鈴鹿 銚子ヶ口

山行日 2019年5月25日(土)
山 域 鈴鹿山系 銚子ヶ口1076・8m
目 的 鈴鹿山系にある銚子ヶ口(1076m)に、バリエーションルートを経て登るとともに、会員の交流・親睦を深める
参加者 CL:前川  SL:網岡国  記録:奥西
コース 6:50 朝明渓谷駐車場から約2km入ったちょっとした空地に駐車・出発 ~ 7:35 中峠 ~ 8:10 神崎川・大瀞 ~8:55 お金明神 ~ 9:15 お金峠 ~ 11:10 銚子ヶ口東峰 ~ 11:25 銚子ヶ口 ~ 12:05 水舟の頭(1067m) ~ 13:35 銚子分岐 ~ 14:40 本小峠 ~ 15:55 根ノ平峠 ~ 16:55 駐車場所
報 告
午前5時、前川車で奥西宅を出発。6時30分朝明渓谷着。登山者用駐車場を2㎞ほど上り、ちょっとした道脇に駐車。砂防学習施設の手前である。この場所は、登山口と下山口が近い。
朝明渓谷は釈迦ヶ岳の登山口で、登る人は多いが、中峠の方に向かう登山者は少ない。
天気は申し分ないが、長丁場の行程になるので暑さが心配である。
林道を上って行くと、中峠に向かう分岐に来るが、標識はない。白い大きい石がごろごろした川を反対側に渡る。ここに標識があった。中峠までは谷沿いを登って行く。なかなかの急登で、ロープの張ってある所もある。
大瀞である。 本流なので川幅は広い。前回来たときは靴を脱いでの渡渉になったが、今回はこのところの好天続きで、水量が少なめで、岩を伝って渡渉することができた。
 ここから左岸沿いを下り、途中から「お金明神」(人の顔に見える岩)に向けて急登を登る。踏み跡はついている。この岩は、どう見ても横顔の人の顔である。
ここからさらに登って行くと、2つ目の稜線のお金峠に着く。2年前は、ここから稜線をたどり、クラジャンなどを経てクラシ・イブネに行った。
今回は、銚子ヶ口に登るので、再び谷に向けて下って行く。谷筋を下って行くが、踏み跡といえる道はない。降りた所が、上谷尻谷と下谷尻の境で、向かいに北谷尻谷が見える。この谷を行くがもう踏み跡はない。しかし、テープが所々ついている。スマホで現在地を確認しながら、歩きやすそうなところを選んで広い谷を緩やかに登って行く。銚子ヶ口につき上げている尾根の所に来ると、尾根の左側を登る谷筋に入る。ここからは、急になった谷を登って行く。谷の中を上ったり、尾根の斜面に出たりを繰り返しながら標高差200mを登って行くと、谷が急に左折してくる。右手のくぼみを登って行くと間もなく銚子ヶ口東峰に着く。
好展望で、釈迦ヶ岳、竜ヶ岳、御池岳など山々が見渡せる。5分も歩くと三角点のある銚子ヶ口山頂に着く。4時間30分経過。ここは、展望はない。
ここから、今度はクラシ・イブネという頭の名前のある高原状になった場所を目指す。ここは開放感満点の好展望の場所である。しかし、ここに来るまで何回ものアップダウンを繰り返しながら稜線を行くので大変だ。
 稜線なので、心地よい風が吹いていたのと、景色が良いのと、新緑の自然林を歩くので、しんどさはちょっと軽減してくれる。
 まず、大峠を目指す。歩きやすい道が続くが、小さい4回のアップダウンがある。4つ目の水舟の頭1067mを下ると大峠に着く。窪んだ所で、道の分岐などはない。稜線上は踏み跡がある。
 ここから2つのピークを越えると舟窪に着く。ここからは、ヤセ尾根の岩稜帯の急な登りや崩壊地の横のトラバースが続く。やっと登りついた先が銚子の分岐で、目の前には緩やかな高原状の山頂部が広がっている。
 銚子までを第1弾として、ここまでが第2弾、最後の第3弾は、クラシを経て、本小峠に向けて急な尾根を下り、本小峠から神崎川沿いを歩き、上水晶谷を横切り、根ノ平峠を経て、伊勢谷を下って戻る。
 銚子分岐に着いたときは13時30分、この調子だと17時ごろには下山出来そうである。
(写真)
イブネから鎌ヶ岳・御在所岳をバックに


綿向山、雨乞岳、御在所岳、鎌ヶ岳などの周りの山々の展望を楽しみながら歩くと、間もなく下山地点。標高差350mを一気に下ると本小峠。南についている踏み跡を下ると、神崎川に再び降りる。ここからは、分岐ごとにある標識を見ながら、緩やかに登って根ノ平峠。ここに着くと後は下るだけ。途中から広い河原の白い丸い石がごろごろした伊勢谷沿いを下り、林道に出て、朝明渓谷の川を渡るとすぐに駐車場所に戻る。
 今回の山行は、行動時間が10時間という予想通りのハード山行であった。上ったり下ったりを何度繰り返しただろうか。しかし、目の前の困難を1つ1つクリヤーしていくと、目標は達成できるものなんだと強く感じた次第である。なんだか人生訓みたいな結論になった。
 計画、運転していただいた前川さんには感謝します。



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