m)到着。 快晴、日頃の行いか?広くない山頂ですが日本海まで360度の展望が楽しめました。 10分ほど休憩の後  早々に下山。
15:40 船上神社到着、しばし休憩。神社の横に「琴浦町指定天然記念物 船上神社の大杉」が鎮座、大変大きな杉の木でした。

     
                勝田ヶ山山頂                  芽吹き始めた樹林の中を進む

16:20 船上山東坂登山口にゴール、お疲れ様でした。
 *行動時間 7時間20分 歩行時間:6時間20分 歩行距離:13.6km*
19:10 関金温泉湯命館にて入浴と夕食の後、帰路へ。
22:00 宇治着、全行程運転の奥西さまお疲れ様でした。
<まとめ> 初日、曇り空からのスタートでしたが、午後からは青空、そして翌日は快晴の天気の中の山行でした。大山やその周囲の山々、そして日本海、素晴らしい景色を堪能しました。雪渓あり、岩稜帯あり、藪こぎあり、変化に富んだルートを歩きました。
次ページの図は二日間の歩いた跡です。矢筈ヶ山は、雪渓あり、急階段あり、急登ありのルート。甲ヶ山は、だらだら歩きのなかでの藪こぎあり、ゴジラの背がありで、二日間大変疲れましたが素晴らしい景色の中、楽しい山旅でした。矢筈ヶ山と甲ヶ山の間が抜けています。岩稜帯の厳しいルートの様ですが、是非全ルートを踏破したいですね。
(池上)
 




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