屋久島 宮之浦岳 1936m



山行日 2015年10月19日(月)〜22日(木)
目 的 @洋上のアルプスと言われる屋久島宮之浦岳に登る。
A縄文杉を初めとする屋久島の巨大杉を訪ねる。会員の交流・親睦を深める。
参加者 CL:運転 福島m、SL松山、会計:佐竹、渉外:福島w、運転:大森m、救護:大森w
 記録:稲葉・保母
日 程
19日(月) 7時30分 福島号・大森号の2台で出発 大阪空港−屋久島空港(タクシ−)ホテルオ−ベルジュ(バス)屋久島自然館(バス)ホテルオ−ベルジュ泊
20日(火) 宿(タクシ−)淀川登山口−淀川小屋−花之江河−宮之浦岳−新高塚小屋泊
21日(水) 小屋−縄文杉−ウィルソン株−大株歩道入口−小杉谷集落跡−荒川登山口(タクシ−)ホテルオ−ベルジュ−民宿湯ノ川 泊
22日(木) 宿(レンタカ−)白谷雲水峡散策−屋久島空港−大阪空港−京都
 
記 録
   19日(月)
 7:30 福島・大森の2台の車で大阪空港に向かう。京都の天気は快晴。
 8:15 大阪空港着 ロビ−でミ−ティング
 9:25 大阪空港発 機内で昼食
11:50 屋久島空港着
12:20 タクシ−で ホテルオ−ベルジュ着
12:35 〜近くのス−パ−で食料などの買い出し
13:45 屋久杉自然観見学(600円)
16:15 ホテルオ−ベルジュ着 夕食を摂り明日に向けて早めに休む。
 
   2日目 10月20日(火)
 3:55 タクシ−で宿出発。
 4:45 淀川登山口着。 準備体操 オリオン座を始めたくさんの星が美しく輝いていた。
 5:00 真っ暗な中、ヘッドラ ンプを頼りに樹林の中を歩き始める。 良さそうだ。頂上での展望が期待される。
 5:50 淀川小屋  宿で作って頂いた朝食を摂る。20分休憩。トイレ
 6:15 出発 途中で鹿に会う。人に慣れていて逃げようとしない。
 7:10 5分休憩
 7:50 小花之江河  湿地帯に着く。シャクナゲがいたる所に生えていた。5月頃は大変美しいだろう。集合写真を撮る。
 8:05 花之江河 10分休憩 また鹿を見る。



 9:10 5分休憩。リンドウが一輪咲いていた。 急な登りもあったが、その後平らな道が続き、みんなで励まし合って登った。途中所々巨岩があり、楽しませてくれた。
11:05 宮之浦岳登頂 1936m 天気が悪くなり、周りは雲で何も見えず残念!やっぱり屋久島です。それでも全員無事に頂上を踏むことができた。昼食を摂り、登頂記念の写真を撮る。
11:30 新高塚小屋を目指して出発
11:50 焼野三叉路
12:10 平石展望台
12:30 平石岩屋
13:03 休憩 7分
13:25 第二展望台
13:45 第一展望台 とうとう雨が降り出し、急いで小屋に向かう。
みんな疲れてきたので、黙々と歩く。小屋が見えた時の嬉しかったこと。
14:15 新高塚小屋に全員無事到着 小屋は多くの人でいっぱいだっ た。少し濡れたので、着替えをし、温かい物を頂く。早めに夕食を摂り、シュラフの中に潜り込む。疲れて早く休みたいのに、いびきと大きな寝言に悩まされ睡眠不足になってしまった。そんな中でもしっかり熟睡できた人もいた。どんな状況でも眠れるようにすることも大切だ。 ( 記録 保母)
 
   3日目 10月21日(月) 天候:曇り
 5:00 起床、夕方から降っていた雨は上がっていた。昨夜の小屋はほぼいっぱいで、いびきの大合唱には眠れなかった。朝食は各自持って来た物で済ませ、出発の支度をする。



 6:30 小屋の前で記念写真を撮り、靄の中出発する。10分程歩くと空が明るくなり始めた、晴れるのを期待して前に進む。杉の巨木が多くなり、道は登り入る。
 6:55 衣服調整 風がさわやかに感じられる。20分程進むと下りになり、周りにシャクナゲの大木が多く見られ、花の時期にはさぞみごとな景色を見せてくれるでしょう。
 7:20 名もない屋久杉(樹齢1000年以上の杉のこと)が至るところに。伐採の手が入らなかった自然林は、苔むして神秘的な世界を見せてくれる。 ここは、身近に屋久杉に触れ合う事ができる場所だ。


     木道                           旧高塚小屋

 7:35 旧高塚小屋着 トイレ休憩 トイレは1つ新しく出来た小屋で20人泊まれる。50分出発。少し下ると小さな休憩所が有り、テント泊をしている人がいた。縄文杉の近くで雨をしのげていい場所だ。
 8:00 縄文杉着 デッキに登れば縄文杉とご対面まさに森の王者の風格が。樹齢7200年 悠久の時を生きた神の宿る木と言われている。 大き過ぎてカメラに収まらないが何とか納得の写真を撮り、15分出発。 登山道でハート型の石発見何かいいことあるかな〜 ゾウに似た杉にも出会った。


