比良全山縦走

山行日 比良全山縦走
山 域
目 的 ① 高島市のリトル比良から権現山までの比良全山縦走に挑戦する。
② 体力の向上と自分の体力の確認、会員の交流・親睦を深める。
参加者 CL奥西、SL網岡w、永井、寺崎(記録)  4名
コース 京都駅5:53発-近江高島6:42着 
6:50出発~8:10岳山~9:25岩阿砂利山~10:20寒風峠~10:45ヤケ山~11:35ヤケオ山~12:15釈迦岳~12:45北比良峠~13:55南比良峠~14:35烏戸山~14:50比良岳~15:50打見山~16:20蓬莱山~16:55ホッケ山~17:10権現山~19:25和邇駅
報 告
前日までの30度を超す蒸し暑さから一転して、強い寒気が入り込み気温も20度強と少し肌寒い位の、清々しい絶好の山行日和となった。
CLが先頭で全体の歩調を確認しながら引っ張ってくれる。白坂付近は拳大の石がゴロゴロしており、その上にぬかるんでおり非常に歩きにくい。ぬかるみに足を取られないように、また浮石に気を付けながら歩を進める。平坦な場所に出たとホッとする間もなく小さな岩場が次々と出現した。三点確保をしながら慎重に登る。
オウム岩で一服。眼下の琵琶湖の水面が光り輝き、幾何学模様の田んぼも水が張られ美しい。のんびりしていたいが、吹き渡る風が冷たく早々に出発する。アップダウンを繰り返し、心身ともに疲れてくるが、自然林の中を歩くのは気持ちがいい。
本日の第1の難所ヤケオ山が眼前に聳え立つ。標高距離300mを一気に登る。気温も低く肌寒さを感じていたのが噓のように額から汗が噴き出す。岩や木を掴み這い上がる。ホッとしたいが、まだ全行程の3分の1に過ぎない。気合を入れ直す。






釈迦岳をバックにヤケオ山で
釈迦岳に向かう道中から行きかう登山者が多くなる。同年代の登山者、若者たちのグループにも出会った。お互いの健闘を確認しあうように挨拶をしてすれ違う。
昼食時間帯の釈迦岳では、記念写真を撮るグループ、昼ご飯を楽しそうに食べるグループ、早々に出発するグループと大勢の人だまりが出来ていた。此処はスルーして前に進む。五葉つつじのトンネルやホワイトカーペット状の可憐な花弁の上を、そ~と歩く。足元には、イワウチワの花も競うように咲いていた。ヤマツツジ、ドウダンつつじ、ウツギなどの花々が咲き乱れハイカーの目を楽しませ、疲れを癒してくれる。
北比良峠で長めの休憩を取り心身のリフレッシュを図った。ここまでエアリアタイム8時間のところを6時間弱で到着している。順調に進んでおり、明るいうちに下山も可能である。が、最終判断は打見山とのことで出発する。
シャクナゲ街道を南へと進む。花は咲かせてないと諦めてはいたが、何と一輪だけ淡いピンクの花びらを付けていた。ご褒美なのか、前祝か。何れにしても、今までに見たシャクナゲのうち最高の輝きを感じた。
木戸峠付近で、道標の設置が曖昧で、踏み跡や赤符に惑わされ、多少ルート選定に戸惑ったが、トラブルもなく16時前に打見山に到着した。いつもながら、ゲレンデの登りには苦労させられる。ゴンドラの切符販売は16時まで、最終判断が迫っているが、悩むこともなく前に進むことに決定した。






      蓬莱山からの下り あと少し
大勢の人ごみの中を蓬莱山に向かう。リフトがすぐそばを走っている。乗ったら楽に短時間で着くが、見えないふりをして芝生と鹿の糞を数えながら山頂に。山頂には最近完成したテラスがあり、大勢の若者で賑わっていた。この付近は樹木もなく、西日に照らされながら歩を進める。17時10分に権現山に着いた。所要時間1時間。早い。








無事、権現山到着
束の間の休憩の後、下山に入るが、足場の悪い急な下り坂が待っていた。長時間歩行で、かなり足への負担がかかり、集中力も切れかかる危険な時間帯である。細心の注意をしながら降りる。無事に林道に出てひと安心である。ここからは、車道をひたすら和邇駅に向かって進む。19時25分、日が暮れるまでに到着した。歩行距離約32キロを完走することができた。
私事ではあるが、初級登山学校の際は、雨のため途中から下山しており、今回は、みなさんのおかげでリベンジを果たすこが出来た。感謝である。
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