神話の舞台
比婆山・立烏帽子山

山行日 2018年2月23日(金)~25日(日)
目 的 広島と島根の県境にそびえる雪の比婆山・立烏帽子山に登るとともに、会員の交流と親睦を深める。
山 名 比婆山 1,264m、立烏帽子山 1,299m、烏帽子山 1,225m、池の段 1,279m
参加者 網岡m(CL)、網岡w、奥西(SL)
報 告
古事記に出てくる神話の世界で有名な伊邪那美命(妻)が祭られている御陵のある比婆山を中心にして、周囲を取り囲むように9つの山々がそびえる中心に、ひろしま県民の森があります。
ここにベースキャンプとしてテントを張って雪山を楽しもうと計画し、300㎞離れた京都を出たのが23日の夜8時過ぎ、最近開通した奥西宅近くにある新名神高速の城陽ICをくぐると、もう高速の世界に入る。当初5名の参加者ではありましたが、2名キャンセルで3名となりましたが、今回はテント泊での冬山装備とスキー道具を積んでの装備という事もあり、8人乗りの後部座席を荷室に変えて広々としたつもりが、積んでみると満杯状態で全員びっくり驚くほどの荷物でした。夜間走行という事もあって西宮北当たりを過ぎるとぐっと交通量も少なくなり、途中奥西さんと運転交代し中国自動車道の東條Iを11時30分に下りて、国道314号線を38㎞走りひろしま県民の森に到着したのが日付が変わって24日の12時30分過ぎで、意外と早く着いたと全員びっくりのアクセスでした。
ひろしま県民の森と言う名称どおり、夏は森林公園でのキャンプが楽しめる森が広がり、冬場には県民の森スキー場として年間を通じて楽しめる施設で、宿泊もテント以外に立派なホテルや高級レストランもあって、自然あふれる雰囲気の中に近代的な施設を備えたリゾートとなっています。
とは言え、らくなん山の会山行としては、テント泊と意気込んでいましたが雪の量も多く、ホテルの駐車場に止めたこともあって、車中での宿泊に変更し早々に寝る準備のために社内での荷物の大移動を敢行し、奥西さんと修は後部で国江は真ん中の座席に寝床を作り、寝ることにしました。
結果論から言いますと、8人乗りとは言うものの車だけでは4人寝るのが限度で、今回3名となったことでゆったりと快適に寝ることが出来ました。
夜中に駐車場に車を止めたことで、トイレはやむを得ず近くの河原や木々の間で済ませましたが、翌日からは目の前にある公園センター(ホテル)の立派なトイレを使わせていただき、ただではありますが快適な車生活をスタートすることができ、大変満足いたしました。

24日 午前7時に起きて簡単な朝食を済ませ、8時にはセンターすぐ横の登山口から登山を開始、夏道では車道と思われる平坦な雪道(積雪50㎝)をトレースを辿っていくこと15分、雪深く歩きにくいのでワカンを付けて25分尾根道の登山道に入るが、最近の新雪は4~5ほど前と思われるので、すでに固まりつつある雪は比較的歩きやすいが、奥西さん国江は新雪でない事が物足りない様子です。
9時50分に立烏帽子直下で一休み、ここは夏場には車が入れるようで大きなトイレや休憩施設もありますが、冬場は雪下ろしのしていないただの建物になっています。
途中1人の年配者に抜かれ、又休憩中に中年2人に追いつかれ、いづれもスノーシューを履いての雪山山行のようで、ワカンに比べるとかなりスピードが上げられるように見えました。(もちろん能力の違いもあるとは思いますが、奥西さんよりすごいとは思えない人でしたから)
かなりな急登でトレースも消えている立烏帽子山(1,264)への登りは、スノーシューよりワカンの方が直登出来るので効率が良いようで、やはり道具は使い分けが必要ではないかと思います。奥西さんが先頭でトレースの無い雪道を楽しんで登っているようでしたが、頂上到着は10時30分でスタートから2時間30分とほぼ予定通りのタイムでした。
記録写真を撮って直ちに周回縦走路である尾根道をたどって、池の段(1,280)を通過して白一色の広々とした尾根道をしばらく行くと比婆山の御陵に到着したのが11時50分。ここまでくると色々なルートから御陵を目指した登山者で10名程度の賑わいは、流石神話の舞台にふさわしい人気の場所だと思わせられた。
御陵から1キロ少し東側には広島県民の森スキー場があるのですが、ここからは木々に隠れて見えませ。
ここからは木立の間を抜けてしばらく行くと烏帽子山(1,225)の頂上に到着12時6分、天気も良くなり周回の山々が一望できるが烏帽子山の中将には目印も無くそのまま下っていくことにするが、私が記録写真を撮っている間に二人はどんどん下って行ってしまった。慌ててあとを追って走って下る途中、藪の小枝にワカンをひっかけて転倒してしまい、少し右足を痛めてしまいゆっくり下る事にする。
予定では毛無山(1,148)に登る予定ではあったが、私が足を痛めたことで本来の予定通り出雲峠から下山することにする(13時00分)。
毛無山の下にある沢沿いの下山コースは雪解けも進みつつあるようで、分厚い雪の割れ目からは春を待つ木々の小枝が顔をのぞかせていて、もうすぐ春だよと言っているようでした。
キャンプ場、コテージそしてスキー場のある県民の森センターに到着したのが14時丁度で、車に到着して装備を外し、奥西さん達は早々に500円なりのホテルの風呂に、そして私は足休めの休息タイムと時間を過ごし、3時過ぎから三人での宴会開始で奥西さんが喋り捲り、5時から柔らかな肉でのすき焼き開始、そこでも奥西節はとどまることを知らないようで、ご機嫌でした。
そして翌日は、県民の森スキー場で半日楽しみ、京都には25日の5時到着し、無事山行を終了しました。
今回は、雪山中心の山行でしたが、夏場は県民の森をベースにテント泊をしながら色々なコースの山に挑戦しても良いのでは、又トイレやお風呂の設備も綺麗で、会の皆さんにも是非参加いただけたら良いのではと考えています



山行報告に戻る

TOPに戻る









inserted by FC2 system