北アルプス 白馬三山 |
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山行日 | 2015年9月20日(日)夜出発 〜 23日(水) |
目 的 | 初秋の白馬三山を歩き、会員の交流と親睦を深める。 |
山 域 | 北アルプス白馬三山(白馬岳2932.2m・杓子岳2812m・鑓ヶ岳2903.1m) |
参加者 | 網岡w(CL)、奥西(SL・運転)、垣野(記録)・・・テント泊 中塚w(会計)、那波(救護・記録)・・・小屋泊 |
行 程 | |
9月20日(日) | 京都発 〜猿倉の駐車場 |
21日(月) | 1日目 猿倉の駐車場・・・白馬大雪渓・・・白馬岳・・・頂上山荘にて泊 |
22日(火) | 2日目 山荘・・・杓子岳・・・鑓ヶ岳・・・鑓温泉にて泊 |
23日(水) | 3日目 白馬鑓温泉・・・猿倉・・・京都 |
記 録 | 9月20日(日) |
17:25 | 奥西さん宅から随時メンバーをピックアップしながら出発。 途中のインターで永井さんと出会う。別パーティーながら同じ行程で山行予定とのこと。以降、ポイントポイントで出会って交流しながら山行し、楽しさが一つ増した。 |
23:50 | 猿倉駐車場到着。日曜日の夜ということも助けてか駐車場に少し空きあり |
24:00 | 駐車場脇にテントを立てて3人、車の中に2人、それぞれ就寝。 |
【1日目】 9月21日(月) | |
6:00 | 起床。 |
7:00 | 身支度と体操後、駐車場を出発。 |
7:15 | 猿倉荘にて、登山届を提出。雪渓は秋道ルートであるとの情報あり。 トイレを済ませて出発。 序盤は車も通れるように整備された道を歩く。天候に恵まれ、目の前には目指す白馬岳がよく見える。 |
8:00 | 車も通ることのできる道から階段が始まり、道が少し険しくなってくる。 |
8:23 | 白馬尻小屋到着。「おつかれさん!ようこそ大雪渓」に迎えられる。とても良い天気に心躍る。 |
8:35 | 再出発。 |
9:08 | いよいよ雪渓に到着。アイゼンを装着。 |
9:20 | 雪の上を歩き始める。この辺りからガスで周りは真っ白。以降、この日の眺望はあまり良くなかった。 |
10:00 | 雪道で立ち休憩。 7分休憩 |
10:46 | 雪渓終了。 |
11:00 11:30 12:07 12:47 |
葱平を歩き始める。急登の岩場が続く。 岩室跡付近で休憩。 5分休憩 避難小屋付近で休憩 8分休憩 白馬山国有林の看板の裏くらいで休憩。看板に記されたライチョウさんには会えなかった。 8分休憩 白馬山荘から白馬岳へ |
13:25 | 村営白馬岳頂上宿舎到着テント泊チームと小屋泊チームそれぞれに別れて、荷物などを片付け。 |
14:00 | 身軽になって頂上アタックへ。 |
14:28 | 白馬山荘到着。富山と長野の県境で写真撮影。 |
14:45 | 白馬岳山頂到着。ガスで周りはほぼ真っ白。素敵な景色は拝めず。 25分滞在 |
15:30 | テントに戻って全員でおやつを囲み夕食まで歓談。 |
17:00 | 小屋泊チームは小屋で食事と就寝。 |
18:00 | テント泊チーム食事。網岡さんが鍋を作ってくださった。塩昆布が効いていてとっても美味しく、いろんな種類の具が入っていて栄養満点。心も体も暖まり、最高!! |
19:45 | 就寝。 |
感 想 | はじめての本格的なテント泊で、荷物の重さが原因してか、とにかく息が切れ、歩く速度は鈍足、同行の皆さんにはたくさん迷惑やご心配をかけてしまった。体力不足を知りつつ無謀にもテント泊で参加させてもらったため、共同装備のほとんどは、奥西さんと網岡さんのお二人に持っていただいてしまった。それでも、私が苦しそうにしていたのでたくさん休憩を入れてもらった上に途中の休憩では普段の山行ではないくらいのんびりゆっくりアルプスの山々を眺めさせていただいた。 そして、疲れた体に網岡さんが毎回用意してくださる食事は身に染みて最高に美味しかった。 1日目は鍋、2日目はカレーうどん。すべての用意をしてくださったことには、ただただ感謝するしかない。小屋泊の方も食べたがっていたのが良くわかった。 もっとトレーニングを積んで、なんでも持って楽しみながら歩けるようになりたいと感じた。 垣野 |
【2日目】 9月22日(火)晴 | |
今日は鑓温泉まで行く行程なので、ゆっくり出発する。 | |
永井さんのお友達と、白馬岳の頂上小屋前で、永井さんたちは白馬山荘に宿泊 |
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7:10 | 天気良く、昨日はガスがかかっていた白馬岳山頂がくっきり見える。南東には富士山も見え、広大な眺望を目に焼き付けて村営頂上宿舎を後にする。小屋の西側にテント場があり、そこから7分ほどで尾根に出る。ハイマツの緑と草紅葉の対比が美しい。 |
