九州 九重連山・由布岳 |
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山行日 | 2019年5月29日(水)~6月2日(日) |
山 域 | 大分県 由布岳(1,583.3m) 九重: 平治岳(1,643m)・北大船山(1,706m)・大船山(1,786.4m) |
目 的 | |
参加者 | 竹田(CL、救護)、高岸(会計、連絡)、大森行(運転)、大森照(会計、渉外) 上島(SL、記録)、中塚(SL、記録)、計6名 |
報 告 | |
第1日目(5月29日、水曜日) 晴れ |
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15:25 | 近鉄大久保駅前で大森車に乗り合せ、大阪南港に向けて出発。 |
第2日目(5月30日、木曜日) 晴れ |
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8:10 | 下船し、由布岳登山口の駐車場に到着。 |
8:30 | 駐車場を出発。前方には双耳峰の由布岳の綺麗な山容がくっきり。正面登山口コースの道を進む。 |
10:52 | 合野越(ごうやごし)を過ぎ、ジグザク道を上ってマタエに到着。マタエは由布岳の東峰と西峰の鞍部にあたり、どちらにも直ぐ取り付ける。ここに来るまでミヤマキリシマは、斜面にぽつりぽつりと咲いているのみ。 |
11:10 | 東峰に着く。西峰の北尾根側一帯に咲くミヤマキリシマが見える。昼食。 |
11:52 | マタエに戻り、西峰をめざす。先ずは緩やかな岩場をよじ登る。 |
12:17 | 西峰に着く。途中、角度の深い岩場と障子戸と呼ばれるトラバースコースの岩場を通過。渡り終えホッとする。東峰の頂上とは異なり、広くて岩は少ない。設置されている大きな温度計の表示は25℃。沢山のミヤマキリシマが咲いている。 岩場には特に注意を払い、来た道を引き返す。障子戸では我々の横這いの姿を他のグループが下の登山道から観察している。 |
14:30 | 合野越まで下り、草だけの飯盛ヶ城(1,067m)に登る。眺める由布岳は格別。 |
15:28 | 駐車場に戻り小休止をした後、宿泊先の黒嶽荘に向かう。 |
由布岳西峰を目指して 飯盛ヶ城(由布岳を背に) |
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第3日目(5月31日、金曜日)曇りのち雨 |
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6:55 | 名物湧水の炭酸水をペットボトルに入れ、宿を後にする。 |
7:35 | 長者原(ちょうじゃばる)ビジターセンターの駐車場に到着。 |
8:00 | 登山口を出発。 竹田・高岸・上島・中塚の4人の予定コースは諏蛾守越~久住山~中岳を経て法華院温泉山荘、大森夫妻は久住山~中岳に回らずに法華院温泉山荘に直行、となっていた。しかし、降り出した雨の止む気配はなく、北千里浜から4人の予定を変更して全員で法華院温泉山荘へ直行することにした。 |
11:20 | 法華院温泉山荘に到着。雨もほぼ上がる。休憩所で昼食を摂り、我々が泊まるログハウスの掃除が済むまで待機する。 ログハウスは2階建。1階は女性3人、2階を男性3人が使うことにする。荷物を片付け、風呂に入って体を温める。落ち着いたところで、夕食までの間、ジジ抜き・ババ抜き・七並べ等のトランプゲームをして笑いの絶えない時を過ごす。 |
法華院温泉山荘から坊がつる・平治岳を望む 法華院温泉山荘 |
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第4日目(6月1日、土曜日)晴れ |
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昨日の雨が嘘のように天気が回復。予定のコースを歩く。 | |
6:37 | ログハウスを出発。坊がつるの木道を通り過ぎ、平治岳(ひいじだけ)への山道に入る。“一人1個の石を持って表示された場所まで運んで下さい。“の掲示板を眼にし、1つ石を拾う。 |
8:25 | 平治岳南峰(1610m?)に到着。山腹から一面にミヤマキリシマが咲いている。平治岳山頂もピンクの色に染まって美しい。法華院温泉山荘から稜線がピンクに染まる平治岳を見たが、眼の前に広がる景観は別格。大森夫妻はすぐ先の平治岳(1,643m)に登った後、雨ヶ池を経て長者原の駐車場に直行するコースを、残る4人は大船山に登ってから長者原に戻るコースを行く。 |
10:44 | 北大船山(きたたいせんざん)(1,706m)を経て大船山(たいせんざん)(1,786.2m)に着く。昼食を兼ねて休憩。この間の稜線に咲くミヤマキリシマは見事。 |
12:56 | 段原から坊がつるキャンプ場に出る。朝の風景とは大違い。テントの数も遥かに増えて、あちこちで若者グループの楽しそうな姿が見られる。 |
14:02 | 雨ヶ池。木道を歩くが、池はカラカラの状態で、殆ど花は見られない。 |
15:21 | 長者原に到着。大森車を覗くと、ご夫妻は車内で休息中。少し休憩してから別府港に向かう。 |
平治岳中腹から硫黄山方面を望む 北大船山から大船山を望む |
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第5日目(6月2日、日曜日)晴れ |
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9:15 | 下船し、近鉄大久保駅に到着。 待望のミヤマキリシマを満喫でき、6人全員が怪我やヒヤリハットも無く、無事に戻ってこられた。 皆さん、お疲れ様でした。 |
【感想】 |
由布岳西峰の障子戸と呼ばれるトラバースコースの岩場は予想外で、初めて横歩きを経験した。これまでの金毘羅における岩場訓練(今年度はまだ)が大いに役立ったが、技術はまだまだ。 5月31日は想定外の雨になり、予定した久住山・中岳に登れなかったのは残念だった。しかし、あの雨の中では景色を楽しむ余裕は生まれず、少なくとも4時間ひたすら歩き続けるだけで、体力も消耗する。やはり法華院温泉山荘に直行したのは安全と翌日の行動をも考慮した適切な判断だったと思う。 九重でも場所ごとにミヤマキリシマの開花状況は違っていた。6月1日に見た平治岳や北大船山近辺の稜線に咲くミヤマキリシマは壮観で、前日の落ち込んだ気持ちをすっかり吹き飛ばしてくれた。平治岳の頂上を踏まず、南峰だけになったことには少し無念さはあるものの、平治岳の大パノラマはそれを補ってくれた。 CLの竹田さんには計画から実施まで、大森行さんには車の手配と運転に大変お世話になりました。ありがとうございました。 |