曽爾 兜岳・鎧岳



山行日 2015年9月5日(土)  【天 候】快晴
山 域 曽爾 兜岳920m 鎧岳894m
目 的 奇岩絶壁の名所が多く、特異な山容の両峰のピストン山行を行い、会員の親睦と交流を図る
参加者 木俣(CL)、伊賀(SL)、玉岡(車・写真)、井上(記録) 計4名
行 程 近鉄大久保駅発6:20 → 京奈和・24号・165号 → 曽爾
山行記録
 8:30 サン・ビレッジ曽爾キャンプ場到着。眼前に両峰を見る。  天候は、久々の快晴。地図を見ながらコース確認とトイレ。



 8:45 キャンプ場を出発。青蓮寺川の支流にそって、東海自然歩道を歩き、延命地蔵のある登山口をめざす。道中で「長走りの滝」が涼風をくれ、目を楽しませる。高度200mを登る。
 9:12 「延命地蔵」のある登山口に到着。行動食と水分補給の休憩。 10分後にいよいよ登山開始。ササヤブに覆われた結構急坂の道途中に、2カ所ある巨岩の上を滑らないよう注意して兜岳山頂を目指す。標高差300mを約60分かけて登る。



10:20 兜岳山頂に到着。三角点を探すが見つからず。樹林に遮られ、360度パノラマとはいかないが、東側には次に目指す鎧岳と、曽爾高原の緑がきれいに見える。眺望を楽しみながら、写真や行動食・水分補給で20分休憩。山頂は登山者が少なく1組の、夫婦と私たち4人だけであった。
10:40 鎧岳を目指して出発。一旦高度を200m下り逢坂峠へ向かう。出発して10分後、眼前を一匹の黒っぽいリスがよぎり、疲れが出始めた心と身体を癒してくれた。登山道の途中に2ヶ所、鎧岳の絶壁(名前の由来)と曽爾高原の緑がセットのシャッターポイントがあった。一同「これは最高!」。
11:18 逢坂峠到着。水分補給をしてここから急峻な登りに挑戦。 高度を180m上げ、鎧岳山頂を目指す。ハードな登りに会話も減り、「ヨイショ」「しんど」「ハーハー」ばかりが口に出る始末の報告者(私)。脇に咲くホトトギスの花が、少し疲れを癒してくれた。
11:55 鎧岳山頂に到着。兜岳から約70分、標高差200mの急峻な下りと登りで、疲労が全身に重くのし掛かるが、眼前の眺望に達成感も同時に全身に広がった。行動食や水分補給を含めて 30分の休憩。登頂時も周囲は無人の貸し切り状態、土曜というのに寂しい山頂であった。



12:30 同じ道を引き返す復路に出発。登りでは気づかなかったリンドウやハギ、ホトトキズなどの花が意外に咲いていることに気づく。同じ登山道でも、登りと下りでは見え方が全く違うことに驚かされた。40分かけて登った道を20分で下り、逢坂峠着が12:50。小休止して再び兜岳山頂へ向かう。
13:30 2度目の兜岳山頂到着。行きの兜→鎧は75分、帰りの鎧 → 兜は60分、同じように標高差200mの上下移動でも帰路は自然と足の動きを軽やかにするのだろうか。 水分補給の小休止の後、兜岳山頂を出発する。
14:15 登山口の延命地蔵に到着。10分休憩し、無事登山が終了できたことを両峰に感謝する。登山口にはトラックを横付けして渓流の水をポリタンクに汲んでいる人がいた。



14:45 サン・ビレッジ曽爾オートキャンプ場に到着。朝の出発時は、空っぽだったキャンプ場が、多くの家族連れでにぎわっていた。 歩行総数約15000歩。総時間6時間、歩程約4時間。
おまけとして曽爾高原温泉「お亀の湯」で、登山の疲れと汗を流す。 リピーターが多い人気の温泉であった。露天風呂から、登り終えた両峰が一望でき、最高の気分で温泉を満喫した。のんびり40分の入浴。
16:10 「お亀の湯」出発 → 青蓮寺湖 → 名張川沿い → 五月橋 → 柳生 → 163号 → 近鉄大久保駅18:40着
青蓮寺湖を通過して橋を渡るとき、欄干に親子連れの猿が何組も仲良く戯れていた。車中で、「オー」「可愛い」の連発。

【感 想】

ガイドブックでは、2つ★や3つ★の登山コースとして紹介されていますが、初心者の私には鎧岳直前では、★3つでした。帰路は登り切った達成感から★2つに減り、心地よい疲れが残る素晴らしい山行でした。ここ1週間が雨天と曇天続きの中で、この日だけは雲を見つけるのに困るほどの晴天。リスと猿に出会い、登山道の花、最後はのんびり温泉。次はススキを見に来ようと思わせる楽しい一日となりました。




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