高野山 町石道



山行日 2015年 7月20日(月・祝) 晴れ
目 的 弘法大師ゆかりの180の町石を巡り歴史を訪ねるハイキング。会員の親睦を高める。
山 域 高野山・橋本(二つ鳥居630m。大門848m)
参加者 CL:屋根谷m、SL:木俣、運転:玉岡・辰井・(屋根谷)、会計:田村、屋根谷w
高本、竹内、伊丹、大森m、大森w、竹田、保母、深津(記録)   計14名
コースタイム 九度山道の駅8:25 〜 出発8:45 〜 慈尊院9:00 〜 展望台9:42 〜 雨引山分岐10:20 〜 六本杉峠11:04 〜 展望台(昼食)11:40 〜 二つ鳥居12:05 〜 神田地蔵堂12:30 〜 笠木峠 〜 矢立14:10(休憩)14:30 〜 大門16:50 〜 高野山駅17:40 − 極楽橋駅(ケーブル) ― 極楽橋駅 ― 九度山駅(南海電車) 〜 九度山道の駅  18:50解散
報 告
 麓の慈尊院から高野山へ通じる180町の表参道を高野山町石道(世界遺産)といい、開山のおり空海が木製の卒塔婆を建てて道しるべとした道で、鎌倉時代には、朽ちた木製の代わりに石造の五輪塔形の町石が一町(109m)ごとに建てられた。祈りの道、信仰の道で、平成16年7月に世界遺産に登録された。
 朝6時近鉄大久保集合、点呼、定刻を少し過ぎ出発、8時25分九度山道の駅到着。身支度を整え出発式。真田雪村ゆかりの地を見ながら慈尊院に到着。(町石のはじまり 180) 119段の石段をのぼり丹生官省符神社で遠くに高野山を望む。今日の道中の安全を祈願。一歩一歩町石を確認しながら登る。



166過ぎの展望台までは舗装された急坂道。日差しを遮るものも無い柿山畑。強烈に暑い。熱中症要注意、水分補給を複数回。展望台からは紀ノ川流域を一望できた。東に橋本市、南に高野山(あまりの遠さにショック)、見晴らし良し。



雨引山分岐まで強い日差しの中登り坂が続く。160付近で1時間。水分補給。途中から柿山畑が竹林に代わり木陰がうれしい。木漏れ日に歓声。
分岐を過ぎるといつの間にか山は竹から杉に変わっている。きのこがいっぱいだが、花は登り始めに見たアジサイだけ。
六本杉を通り、二つ鳥居を目指して杉林を進む。週末の大雨のためか道はぬかるみ、狭く、歩きにくい。二つ鳥居近くの休憩所にやっと到着。腰を下ろし疲れを癒しながら昼食をとる。風と見晴らしがうれしい。




二つ鳥居は西を向いている。弘法大師の生まれた善通寺と中国修行の某所を遥拝しているのだとガイドさん。外国人観光客も明るい。
ゴルフ場横を通り神田地蔵堂。電気柵を乗り越えて下るとトイレ。ブルーベリー摘みに興じ、食べまたまた一服。
矢立てまで道を下る。90(半分)13:12で水分補給。矢立て目前の水辺で酒盛りの集団から「あと3時間はかかるよ!」と聞き、水分補給時の休憩時間を短縮し歩く。
矢立て60から、再び登り始めたところで高野山から降りてくる人に出会う。「倒木でケーブルと電車が不通だった為、九度山まで引き返すところ。」と聞く。スマホで確認し「午後3時には復旧の見込み」との情報を信じて登る。袈裟掛石、押上石も黙々と登る。40過ぎたあたりから、午後の風の後押しと、町石の数を数える楽しみが加わり俄然元気が戻る。川の流れ、滝も楽しく、涼しい。日暮らしの声、沢ガニのお出迎えもあり。



大門手前から急な登り坂が始まり、急な階段を登って国道に出る。
高野山の総門、朱色の楼門が威風堂々とした大門に到着。記念撮影。
アジサイの花咲き乱れる気温22度の爽やかな大門で突然にわか雨。山上の景色を眺めながら、巡回バスを探す。(ハスの花、いちょう、杉木立、もみじ、梅花藻、緑濃い別世界を急ぎ足で歩く。)
帰りのケーブル・南海電車は復旧、満員だったがスムースに乗り換え九度山駅へ。道の駅まであと一息、真田丸の旗を見ながら・・・無事到着。

感 想 外国まで信仰の道を歩きに行く人々もいるが、日本の巡礼の道も素晴らしかった。登り始めは遮るものも無い急坂なので、次回の山行計画は涼しい時期が良いと思う。万歩計で4万歩近い表示!!
玉岡さん、辰井さん、屋根谷さん、長距離の運転ありがとうございました。




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