写真は 剱岳をバックに これから行く(左)杓子岳(右)白馬鑓ヶ岳 |
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7:30 | 最低鞍部に着く。写真を撮り10分ほど休む。剱岳・立山三山・遠くに白山が見える。北には高妻山・黒姫・火打ち・妙高・雨飾りが眺望できる。急ぐことなくゆっくり景色を楽しみながら尾根を歩く。 |
8:05 | 杓子岳手前で登りに備えて休憩。(15分休む)草一本ないガラガラの崩れやすいガレ場を一歩一歩登る。 |
9:00 | 杓子岳(2812m)登頂。 左足を怪我した女性と出会う。テーピングをお手伝いする。 そのあと、白馬鑓岳に向けて出発する。 |
10:00 | アップダウンのある稜線を歩き杓子沢のコルに着く。(15分休) また、ガレ場の足元に注意しながら登る。 |
杓子岳 |
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白馬鑓ヶ岳 |
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10:55 | 白馬鑓ヶ岳(2903m)登頂。白馬岳をバックに写真を撮る。 |
11:10 | 白馬鑓ヶ岳からザレ場を下る。草木はほとんどなく、まるで砂山か雪山のように見える。 |
12:00 | 鑓温泉への分岐到着 尾根を鑓温泉方面に下りるとチングルマの群生が紅葉し、ナナカマドが紅く色づき秋らしい景色に一変する。 |
12:35 | 初秋につつまれ休憩。写真を撮る。 |
12:46 | 尾根からの流れるような赤・橙・黄色・緑の斜面の錦織に「きれい!」口をついて出る。目を奪われる景色が続く。 |
13:10 | 「この先クサリ場。ストックをザックにつけて、両手をしっかり使えるようにしましょう」との注意書がある。休憩しながら、立て看板に従いストックをなおす。ウメバチソウ・アザミ・コゴメグサ・・・などの花が咲いている。花はいつ見ても心安らぐ。 |
13:36 | 十分ほど歩いてやっとクサリ場に着く。横ばいから垂直に鎖がある。一人づつ慎重に下る。 |
13:42 | 二つ目のクサリ場が現れる。横ばいが10mほど続く。足元に気を付けながら注意深く進む。 クサリ場が終わってほっとしてしばらくすると鑓温泉小屋の屋根が見えてきた。 |
14:00 | やっと、鑓温泉到着 |
乳白色で半透明の温泉である。太陽の下でみると薄い空色の透明な温泉でもったいないほどザーザー流れ落ちている。正真正銘の源泉かけ流しである。お風呂が楽しみ。 内風呂(夕方に)と露天風呂(暗くなってから)入る。 疲れがとれる。なんとも幸せ!!また来たいとすごく思う。 |
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【3日目】 9月23日(水)晴 | |
7:15 | 朝から5,6人の男性が露天風呂を楽しんでいる。「気持ちいいだろうなあ〜。今度来るときは水着を持ってこよう!」と思いながら、すがすがしい朝の空気を吸って下山開始。 |
7:50 | シナノキンバイの黄色が目に染みるほど広い範囲に群生していてすごくきれい。夏山みたい!今回の山行では初めての花の群生だ。シシウドは最盛期が過ぎている。いろんな木々が紅葉し始め、冬の準備をしている。 |
9:06 | 三白平で立ち休憩。右に杓子岳・左に白馬鑓岳が見える。水分補給をする。トリカブトが今を 盛りに咲いている。他にリンドウ・キキョウ・ノギク・・・秋の花は紫色が多いのかなあ。初秋の景色に心奪われながら下る。 |
9:28 | 小日向のコルに到着。白馬鑓岳と紅葉をバックに撮影。絶景ポイントである。十分景色を楽しんで出発。しばらくすると樹林帯になる。もくもくと歩く。 |
11:05 | 林道から鑓温泉への登山口に到着。林道を歩いて |
11:20 | ビジターセンターに着く。ほっとして体が欲していた冷たい飲み物を補給する。 |
12:07 | 駐車場に着く。日帰り温泉に立ち寄り、16時半ごろ夕食をとり、19時ぎに京都に着く |
【感 想】 | 好天に恵まれた白馬岳山行、青空に映える山々の景色を心行くまで眺め、花を愛で、急ぐことなくゆっくり休んで写真を撮り、山に抱かれた温泉で疲れを癒し、山を丸ごと楽しめた最高の山行でした。リーダーに感謝です(国江さんの鍋を食べられなかったのが残念・・・)。6時間余りの道のりを一人で運転してくだった奥西さんありがとうございました。 (なば) |