能登 猿山 332.5m



山行日 2017年3月27日(月)、28日(火)  天候:晴れ
目的 能登の猿山で雪割草を楽しむ。会員の交流・親睦を深める。
参加者 福島亮(CL)、松山(SL)、清水(渉外・連絡)、安田(運転)、屋根谷克(運転)
屋根谷邦、福島緑(会計)、那波(救護)、中塚(記録)  計 9名
行程
27日 宇治─輪島市大沢町間垣の里 田中屋旅館(泊)
28日 大沢町間垣の里─深見漁港
深見登山口9:30→猿山岬灯台11:45→猿山三角点12:45→猿山山頂群生地13:00→深見登山口14:10
報告
 深見登山口に着くと、案内兼協力金徴収係のおじさんが「雪割草は満開!一番いい時だよ。」と教えてくれる。20年前に京都の鷹峯からお連れ合いの故郷深見に移り住んでいる・・・・・等々いろいろお話して、環境保全協力金一人300円を払い、能登猿山雪割草の道に入る。つづれ折りの急登を上り振り返ると、眼下に深見の集落の黒い屋根、その向こうには静かな海が広がり、水平線が弧を描い て見える。天気予報通りの良い天気。さあ、いよいよ雪割草(オオミスミソウ)とご対面。



「春を誘う可憐な花、美しさの中に生命のドラマを演じる」


深見入口                        葉の先端が尖っている


薄いピンク                             雪の結晶の形


がく片6〜8枚                           ふちどりがく片


ピンクのグラデーション                      一面の雪割草
雪割草の他にも


エンレイソウ                           キクザキイチゲ(紫)


キクザキイチゲ(白)                       猿山岬灯台

 キンポウゲ科の雪割草は、葉の先端が鋭いミスミソウと丸っこいスハマソウに大別され、さらにその中間型も見られる。一見花のように見えるのは、がく片で、通常6〜8枚ある。白や薄紅、紫の他、黄やボカシなど花色・花形は変化に富む。
 猿山一帯の雪割草はオオミスミソウに分類され、その群生は日本有数といわれている。花色は白が多く桃、紅の順。近年の山野草ブームで盗掘されて、紫や真紅などの色鮮やかな花はめっきりすくなくなってしまった。地元では、自然遺産を守るため、住民が中心となり、パトロールや除草、遊歩道の整備など、環境保全に取り組んでいる。けれども、高齢化や過疎化などにより、その継続はなかなか困難な状況となっている。
             (猿山雪割草環境保全推進協議会のチラシより)

散策マップ

は群生地







福島班のコース
J → F → G → B → C → F → H → G → J
深見入口から少し入ると、タチツボスミレ、イカリソウ、キクザキイチゲ・・とお出迎え。そして、あっ、白い雪割草。おひさまの光が弱いので、まだ下を向いている。私たちが進むにつれ、開花した花が増え、色にも形にも様々なバリエーションが見られるようになってくる。深見(I)群生地、灯台近くの(D)群生地、猿山頂上近くの群生地を回ってゆったり鑑賞と撮影に興じる。花の絨毯、花の道。山中の花がみんな春を喜んでいるように見える。そんな早春の楽しい花山行だった。    
 (写真提供:松山、屋根谷、安田)



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