2018年北海道山行報告 | |
羅臼岳山行(1661M) |
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7月14日(土) 天候 晴れ この日のSL 松山 記録 佐野 | |
4:20 | 宿を出て、木下小屋前のポストに入山届を出し出発。エゾマツ、トドマツの原生林のなかをジグザグに登っていく。よく踏まれていて歩き易い。 |
4:58 | オホーツク展望台に出るが、雲海が広がり海は望めない。名残のタカネバラ、カワラナデシコはたくさん咲いている。やがて650m峰。この辺りは蟻塚があるということでヒグマと出くわすことがあるらしい。獣臭もしている。私たちも前日岩尾別で目撃しているので、少し緊張しながら進む。どうか山の中で会いませんように。 |
5:50 | 弥三吉水に到着。痺れそうなほど冷たい湧き水でパワー充電。ひと休み。 ダケカンバが広がる極楽平を抜け、仙人坂を登り切ると、 |
7:10 | 銀冷水。先ほどと同じような小広場になっている。携帯トイレブースが設置され、テントも2~3張可能だ。羽衣峠を通過すると、7:40 大沢。空が大きく開け、これから登る雪渓が眩しい。雪が解けたところからエゾコザクラ、チングルマ、エゾキンバイ、エゾノツガザクラなどの花たちが咲き始めている。涼しい風に汗もたちまち乾いていく。後半は急坂だが、快調に歩みを進める。可憐な花たち、そして先ほどから前後している釧路の山口さんに励まされながら、雪渓を登り切ると、 |
8:25 | 羅臼平に着く。ハイマツの海の向こうに羅臼岳が立ちはだかるように見える。名残惜しいが、ここで硫黄山方面に縦走する山口さんとお別れ。感謝とお互い楽しい山旅になるよう願いを込めて握手し、記念撮影する。 20分の大休止の後、しばらくハイマツの平坦な道を進み、最後の水場、ほとんど枯れている岩清水を通過し、岩場を慎重に乗り越えていくと、 |
10:05 | 羅臼岳に登頂。 意外と広い頂上だが、既に大勢の人で賑わっている。オホーツク海の方は雲海が広がっているが、知床の山の連なっているさまが美しい。 |
10:30 | エネルギー補給をし、集合写真を撮り、惜しみながらも下山にかかる。 同じ道を戻る。岩場は下りの方が怖い。登ってくる人と慎重にすれ違い、 |
11:25 | 羅臼平へ。 |
12:00 | 大沢へ出る。下りはアイゼンを着けて下る。往路では雲海に隠れていた知床五湖が、今から下る雪渓の向こうにはっきり見える。 |
12:35 | 銀冷水。小休止。 |
13:40 | 弥三吉水。帰りも冷たい水で喉を潤して、 |
15:20 | 途中一度小休止し、木下小屋に下山。 14㎞、標高差1430m。 |
途中で出会った釧路の山口さんから知床の山にまつわるいろいろなお話を聞かせていただき、加えて写真もたくさん撮っていただき、感謝でいっぱい。スローペースの私たちにお付き合い下さり、本当にありがとうございました。 登り途中、脚つりなどありましたが、無事歩き通せてよかったです。お疲れ様でした。 |
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出会った花たち ウコンウツギ、カワラナデシコ、タカネバラ、エゾコザクラ、エゾキンバイ、エゾノツガザクラ、キバナシャクナゲ、サンカヨウ、ナナカマド、イワヒゲ、イワウメ、チシマギキョウ、ゴゼンタチバナ、ミヤマハンショウズル、エンレイソウ、シロバナエンレイソウ、メアカンキンバイ、イソツツジ、チシマクモマグサ 等 |
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7月15日(日) 天候 曇りのち雨 移動日 | |
この日は移動日。前日の天候予測で雨ということなので斜里岳に登るという当初の予定を変更し雌阿寒岳山麓の清里町の緑清荘までの移動のみとし途中オホーツク海岸の小清水原生花園に立ち寄る。雨風が強かったが一瞬の雨の止んでいる間に花園を楽しんだ。15時10分頃緑清荘着。 夕食後明日の日程を相談。明日の天候も思わしくないが、朝食の弁当は5時に受け取ることにし、明日の朝に判断することにし、4時起床の予定とする。 |