六甲山全山縦走

山行日 2016年4月16日(土) 天候 : 晴
目 的 須磨浦公園から宝塚まで50数キロの全山縦走に挑戦する。
各自の体力の現状を知り、体力の向上と会員の親睦・交流を深める。
参加者 CL:記録:奥西、永井、佐竹、網岡国、伊賀、川野、竹田
報 告
 5時44分京都駅発の快速に乗る。竹田は近鉄電車に乗り遅れ、後から追いかけるという。途中の駅から永井、網岡国が乗車。 久しぶりに川野が参加、伊賀は初参加。挑戦してみようという気概がうれしい。
 7時過ぎにJR須磨駅に着く。山陽電鉄に乗り換える。10分ほどの待ち時間があるので、トイレを済ませ、合わせてストレッチもしておくことにする。1駅だけ乗り須磨浦公園駅に着く。
 7時25分、すぐに歩きはじめる。今日は出発時間が遅いので、昨年のようにゆっくり歩いているわけにはいかない。なんぼ遅くても21時には宝塚につきたい。13時間前後で歩きとおしたい。その為には、はじめから六甲全縦ペースで歩く。だけどあわてはしない。登りはゆっくりだ。
 六甲全縦は、前半部分がハイライトになる。それも、鍋蓋山まで快調に歩けるかどうかである。ここまで歩くと摩耶山はひとがんばり。距離的には摩耶山が半分ぐらいになると思うが、ここから宝塚までは、緩やかな標高差200mを登り、あとはひたすらゴールを目指して歩く下りである。
 今日は、天気は良いがちょっと暑めである。私もいつもよりは、ペットボトル1本余計に飲んだ。
 休憩は1時間程度歩いて取る。ゆっくりはとれないが。
 コースはのっけから急登である。コンクリの階段を一定のペースで登る。鉢伏山からは間近に明石海峡大橋が見え、右手には神戸の街並みと大阪湾、その向こうに泉州地方と生駒山から金剛山系が見渡せる。このように六甲全縦は、ところどころになかなかのビューポイントがあり、目を和ませ気持ちを落ち着かせてくれる。つつじなどの花も咲いている。
 おらが茶屋を過ぎ、急階段を降りて高倉台の街中へ。街を横切り再び急階段を上り栂ノ尾山、横尾山 須磨アルプスと越えていく。山の標高は低いが、急なアップダウンが連続するので、日ごろからの体力トレーニングとエネルギーを使わない歩き方をしているかどうかで、疲労度が大きく変わってくる。
 後ろを歩く伊賀の呼吸が荒くなってくるのが分かる。しかし、一定のペースで歩くことにしているので、伊賀のペースに合わせるというわけにはいかない。ついてきていただくしかない。
妙法寺の街中に下り、高取山に取り付く。トレイルランをしている若者が追い抜かしていく。越えると再び街中に出るが、「ひよどりごえ」駅まで道が幾つも分岐をしているので、「六甲全縦」の標識を見落とすと迷ってしまうので、気を付けて歩かなければならない。それに山の斜面に造られた街並みなので、舗装路であっても山道を歩くのと変わらない急登である。
神戸電鉄有馬線の「きくすいやま」駅を過ぎると、ずっと急登の続く菊水山の登りになる。伊賀のペースがどんどん落ちていく。頂上へは15分遅れで到着。竹田から連絡が入るが、追いつけないようで差が開いている。
菊水山(458・9m)で、残念だが伊賀がリタイア。川野が同行して降りてくれることになった。ここから再び急降下し、車道をつり橋で渡り、鍋蓋山へ。4名は順調に歩く。鍋蓋山から大竜寺を経て市ヶ原へ。ここから最後の急登、六甲全縦最大のハイライト、摩耶山への登りになる。しかし、順調に摩耶山(698・6m)に登りついた。観光客で一杯である。ここで、竹田から連絡が入り、大竜寺で下山するという。そこはバスが通っている。
午後3時前に到着したので、塩尾寺までは約5時間。午後9時までには宝塚につけそうである。
 ここからは道は緩やかになり、山道や車道横をゴールに向けひたすら歩くだけである。記念碑台、凌雲台、六甲山最高峰下と歩いていく。凌雲台はロープウエーも通っているので観光地である。ここにも多数の観光客がいる。
六甲全縦の道は車道をいくつも横切ってつけてあるので、時には車道を歩いてショートカットをする。車が頻繁に通るので気を付けなければならない。  
 最高峰下の茶屋は閉まっている。急に風が吹いて、気温が低下してきた。
トンネルを越え少し下っていくと、再び山道に入る。はじめは急なザレ場や鎖がついていたりしてかなりの急降下である。慎重に下る。
 途中で暗くなりヘッドランプを付ける。180m先までも明るく照らすという小型の懐中電灯を電気屋で買った。
 点けてみると、宣伝通りずいぶん先まで明るく照らす。ヘッドランプだけだと目の前だけであるが、ずっと先まで様子が分かるので、ずいぶんと助かる。
 大平山の下で車道を少し歩き、再び山道に入り、また車道を渡ると、うんざりするほどの平行道に入る。アップダウンはほとんどない。だが、最後にざれの急降下の道になると塩尾寺はもうすぐ。午後7時55分に到着。
 ちょうど12時間30分の行程だった。辺りは真っ暗なので、休憩もそこここに車道を宝塚の街中まで下る。午後8時40分ごろに宝塚駅着。
 お腹もすいたので簡単な打ち上げをする。22時前の電車に乗り(順調に快速があった)、奥西は23時30分過ぎに家に着いた。
みなさんお疲れさんでした。また来年も挑戦をしましょう!




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