信越トレイルセクションⅠ.Ⅱ.Ⅲ

山行日 2019年5月30日(木)~6月2日(日)
山 域 関田山脈   斑尾山(1382m)、袴岳(1135m)、黒岩山(911m)
目 的 雪解けの新緑の季節に信越トレイルを歩き、眺望・湿原の花・歴史ロマンを楽しむとともに会員の親睦を深める。
参加者 石田(CL・渉外)、屋根谷w(SL・記録・連絡)、中塚w(SL・記録)、佐竹(SL・記録・会計) 計4名
報 告
     1日目 5月30日(木)
京都駅10:09サンダーバード~金沢~飯山~戸狩野沢温泉駅~宿 (民宿メイプルハイムで3泊4日)
入浴、夕食後 明日の山行についてミーテイング。

     2日目 5月31日(金)セクション1 歩行距離11.8km 行動時間6時間35分
コース 6:20宿出発7:00登山開始~8:25斑尾山頂上~8:45大明神岳~10:15万坂峠~10:36袴湿原~11:45袴岳~13:35赤池
登山開始の斑尾高原チロルに着くと冷たい風にびっくり。ウインドブレーカーを着る。気温13度。これから登るスキー場のゲレンデを見て心配になる。400m程の急登を一時間半掛けて登り、斑尾山(1382m)頂上。頂上が信越トレイルのスタート地点。すぐに見晴らしの良い大明神岳へと足を伸ばす。そこは素晴らしい展望。眼下に野尻湖、その向こうには雪をかぶった妙高山、火打山、槍ヶ岳、穂高が見え感激する。


←ブナのアガリコ)     
今度は長野、新潟の県境にあたる万坂峠へ長い長い下り。途中は唐松やブナ林の新緑が目や疲れた心を癒してくれる。このゲレンデにも見事な蕨がびっしり‼(ゲレンデの蕨は3㎏1300円で有料)
万坂峠から袴湿原に着く。水芭蕉はお化けになっていたがここでお昼をする。11:45 袴岳(1135m)着。 妙高山、火打山が目の前にどっしりと見え、またまた感激。15分程休んでゴール地の赤池めざして歩く。
13:40 赤池遊森の館に到着           (記録:屋根谷)

     3日目 6月1日(土)セクション2 歩行距離14.8km 行動時間6時間30分
コース 宿出発6:50→赤池着7:20 出発7:35→沼の原8:30~9:35→希望(のぞみ)湖(こ)10:25~11:45→毛無山(1022m)12:15~12:40→涌井新池13:20→涌井14:05
昨日歩いたセクション1の終点赤池まで宿の車で送ってもらう。一旦、赤池ブナ林トレイル入口で「降ろしましょうか?」と言われたが、「いえいえ、私たちはきっちり②-1から始めます。」と赤池游森の館まで乗車。しっかりトレイルを繋いで出発する。ブナの芽吹きの新緑に囲まれて、小鳥の声を聞きながら、ふかふかの道を歩く朝の気分は最高!沼の原湿原に着くと、湿原には、お化けのように大きく伸びたミズバショウの葉がぎっしり。 でもでも、よ~く見ると、少し陰になった水辺に白い花が一つ、二つと待っていてくれました。黄色の塊のリュウキンカと白いミツガシワの彩りが大きく広がり、小川に沿ってコナシのピンクの花が続く。蕾は丸く、濃いピンクでとてもかわいい。小さな尾瀬(?)の景色と爽やかな風を感じながら、ゆっくり周遊した後、希望(のぞみ)湖(こ)に向かう。
希望湖は釣り人が多数。湖面にわずかに映る逆さ斑尾山を確認し、湖をぐるっと一周して毛無山登山口へ。頂上(1022m)の標識で写真を撮ろうとしている時に、運よく(私達には)トレラン中の地元の若者が現れ、Iさんのあれやこれやの注文にも快くシャッターを押してくれた。昼食後、東側にある展望台から飯山方面-水の張られた田んぼや町並み、間を流れる千曲川、その向こうの野沢温泉や志賀高原の山並みを望む。
 ハルゼミやウグイスの鳴き声を聞きながら、カラマツの森を下って行くと、灌漑の為に作られたという涌井新池で、ここからは砂利道の農道になる。地図で見るとUターン、Uターンの繰り返しだが、途中からアスファルトに変わった農道終点、②-25でセクション2は終了となる。
 湿原の花々、鳥やハルゼミの声、カエルの鳴き声、ドングリの芽生え、タニウツギの並木(?)、今回のセクション2は、自然観察たっぷりのコースだった。                   (記録:中塚)

     4日目 6月2日(日)セクション3 歩行距離12.7km 行動時間 6時間30分
コース 宿出発6:20-6:40涌井6:45-7:32富倉峠7:45-8:10ソブの池通過-途中休憩2回-10:00黒岩山の東屋10:15-11:00太郎清水11:10-桂池11:15-13:15仏ケ峰登山口
← 涌井で集合写真を撮ってもらい、3日目スタート。木々の間を登っていき富倉峠に着く。かつて信濃と越後の交易が盛んな場所であったそうだ。少し行くと大将陣と呼ばれる史跡がある。ここは上杉謙信が見張り台として陣をはった場所。ソブの池を右に折れ、黒岩山を目指す。≪ 黒岩山は山まるごと国の天然記念物 ≫
木々の木陰のある広い道を登っていく。黒岩山少し手前で展望が開け、
妙高山・火打山が目の前に見える。写真を撮っていると、軽トラックがすり抜けていく。作業の車だが、山道なのにと思う。黒岩山山頂近くの五角形屋根の東屋で昼休憩をとる。少し行って山頂のはずが、標識を見つけることはできなかった。下っていくとヒメギフチョウが満開のタニウツギの花に止まる。

←妙高山・火打山

シャッター。なかなかじっとしてくれない。そうこうしている間に人の気配がする。鈴を鳴らしながらの静岡からの夫婦連れとすれ違う。標識にしたがってどんどん行くと道路わきに太郎清水という湧水があり、各自おみやげにボトルにくむ。ここからは桂池を見ながら舗装道路をしばらく行く。③-22の標識を上がった所から山道に入っていく。しばらく行くと信越トレイルクラブのボランティア作業の方々が大勢休憩されていた。ごくろうさま、京都から来ました、とか言いながら下っていく。道々カタクリの葉が目立ちはじめ、花を見つけて写真タイム。そのうち二人のボランティアの方に抜かされる。
途中、雪が残っている所もあった。この先まだまだなので、休憩をとる。ぬかるんだ下りの階段を下りたり、急な傾斜の道を上がったりして、やっと仏ケ峰登山口到着。写真を撮り、ゲレンデで小休止、戸狩温泉スキー場の最高点からの展望を楽しむ。ばんざあい!!とん平ゲレンデに下り、少しして宿の車が迎えにきた。民宿で入浴し荷物をまとめ、コーヒーをいただき、車で戸狩野沢温泉駅へ送ってもらう。
予定通り、飯山線16:32発に乗り→飯山→金沢→京都駅20:54着        (記録:佐竹)
感 想 ◎地理院地図・信越トレイルクラブ公式地図・スマホの地図アプリを使い、4人で協力し合って楽しく歩くことができました。(CL:石田)



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