東北山行Ⅴ

5月2日(水)  白神岳 1235m

コース 5:00 起床 ~ 7:00 駐車場発 ~ 7:11 林道を歩き登山口 ~ 7:45 登山口から1・4kmの標識・沢コースの分岐(閉鎖) ~ 9:03 マテ山分岐 ~ 9:25 山頂まで2・5kmの標識 ~ 10:00 山頂まで1・5kmの標識 ~ 10:10 休憩 ~ 10:44 十二湖との分岐 ~ 11:00 白神岳頂上 11:28 ~ 12:40 マテ山分岐 ~ 13:30 登山口まで1・4kmの標識 ~ 14:00 登山口に下山・下山届も出す
報 告
2009年5月に岩木山に登った時に、日本海の近くに白神山地が見えていた。世界自然遺産にも登録され、原生の自然が残されているというところなので、ぜひ一度は足跡を残したいと思っていた。10年近くたってやっと念願がかなった。白神山地はブナ林で有名である。登ってみると、立派なブナ林が続いていた。
道の駅「はちもり」から登山口までは遠くない。海岸沿いを走り、標識に従って林道を登って行くと、広い駐車場に着く。すでに2台の車が止まっていた。
白神岳(1232・4m)へのルートは、最初、マテ山への登りまではトラバース気味の緩やかな登りが長く続く。途中、沢コースへの分岐に来る。このコースは沢を詰め、白神岳に直登するルートであるが、途中崩壊しているため、今は閉鎖されている。だから、マテ山を経ての尾根コースをとることになる。 途中には、何か所か水場もある。山道を歩いていくと、まず、シラネアオイが幾つも咲いているのに出会った。5~6つまとまって咲いているのもあった。この花はしょっちゅう見ることはない。久しぶりにイカリソウ(キバナイカリソウ)も見た。そのほか今まで見てきたスミレ、ニリンソウ、エンゴサク、キクザキイチゲ、オオカメノキが山道を彩っている。
上るにつれブナ林が出てくる。
ブナ林の中を歩くとなんだか落ち着いた気分になる。いつまでもこのような森を残したいと思う。
マテ山への登りは急登で、標高差約200mの登りになる。登りきると、左にマテ山を見るコルに来る。ここから尾根筋を登って行く。標高が800mを越えたので雪面になってくる。ブナ林の中の緩やかな登りが続く。緩やかな登りなので長い。しかし、木の間越しに周りの山々が見えるので、気持ちよく登れる。紅葉の季節も良いだろう。この尾根は、白神岳から十二湖へ下る尾根に登りつくが、尾根に登りつく手前に来ると、150mほどの急登になる。急登の途中で、右上方を見ると建物が見える。その右手が山頂だ。最後の頑張りで登りきると、パット視界が開け、山々の連なりが目に飛び込んでくる。しかし、いかんせん。山の名前が分からない。「700m、15分」の標識。あとは平坦な雪の上を頂上へ向かうのみである。見えていた建物は、立派なトイレであった。その近くにはトイレより小ぶりな避難小屋が建っていた。そこからすぐに白神岳山頂である。新潟から来た人が一人いたが降りて行ったので、頂上には我々だけ。


                                          建物はトイレ その先に白神岳山頂

今日は、夜には天気が崩れるということであるが、雲は出てきているがまだ穏やかな空模様である。ゆっくりと休憩する。下りは、アップダウンはほとんどないので楽に下れる。登り4時間、下り2時間30分の行程であった。

下山後は、「あきた白神温泉」ホテルで入浴し、秋田市内のビジネスホテル「リッチモンドホテル秋田駅前」に宿泊。広いベッドに大の字に寝られてやっぱり心地よい。
夕食は、近くの居酒屋で、山行の打ち上げと4月生まれの花折敬さんと網岡国さんの誕生祝を兼ねて宴会。
5日間とも天気に恵まれたいい山行ができました。



山行報告に戻る

TOPに戻る









inserted by FC2 system