鳥海山・羽黒山・岩手山・秋田駒ヶ岳 |
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山行日 | 2017年9月19日(火)~25日(月) |
目 的 | 初秋の東北の山に登り、ブナ林・紅葉を愛でる。会員相互の親睦を深める。 |
参加者 | CL福島m、福島w、佐竹、伊賀、中塚w 5名 |
報 告 | |
9月19日(火) 午前6時 JR宇治駅前集合。前日の18日に秋田行のフェリーで行く予定が台風の影響で欠航したため、陸路を行くことにした。福島車で出発。京滋バイパス・名神・北陸・日本海東北自動車道をひた走り、鳥海山山麓の大平山荘に午後4時過ぎに到着。山荘付近は濃霧であった。 (距離およそ760km) (亮) |
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鳥海山、御浜小屋まで・羽黒山 | |
9月20日(水) 【天候】曇り、雨、晴れ | |
記録 | 昼から雨の予報なので鳥海山湖までの予定 |
5:00 | 太平山荘を霧の中、車で出発 |
5:20 | 鉾立小屋着 霧は晴れている。出発準備をする |
5:30 | 鉾立登山口を出発 曇りの中天気が気がかりながら樹林帯を歩く |
6:00 | 衣服調整をして歩き出すが霧が出る中、石が敷いてあるなだらかな登りを歩く。風景は霧におおわれ一瞬朝日を見たときは希望を持ったが又霧におおわれた |
7:05 | 賽ノ川原着 休憩10分 曇りで風も冷たく荒涼とした広場に草もみじが美しく秋を感じた |
7:55 | ゆるやかな登りで御浜小屋に着く。休憩 5分 空もあやしくなって来たので鳥海湖へ急ぎ歩き出すも猛烈な風で先に進めない。リーダーが即、鉾立小屋へ引き返そうと判断する 下ると風も弱くなった。小雨が降りだしてくる 登りに見つけられなかった真っ赤なベニバナイチゴの美味しそうな実はすっぱかった。小雨の中ゆっくり下る |
9:45 | 鉾立小屋着 広くゆったりした食堂で休憩させていただく。 大平山荘で飲むお酒を買う。銘柄「鳥海山」 |
10:20 | 羽黒山へ出発 羽黒山へ近づくほどに快晴 |
12:00 | 羽黒山山門出発 石段の途中で力餅を食べ石段を登る |
13:20 | 羽黒山着 立派なかやぶきの社に参拝してまた石段を降りる |
14:20 | 山門着く。石段2446段 出羽三山奥参りをしました。 門前でモロヘイヤそばや山ぶどうジュースをいただき休憩する |
17:15 | 大平山荘に着く。山の天候にハラハラし快晴に喜んだ一日。お疲れ様でした。食事時の乾杯のビールは最高に美味しかったです。 (伊賀) |
乳頭温泉へ |
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9月21日(木) | |
この日も天候は思わしくなかったので、山荘で朝食を食べ、8時前に大平山荘を出発。濃い霧の中を麓へ降りて行くとガスはとれていき、曇り空の中を岩手山方面へ。予定していた栗駒山も天候が悪そうなので断念する。 象潟から日本海東北自動車道を秋田方面へ走り、秋田道を協和ICへ。一般道を走り角館を過ぎ田沢湖から乳頭温泉郷へ向かう。 (亮) |
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Iさんの「樹林帯を歩くの大好き!!ブナ林なんかホントに気持ちがいい!!」との声にリーダーが思いついたのが乳頭温泉郷のウォーキング。思わしくない天候に前夜調べていたマップをもとに11時休暇村駐車場を出発。途中、鶴の湯温泉へのつり橋崩落で散策路を変えてキャンプ場でランチ。メニューはひしゃげたパンや生ぬるいジュースなれど、サイコーのロケーションでバカンス気分を満喫。その後ゆっくり乳頭温泉を楽しみ4時に本日の宿、岩手山麓の八幡平ハイツに到着。露天風呂からは岩手山が望める。 乳頭温泉郷のウォーキングは様々なコースが設けられており、1日でも遊べそうです。きれいで静かなブナ林あり、落葉樹林帯あり、針葉樹林帯あり、草原ありで体力に合わせていくつになっても遊べそうでお勧めです。 (緑) |
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岩手山 |
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9月22日(金) | |
コースタイム | 宿 5:05 → 5:15焼走り駐車場5:35 → 5:40溶岩原5:45 → 5:48焼走り登山口5:55 → 6:25休憩6:30 → 7:43第二噴出口跡7:58 → 9:00ツルハシ分れ9:10 → 10:30平笠不動避難小屋10:45 → 11:31岩手山頂上11:38 → 12:15平笠不動避難小屋12:30 → 13:25ツルハシ分れ13:33 → 14:13第二噴出口跡14:30 → 15:57焼走り登山口 → 16:00駐車場 |
報告 | |
行きのフェリーの欠航、鳥海山の強風での途中下山、乳頭温泉での橋の崩壊。そんな中、山の天気予報Aの予報に期待を込めて登頂開始。まず駐車場すぐにある溶岩原を見る。 ゴロゴロした溶岩が一面。ちょうど日の出と重なる。全長約4km、幅約1.5kmとある。登山口で入山届を書き、いよいよ山に入っていく。雨の心配がないというのは、よけい足取りを軽くする。緩い傾斜で細い道を上がっていく。噴出口跡までで1回休憩。衣服調整もする。 少しずつ高度を稼ぎながら第二噴出口跡に到着。ずっと木陰で歩きやすかった。少し右に行くと展望が開ける。左手に溶岩原が見え、右手は登っていく山肌が眺められる。ここから第一噴出口までは山道の感じ。 |