縄文杉前にて                        夫婦杉

 
 8:40 夫婦杉着 2本の杉が手をつないでいるように見える、右が夫で左が妻。若いカップルに出会い写真を撮ってあげた。もう一度彼らと下りのトロッコ道で会った流石足が速い、私達を楽々追い越して行った。
 9:00 休憩 下りがきつくなる。木道や石が濡れているので足元に注意しながら下る。白いハイノキの花が咲いていた、山茶花に似ていた。
 9:50 ウイルソン株着 切株の中は10畳程の広さがあり、清水が沸き、祠も置かれている、見上げるとハート型の空洞が、撮影スポットなので大勢の人だった。記念写真撮って10時出発。


                ウイルソン株前にて                          ハート型

10:30 大株歩道入口 橋を渡ったところにトイレと水がある。40分出発、ここからトロッコ道に入る、2時間30分の予定、13時30分にタクシーを予約しているのでそれまでに着かねばー
10:50 仁王杉 写真を撮るだけですぐ出発
11:40 休憩 苔むした場所でひと休み。いくつもの橋を渡り、苔むした岩が迫りカーブした道は絵になるが、ここを毎日仕事で通った昔の人は、大変だったと思う。


                           トロッコ道

11:55 出発 オヤと思うほど歩くスピードがアップした、エネルギーを補給したからかなと思っていたが、先頭は、何も標示板がない為とりあえず速く歩いたとの事、正解でした。
12:05 楠川分れ 白谷雲水峡方面入口。線路をシカの親子が横切る。10分ほど行って小杉谷集落跡に着く、少し休憩、トロッコ道は木道がなくなり、枕木だけの歩きにくい道となる。口数も少なく黙々と歩く。
13:15 先頭が、光が見えた終点かなーといったが、トンネルだった。しかし5 分もすると、荒川登山口に到着した。長かったー しんどい!お疲れ様でした。
13:30 荒川登山口、出発 ジャンボタクシーで宿に戻り荷物をピックアップし て、レンタカーに乗り換え民宿湯之川に行く。
14:45 宿着 誰もおらず、電話して女将に帰ってもらい部屋に入る。近くに楠川温泉(単純、冷泉)が有り全員で行く。疲れた体に優しい少しぬるーとした泉質でした。6時半夕食、生ビール、パッションフルーツジュースで乾杯― 話が弾み、20時にお開きとなる。
 
   4日目 10月22日(火) 天候:曇り
 6:30 朝食 食後、宿の庭続きに海に出られ、散歩して、サンゴや石をお土産に持って帰る人も、のんびりとした時間を過ごす。8時出発
 8:30 駐車場着 トイレ、念のためカッパを着て出発する。



 8:50 白谷雲水峡入口 記念撮影して出発。左手に白たえの滝があり、水量の多さに驚く。靄の中幻想的な世界が広がる。すこし行くと巨大な花崗岩が現れる、憩いの大岩と言われこの上を通って飛龍おとしの滝に進む。滝は落差50m,水が急斜面を、轟音をあげて滑り落ちる。



 9:05 さつき吊り橋 白谷川の美しい景観が絶好のフォトスポットだ。
これまでは、舗装された道だが、橋を渡ること本格的な登山道になる。
 9:40 くぐり杉、名前のとおり根元をくぐる事が出来る。休憩 50分出発
10:50 苔むす森到着 アニメ映画のモチーフになった森で、当たり一面苔がびっしりとおおい尽くす。何か出てきそうな幻想的な風か景だ。


もののけ姫の森?

10:15 同じ道を下る。途中、四角く切り残した木の株がある、平木にするためこのようにして切り出されていた。昔屋久杉は、年貢だった。



 
11:20 入口着 30分駐車場出発
12:00 宮之浦観光センター1階で買い物をし、2階で昼食にする。 とび魚ラーメンは、醤油味にサバ前汁(さばの煮汁を煮つめた物)をすこし加えると一段と美味しくいただけました。
14:00 空港到着 屋久島15:10発
16:35 伊丹着、定時に着く。福島号と大森号に分かれて、京都に向かう。

【感 想】

屋久島は、1ケ月に35日雨が降ると言われるように、晴れマークだった天気が山に入ると下り坂に、しかし森は一層神秘を増し心が落ち着く感じする。いつまでもこのままの自然を残して欲しいと思いました。3日目レンタカーで移動できたので、スムーズに工程が進みました。運転してくださった福島さんありがとうございました。

 皆さんの感想】
*  天気は小雨程度で良かったが、頂上での展望が無く残念だった。
*  トロッコ道に標示板が欲しかった、同じ風景が続くと距離が分かりづらい。
もし、ここにトロッコを走らせてくれたら5000円でも乗るわー
*  原生林が幻想的で、もののけ姫が出てきそうな苔むした森は、最高でした
*  初めてトビウオをたべました。刺身、つけあげ、唐揚げは頭から尻尾までバリバリと美味しくいただきました。
*  淀川登山口から荒川登山口の縦走が長かった。宮之浦岳は、島の回りからは見えないとタクシーの運転手から聞いた。なるほど小さい島でも山深い所である。




山行報告に戻る

TOPに戻る









inserted by FC2 system