湖南 飯道山・庚申山



山行日 2019年3月2日(土)
参加者 池上(CL)、奥西、玉岡、桑垣(救護)、上島(連絡)、寺崎(SL・記録)
コース JR貴生川駅8:40~10;10庚申山(広徳寺)10:30~12:00飯道神社12:50~13:10飯道山13:20~14:25日吉神社(飯道寺)~14:45JR貴生川駅
報 告
春は気候が変わりやすいといわれる。この日は幸い雨の中日の絶好の山日和となった。
JR貴生川駅前の観光マップ看板前でCLから本日のコース概要の説明を受ける。この時すでに重大な問題が発生していた。計画書とマップ、コンパスを自宅に忘れていたのだ。マップはハイキングマップなどを頂いたが、コンパスが無ければ方角が分からない。手探りの出発となった。案の定いたるところでCLや奥西さんからのアドバイスを受けることとなった。
本日のコースは、半分以上が舗装道路との説明を受けていたが庚申山の登山口まで続いた。ここまで概ね1時間が経過、急登の長い階段を目の前に休息をとる。気を引き締めて足を踏み出すが、幅が広かったり段差が高かったりと苦戦を強いられた。アジサイの径・落葉の径との看板が表示されているが、アジサイの木は見当たらないし、落葉も半分くらい腐葉土化して風情は感じられない。これも、疲れからの心の余裕がないせいか、と反省もする。しかし、自然林に囲まれ、また所々に巨岩が出現し、更には一面が苔むした、幻想的な雰囲気を味わうことも出来た。
息を切らして庚申山山頂に到着した。展望台からは伊吹山から綿向山等の鈴鹿山系や御在所岳などが見えるはずであったが春霞で見ることは出来なかった。今度来た時の楽しみにしておく。
登山の証に証拠の集合写真を撮ることに。たまたま、腰の曲がった1人の男性が座っていた。「お父さんシャッター押して下さい」とお願いをした。かなりの高齢者に見えたのでシャッターの押し方まで丁寧にレクチャーした。腰の曲がった体型に比べて顔は若く見える。失礼ではあるが年齢を聞いたところ我々と同年代であることが分かった。
次は2座目の飯道山へ向かう。何時も思うことではあるが、せっかく登ったのに降りなければならない。また舗装道路を歩いて登山口へ。
人間の反応は正確無比である。舗装道路を歩いているときは何ともないが、杉の植林地帯に入ると間髪を入れず鼻水が出る。今日一日悩まされることとなる。
暫くは地形図を確認しながら林道を進む。今回はショートカットのためバリエーションルートを進むという。急登を四つん這いになりながら道なき道を詰めていく。飯道神社が見えた時はホッとした。
山や岩がご神体である。本殿の裏の巨岩(のぞき)から周囲の山々を見るが正確にわかるのは「三上山」のみであった。
ゆったりと昼食の後、山頂を踏んで急登を下山、続いてガレ場を足元に注意しながらやっとの思いで林道に到着。反省などのレクチャーをしながらのんびりと歩いていたが「少し急いだら新快速に乗車可能」とのアドバイスに約2キロを早足に。本日最高のトレーニングとなった。
思いの外、厳しく、また楽しい山行であった。ご苦労様でした。



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