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また展望が右手に開け、延々続くコマクサの大群生地を黙々と登っていく。花の時期はとっくに過ぎているが、それでも、たまにコマクサの花を見る事ができた。道はまだまだ、まだまだだ。やっとツルハシ分れに着いた。少し休憩して出発。しばらく歩いているとツクツクツク、チーチーと小鳥の鳴き声。さえずりを聞くのはここだけだった。避難小屋までなかなか着かない。 木陰でよかったが、所々登りにくい段差があった。1時間のところ1時間20分もかかった。避難小屋にはきれいなトイレがあり、用をたす。さあ、目の前に岩手山がドーンと待っている。いよいよだ。最後の登りに取りつく。頂上への分岐に来ると風がきつい。噴火口を見ながら頂上に到着。 |
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風が強く立っているのがやっとだ。360度の展望を見ながらゆっくり昼食をと思っていたが無理。鳥海山を確認し、写真だけ写して、すぐ下山となる。残念。避難小屋まで下りて、昼食。木々を見ると風のせいだろう、葉が片方だけについていた。ツルハシ分れまでは、やはり時間がかかった。そこからは展望を楽しみながら、砂の坂、坂、坂を滑らないように気をつけてどんどん下って行った。第二噴出口跡でまた見晴らしのよい岩場までいって休憩。溶岩原の全様が目の前に広がる。だんだん緩やかになる下山道を下る。駐車場にちょうど4時に到着した。 (行動時間 休憩を含め 約10時間半) (佐竹) |
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秋田駒ヶ岳 |
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9月23日(土) 【天気】曇り初め小雨 | |
コースタイム | アルパこまくさ発7:07バス → 八合目小屋着7:32 → 八合目小屋7:40 → 阿弥陀池避難小屋8:55(休憩、トイレ)9:13 → 男女岳9:33 → 八合目小屋10:50八合目小屋発11:15バス─アルパこまくさ着11:40 |
報告 | |
乳頭山登山の予定を前夜の天気予報で秋田駒ヶ岳に変更したが、バス乗車前のスマホ検索では「A」と信じていた登山指数が、あっという間に「C」に変わってしまった。再度の変更は無理と諦めて八合目行きのバスに乗ったけれど、周りはガスで何も見えない。そのうちに、雨がポツポツポツポツ。バスの中でカッパを着て八合目で下車。ここまで来たのだから池まで行ってみようと出発する。足元の登山道の他見えるのは、すぐ脇に咲くウメバチソウ、もう終わりに近いリンドウ、展望台から見えるはずの紅葉は、なんとなくの気配だけ。デビューカッパのSさんと少し染みカッパのIさんで換え時談議が進む頃に、阿弥陀池避難小屋到着。Iさん提供の温かいお茶が嬉しい。 ここまで来たのだからあと20分がんばろうと、男女岳まで登り、証拠写真だけ撮ってすぐ下山。 |
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池の近くまで下りて来た時、風がサアーッとガスの帳を開いてくれた。小屋が、池が、周りの黄赤の紅葉が目の前に広がっている。幕が開いては一瞬閉じ、又次の幕が開く。「わあ~。」と言う声が聞こえ、いつの間にか他にもたくさんの登山者が上がってきていることに気付いた。足元に気を使いつつ、時々立ち止まって周りきょろきょろで、ゆっくり下山。田沢湖のビューポイントや、上りにはパスした展望台でスペシャル紅葉を楽しんだ。 | |
そして、次前方に登場したのは今日登るはずだった乳頭山。紅葉色の山頂が、雲の間から注ぐ光のスポットライトを浴びている。名前の通りの形で何だか可愛らしい。ちゃんと顔を見せて、「またおいで。」と言っているようにも……今回思ったほどの好天にならず、予定通りにはいかなかったけれど、最後に素晴らしい紅葉が見られて、余韻の残る東北山行となった。 (中塚陽子) アルパこまくさから車で昨日行けなかった鶴の湯へ日帰り入湯に向かう。鶴の湯は沢山の入湯客であふれかえっていた。女性陣は女性専用の露天風呂で、男(亮一郎一人だけ)は混浴露天で温泉を堪能。女性も2人ほど入っておられた。1時間余り滞在し、お土産の饅頭などを買って、今日の宿の秋田市御所野のホテルへ向かう。途中田沢湖畔で湖を眺めながら昼食。16時過ぎにホテルに到着した。 (亮) |
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秋田港からフェリーにて帰路 |
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9月24日(日) | |
6時30分からホテルで朝食をとり、6時50分ホテル出発。秋田港へ向かう。7時15分秋田港フェリー乗り場着。乗船して8時35分に出港した。船内で、ギター演奏や、クイズラリー、ビンゴゲーム、お昼寝、読書、映画などをそれぞれ楽しみ過ごす。途中船から鳥海山が望めたが、頂上付近は厚い雲に覆われていて、下界はこれだけ好天でも山は荒れているなと感じた。日本海に近い独立峰の鳥海に好天の日を望むのは難しいなと。 | |
敦賀から宇治 |
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9月25日(月) | |
5時30分敦賀港着。北陸・名神を通り、JR宇治に7時20分無事帰着。 お疲れ様でした。天候にはあまり恵まれなかったけれど。楽しい山旅をすることが出来ました (亮) |