鈴鹿山系・四方草山しおそやま



山行日 2016年11月23日(水)   【天候】 曇りのち 晴れ
山名 鈴鹿山系南部  三子山(568m) 四方草山(667.4m)
参加者 (CL・運転)前川、(運転)竹田、(写真)池上、(救護・渉外)大森、(会計)伊賀、(記録)石田     計 6名
コース 鈴鹿峠 − 三子山(568m) − 四方草山(667.4m) − 霧ヶ岳 − 錐山 − 相場振山 − 安楽峠 − 東海自然歩道・かもしか高原 − 山女原(あけびはら) − 笹路(そそろ) − 東海自然歩道・三子山縦走路 − 鈴鹿峠
                     行動時間 7時間10分  行動距離 14.2km
  行動記録
 6:30 近鉄大久保 出発(竹田車・前川車の2台)−新名神・甲賀土山IC − 道の駅 あいの土山 − 7:45 R1鈴鹿峠・万人講常夜灯 (駐車)
 8:00 登山スタート 茶畑の横の道から鈴鹿峠登山口へ。
三子山への標識を左手へ。 しばらく東海自然歩道の緩やかな段差の階段が続く。



 8:25 分岐を右へ。送電線の鉄塔横を下り始めると、文字通り3つの山「三子山」が前方に並んで見えた。
 8:30 〜8:45  三子山・南峰(V峰)540m  小休憩 山頂左手(南)の注連縄から少し先に苔むした磐座が祭られている。 次のピーク「三子山・U峰」556mを通過する。
 9:10 三子山・北峰(T峰)568m 進行方向に四方草山の2つの峰が見え、北の方向遠くに鋭く尖った鎌ヶ岳も遠望できた。 激下りの後、ヤセ尾根、難関のキレットを通過。次は四つん這いで急登。
10:05 〜10:25 四方草山・南峰 650m 360度の大展望! 伊勢湾、知多半島、渥美半島、熊野灘・尾鷲方面、北東方面には名古屋市の高層ビル群、その向こう奥の雲の上に恵那山。 〈四方草山・南峰からの大パノラマ!〉


10:40 四方草山・北峰(本峰)667.4m 山頂は登山道を少し切り開いた狭い所。
登山ルート上の足元に三等三角点がある。
11:00 霧ヶ岳 630m (標識があり縦走路から東に入ると山頂) 急坂を下った鞍部の尾根で、リーダーから、左手遠くの麓に見えるのが「山女原」の里だと教えてもらう。(まだまだ先だ・・)
11:25 錐山(きりやま) 590m  好展望! ここから先も気は抜けない。ヤセ尾根を下っていくと2つ目のキレットが待っている。大きく崩壊した崖、その脆くて薄い崖の縁を慎重に降りていく。リーダーが手がかり、足場を示してくれる。全員無事に最難関を通過できた。眺望が開け新名神が眼下に。鞍部に下り「大峠」。そしてまた急登だ。



12:15 〜12:35  相場振山 (小さな札に書かれていた)
厳しいコースをほぼ終えて少し安堵。温かい食物を摂り休憩する。
12:42 安楽峠 近江と伊勢を結ぶ間道「安楽越」の峠道。山女原まで東海自然歩道の近道(車道)と約1キロ長い山道コースがある。私達は勿論(?)山道コース。「かもしか高原」へと登っていくと、辺りはこれまでと一変して穏やかな雰囲気になる。
13:00頃 かもしか高原 「この笹原の広がる森はかもしかの生息地で、丸みを帯びた形は“かもしかの背”を思わせる」との案内板。「水沢峠まで10km」や他のルートの標識もある。
鈴鹿山系の広さと奥深さは凄いなと思う。
山女原の里に向けて下る。やがて水が流れる谷筋の心地よい道になり、傍に「弥生式土器出土」の碑があった。戦国時代、江戸時代に旅人が往来  した「安楽越」。そして、遥か遡って弥生時代の古代人の暮らしの跡。
長い歴史が感じられるこの地域を、暫し旅人気分で歩けるような自然歩道だ。
今日の私達にとっては、これから最後の一山を越えて下山最終コースとなる。
13:45 山女原の里 のどかな田園風景を後に笹路(そそろ)川沿いの林道へ。
14:10 林道分岐  取り付き(登り口) 小休憩 さあ、あと一頑張りだ。
ゴールの鈴鹿峠へと支尾根を登る。すると、目の前に急な段差の階段が現れた。とどめの一撃?いえ、ここで屈するわけにはいかない。登るしかない。後ろの2人が数えながら登り、「83段だった」と。この階段はきつかったが、さすがに東海自然歩道、上がり切った所にベンチあり。 ホッと一息、ベンチ前で最後の写真を撮る。
15:10 鈴鹿峠・万人講常夜灯 着  無事にゴール! お疲れさま〜。

池上さんのGPSより (図1)(図2)

(図1) 高度推移   ― 10以上のピークを踏みました ―

(図2) 四方早山コース図

― 鈴鹿峠から反時計回りに14.2kmを周回縦走しました ―

激しい高低差のアップダウンが続き、キレット、ヤセ尾根の危険個所が多く、手強いルートでしたが、前川リーダーが先頭を歩いて下さり、ヒヤリハットもなく皆で無事に歩き通せました。
お天気に恵まれ、大展望や休憩のひとときが楽しめ、充実した一日でした。
皆さん、有難うございました。             記録: 石田



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