権現山


       比良全山縦走

リトル比良~釈迦岳~蓬莱山~栗原

山行日 2016年10月29日(土)
参加者 CL:網岡国  SL:川野  救護:前川  記録:奥西
天 気 雨の降りそうな曇り空・大変寒かった
コース 3:30奥西宅出発 ― 前川車を栗原の登山口に置き・5:10高島・リトル比良登山口の大炊神社着 - 5:35 出発 ⇒ 6:45~6:50 岳山 ⇒ 7:15 オーム岩 ⇒ 7:50~7:55 岩阿沙利山 ⇒ 8:45~8:50 寒風峠 ⇒ 10:00~10:05 ヤケオ山 ⇒ 10:30~10:35 釈迦岳 ⇒ 11:10~11:20 北比良峠 ⇒ 11:40 金糞峠 ⇒ 12:30~12:35 荒川峠 ⇒ 13:20~13:30 比良岳 ⇒ 14:30~14:40 蓬莱山 ⇒ 15:30~15:40 権現山⇒ 16:35 栗原の霊仙山登山口
報 告
毎年4月に六甲山の全山縦走をして6~7年になる。比良の全山縦走も6~7年前に1回行った。6人で行って全員完歩した。六甲全縦は毎年続けているが、比良全縦は1回きりで終わっていた。毎年行こうという声は上がるのだが、なぜか計画に登らなかった。
 今年は網岡国さんが気に留めていてくれて実施の運びとなった。
 六甲は電車を使えるが、比良は車利用で、登山口と下山口が違うのでその配慮をしなければならない。前回は送り迎えを安田さんに頼んだが、今回は2台の車で行くことにして計画化した。
釈迦岳 午前3時30分に奥西宅を出発して、栗原の下山口に前川車を置き、5時過ぎにリトル比良の登山口に着く。周囲はまだ暗い。降っていた雨も何とか止んだが、寒い。 長い道のりを考えると、「もう少し雨が降り続くと山行中止になるのにな」という思いがちらっと心をよぎる。しかし、雲は厚そうだが、雨はしっかり止んでくれた。
 5時35分ヘッドランプを点けて出発。石燈籠の辺りに来ると白みはじめ、琵琶湖が見えるようになってきた。ぽつんと雨が降ってきてあわててカッパを着るがすぐにやむ。そんなことが2~3回あって、カッパを着たり脱いだり。しかし、寒い風が強く吹き一向に気温が上がらないので、その後、カッパを脱ぐことはなかった。
 このコースは30数kmあると言われている。コース上にはおもなピークとして岳山、鳥越峰、岩阿沙利(いわじゃり)山、滝山、ヤケ山、ヤケオ山、釈迦岳、前山、烏谷(かと)山、比良岳、打見山、蓬莱山、ホッケ山、権現山の14ピークがあり、そのほかに小さいアップダウンがいくつもあり、なかなかのハードコースである。
蓬莱山 古希を迎えた川野さんを先頭に、4人の足並みはそろい順調に歩く。出発当初から川野さんは飛ばす。まだ体が眠っているので、もうちょっとゆっくり歩いたらとも思うが、先の長い道のりも考えんとあかん。しかし、速い。息があがるところまではいかないので、まあ、これでもいいかと思いついていく。
 エアリアマップのタイムはもちろん、前回歩いたタイムよりも速いペースで歩いていく。このコースはもう何回も歩いているので、先の見通しが立てやすいので、気分的な余裕もある。また、実際そうなったが、途中からは明るいうちに下山出来る見通しが立ってきた。
 このコースのハイライトの登りは、寒風峠から釈迦岳への登りである。なかなかの急登が続く。ここを登り切り釈迦岳に着くと、半分ぐらい歩いたことになる。ここまで来ると大体の見通しも立ち、ハプニングがない限り、到着時間の予想ができる。午後4時に権現山到着を目指すことにする。
権現山 しかし、まだいくつものピーク、峠が待っている。だが、みんな調子よさそうなので、一つ一つピークを乗り越えれば、どんどんゴールに近づいていく。
 蓬莱山に来れば、ゴールの権現山が見通せるようになり、ほっとした気持ちになる。しかし、まだまだ山道なので気は抜いたらいけない。慎重に歩き、4時の目標より30分早い午後3時30分に権現山到着。ここまで10時間の行程であった。
 下り初めは急降下するので慎重に歩みを進める。途中から、林道が延伸し、登山道がズタズタにされてしまい、道がはっきりしない。降りる方向を地図で確認しながら下る。暗くなっていたら迷っていたところであった。
 午後4時30分、車の所に到着。皆さんよく頑張りました。
  『古希迎え 比良の峰々 歩き越ゆ 歳を乗り越え 新たな山へ』(奥西凡太)




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