個人山行 湖北 妙理山

山行日 2017年10月25日(水)  天候 曇りのち晴れ
山域・山名 湖北・妙理山 901.5m (余呉トレイル)
参加者 奥西
報 告
 当初は「会」の例会山行で計画していた。しかし、10月は絶好の登山日和になるはずが、今年はなぜか秋雨前線がずっと居座り(実は、太平洋高気圧が強いために、梅雨のような気圧配置になり、ずっと日本周辺に居座った)、さらには台風もやってきて、雨模様の天気がずっと続いた。
 台風21号が22日(日)の夜半に通過し、その後台風一過になると思いきや、前線が発生し雨模様になった。
 24日(火)の夜に雨が降り、25日(水)の午前中は70%の降水確率になっていた。佐野さんからメールが入り、『70%の降水確率だし、台風通過で道も荒れているだろうし、中止しましょう』という意見だったので、無理をしない方が良いだろうということで例会山行は中止と決定した。
 しかし、高層天気図も含めて天気の様子を予想すると、朝の8時か9時ごろには雨は止んでいる。その前の時間も降っても1mm程度なので、登山道が川になってはいないだろう。山は900mなので登山道は樹林に覆われているだろう。そういうことなので、雨は気にすることはないだろうということである。あと、登山道の荒れ具合であるが、前日の24日(火)にイン谷口~釈迦岳~北比良峠~堂満岳~イン谷口とトレーニング山行をしてきた。台風のために、登山道には何本もの倒木、小枝や葉っぱがかなり落ちていて歩きにくかった。しかし、特に危険なことはなかった。
 妙理山も同じような状況だとしたら、歩けないことはない。
 また、この山は冬の雪山山行として計画しようと思っている。そのため、ポイントにテープ付けをしようと計画もしていたので、飛ばすわけにはいかなかった。
 そんなこんなで、一人で行くことにした。一人の方が自由に行動できるので、作業を伴う山行は仕事がきっちりできやすい。
 6時に家を出発して、湖西道路を走り、9時30分に長浜市余呉町菅並の六所神社・東林寺に着いた。空地に車を止めた。きれいなトイレがある。今は使えるが、冬季は使えないと書いてある。
着いたときは小雨が降っていたが、間もなく止んだ。しかし、木々は濡れているだろうし、ちょっと気温が低いのでカッパを着て歩くことにした。出発の10時ごろには雨は止んでいた。
 登山口は、「余呉トレイルマップ」を見ると神社裏手から尾根に取り付くように赤線が引かれている。また、ネットで調べた情報でも、神社の裏手から登ると書いてある。行ってみると、薄い踏み跡はある。ネットの写真と同じ景色である。周りの様子を調べてみたが、登れそうなところはここしかないので、ここから登ることにする。
 登ってすぐ、踏み跡が明瞭になってきて、道は尾根上を登って行っている。間違いはない。今日はテープ付けが目的なので、下りに迷いそうなところに青のタフロープを付けて行く。間もなく急登が始まる。標高差150mほどだろうか、かなりの急さである。しかし、ここを過ぎると、道は自然林の中を適度な角度で登って行く。ところどころに、倒木がある。今回倒れたものではなく、以前に倒れたものがほとんどのようである。迂回路を分かりやすいようにテープ付けする。やがて、斜面が緩やかになり広がったところに来ると東妙理山746・7mである。
 ここから平坦な道を歩いていく。ブナ林がずっと続いている。やがて登りになり、再び緩やかになり、再度登って行くと妙理山山頂901・5mである。
 普通は3時間のコースであるが、テープ付けをしたり、登山道を登ったり下ったりして確かめた所もあったりしたので、3時間45分かかった。頂上に着いたのは13時45分であった。
 小さい私製の山名板があったので、ここが山頂だと分かる。しかし、山名板を見過ごし、地形図をしっかり読んでいなければ、通り過ぎて迷うかもしれないような山頂であった。何本もテープ付けをした。
 登りで結構テープ付けをしたつもりであったが、下って行くと、ちょっと心配なところが出てくる。そんな所にはさらにテープ付けをした。
 16時15分下山。 冬の登山口あたりの様子を聞こうと思って家のある方に行くと、すぐに人がいた。よく話される方で、なんでも今は長浜の街に住んでいるが、たまに菅並の家に来て畑をやったり、渓流釣りをしたりしておられるようである。昔は100軒以上の家があり数百人住んでいたが、今は30軒ほどに減り、年寄りばかりになっているということであった。
 冬山の下見に来たことを話しているので、雪が降るとこの辺りは除雪がされるということで、「家の前に車を止めても良いよ」とおっしゃってくださり、予約をした。
 空はすっかり青空になったが、もう17時前になって寒くなってきた。
 家に帰ったのは20時30分ごろだった。湖西道路が混んだ。



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