鈴鹿 南雨乞岳・雨乞岳

山行日 2019年2月17日(日)
山 域 鈴鹿山脈、南雨乞岳1087m、清水頭1095m、雨乞岳1238m
目 的 滋賀県にある雪の南雨乞岳に登るとともに会員の交流・親睦を深める。
参加者 CL:前川  SL・記録 奥西  救護・連絡 寺﨑
コース 6:00 奥西宅出発 ~ 7:10 滋賀県東近江市甲津畑奥の林道の鳴野橋に駐車 ~ 7:30 出発 ~ 8:20 桜地蔵 ~ 8:50 奥の畑谷分岐 ~ 9:30 上の奥の畑 ~ 10:40稜線に出る ~ 清水頭へ戻って南雨乞岳へ ~ 11:45 南雨乞岳 ~ 12:00 雨乞岳 ~ 同じ道を下山 ~ 14:10 桜地蔵 ~ 14:40 駐車場所
報 告
 2018年12月1日に、らくなん山の会の例会山行でイハイガ岳~清水頭のルートを歩き、奥の畑谷を下ってきた。その時に、雪が積もれば気を付けなければならないところを考えながら歩いたが、心配は杞憂に終わった。それは雪が少なかったからである。雪山は、雪の状態と天気によって難易度が様変わりする。今回は、そこそこの雪で、硬く締まっているが、アイスバーンにはなっていないし、ゴボッと沈むようなこともなく、快適に歩くことができた。また、天気はというと、高気圧が張り出してきて、曇ってはいるが、雨や雪になることはなく、時々青空や日光が薄曇りの中から丸い姿を現してもいた。気温も零度ぐらいで、寒くない。
 前川車で7時過ぎに駐車場所に着くと、すでに5台の車が止まっていた。多分雨乞岳に行かれるのだと思われる。 この時期でも結構な人が登っているのだなあと思った。
 近江平野には全然雪はない。林道に入ってもほとんど雪はない。やっぱり暖冬で、あまり寒気が下りてこないためだろう。
 今回は少人数の山行なので、さっさと準備をして7時30分に出発。ほとんど雪のない杉峠に向かう林道(途中から山道になる)(千種街道)をひたすら歩く。
 1時間20分で奥の畑谷との分岐に着く。この辺りに来ると、真っ白の雪が20cm程度であろうか。休んでいると、2名の若者が杉峠ルートを登って行った。
 奥の畑谷の入り口の30m程度が、左が岩稜の急斜面、右が垂直に10m~15mほど切れ落ち、下が川になっている。雪がついているとやばいなと思っていたが、雪がなく、問題なく通過できた。

                                                写真 : 清水頭
 この谷の下流部は、昔、畑作が行われていたというように、なだらかな広い谷である。上流部も緩やかに登っていて、滝などもないので、転落事故の心配はない。このルートはバリエーションルートであるが、結構歩かれているようで、テープも所々につけられているので、道迷いの心配もほとんどない。そんなことで、快調に歩くことができ、1時間ちょっとで稜線に登る尾根の所に来た。
 標高差は100m程度であるが、何しろ35度以上はあろうかという急登である。今回の山行でここが最難関である。雪は草が見えているので多くはない。足に力を入れて頑張ってのぼるしかない。稜線に出ると、強い風が吹いてきた。すぐに収まったが、風下側の斜面に少し降りて休憩。







 写真:南雨乞岳
 
南雨乞岳方面だけがガスっているが、綿向山方面、仙ヶ岳などの南鈴鹿方面などが好展望である。また、樹氷が美しい。
 若者が1人雨乞岳方面から下りてきた。ちょっとした岩稜がルート上に見えたので、念のためアイゼンを装着。休憩後、5分ほどで行けるので、雨乞岳と反対の清水頭のピークを踏みに行く。そこで若者と少し話す。
 岩稜を難なく越え、樹氷の美しい樹林の尾根を登って行くと、あっけなく南雨乞岳に到着。稜線上のちょっとしたピークで、標識も何もない。








     写真:雨乞岳
天気は穏やかで、時間も早いし、なだらかな広い尾根を10分も行けば雨乞岳に着くので、足を延ばすことにする。
 雨乞岳の頂上だけガスに覆われ展望は無し。朝明渓谷から登って行きた若者が1名いた。写真だけ撮り下山。
あとは駐車場までひたすら下るだけである。谷へ下りる急降下の斜面は、慎重にルートを選んで降りた。あとは、硬い雪の上を歩くだけなので快適。
下りは2時間35分で下った。登りは4時間35分。行動時間は7時間10分であった。
 計画、運転をしていただいたリーダーの前川さんに感謝します。



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