南木曽 兀岳・夏焼山・大川入山 |
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山行日 | 2019年6月22日(土)~23日(日) |
山 域 | 木曽山地南部 長野県飯田市の兀岳1636m・夏焼山1503mと阿智村と平谷村の境の大川入山1908・3m |
参加者 | 奥西(CL)、土岡(渉外)、那波(連絡・救護)、石田(SL・記録)、松山(会計)、寺﨑(SL・記録) |
報 告 | |
1日目 6月22日(土) 兀岳・夏焼山 | |
コースタイム | 9:00大平峠9:15 ~ 9:50分岐9:55 ~ 10:25兀岳10:45 ~ 11:25大平峠11:50 ~ 12:15夏焼山13:00 ~ 13:20大平峠 |
大平峠登山口に到着した。トイレ、東屋、水場がある、広場兼駐車も可能なスペースとなっている。ここはπ岳と夏焼山の登山口になる。 π岳とは標高差250m程度であり、身軽な装備で出発した。クマに逃げてもらいましょう!!との札が掛かっており、管も備え付けてあったので、カンカンと打ち鳴らした。 |
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笹がきれいに刈り取られ歩きやすくなっていた。作業してくださった方に感謝しつつ階段状の急登を心が折れそうになるのを我慢して、汗をぬぐいながら進む。女性陣は、「マイズルソウ、ツクバネソウ」が咲いているとか、花を鑑賞しながら優雅に談笑している。他方、春ゼミ?(ツクツクボウシのようなセミ)が、小鳥のサエズリをかき消すような騒々しく鳴いている。何れも無視して歩を進めた。 昨日までは予報であったが、薄曇りの山行日和となった。 分岐まで来るとあとは気持ちの良い稜線歩きである。1時間程度で山頂に到着した。山頂の標示板には「禿山」と表示してあった、山頂からは、摺古木山~安平路山の稜線、奥に乗鞍岳や南木曽岳などの雄大な山塊を望むことが出来た。 大平峠に戻って昼食タイムとした。Mさんが、軽トラのそばにいた男性と会話した |
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兀岳山頂 |
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ところ、笹狩りやトイレの清掃に従事してくださっているとか、感謝しながら、本日二座目の夏樹山にアタック。刈り取られた笹に足を取られながら急登を登りきると30分程度で山頂に着いた。 | |
旅館のチェックインの時間調整を兼ねて山行談議で盛り上がった。 下山後、女性陣は太平峠で「ミズ」を一抱え程ほど採取していた。 旅館では、女性陣からの「フキの煮つけ、きゅうり、びわ」などの差入れを肴に小宴会。夕食は旅館最高級のテーブルに一度に載せきれないくらいのボリュウムの「料理長お任せの特別料理」を、時間を掛けながら美味しく頂いた。気持ちよく酔いも回り昼神温泉の夜も更けていった。 |
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2日目 6月23日(日)晴れ時々曇り 大川入山 1908.3m |
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宿出発 7:55-治部坂高原スキー場へ向かう。登山口近くの駐車場に8:15着 | |
8:30 登山スタート (「大川入山」は阿智セブンサミットの一つ) しばらく舗装路を進むと「ACHI 7 SUMMITS 大川入山 登山道入り口」の立派な標識があり、別の標識には「大川入山登山道」(横岳まで1.7km 大川入山・山頂まで5.3km)の案内あり。 沢沿いの道に入り、橋を渡り右手の尾根へ。登りきると、木の根道がずっと長く続く登り坂の尾根道が目の前に現れた。“カッコイイ!!”とNさんが感嘆したほど、見事な木の根道だ。普通なら木の根道は足を取られやすいが、ここでは根がたくさん張り出し、よく乾いていたので足を運びやすい。みんな快調に登っていった。 |
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9:50 「横岳」(1574m)着 小休憩 昨日 昼神温泉で買った「姫桃」(アンズよりやや大きいサイズの、極小の桃)を食べる。“美味しい~!”(山頂に着いたら、もう一個ずつ姫桃のご褒美) 私達より少し?若い名古屋のグループと互いに集合写真を撮り合う。 「横岳」からは緩やかなアップダウンが続く稜線上の道だ。 紅色の小さな花のベニドウダンが咲き誇る道がしばらく続く。 “ドウダン街道と名付けたい”(Mさん)ほどの素敵な登山道でした。 宇治を出発する前は雨の心配も少しあったが、昨日も今日もお天気が良く、夏空の下でみんな気分上々です。 やがて、ダケカンバ、カラマツ、シラビソ、ナラ、ブナなど、美しい樹林帯が続き、新緑の尾根道を快適に歩く。マイヅルソウの群生やユキザサの白い花、ベニバナイチヤクソウ(?)も見られた。 |
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昨日の山で春蝉の大合唱を聞いたが、「まだ春蝉の実物を目にしたことが無いなぁ。今日こそ見てみたい!」と、今朝歩き始めた頃言っていたTさんが、目の前の木に2匹発見!その後、1匹を見事に手のひらに!みんな集まり、春蝉を見せてもらった。緑色の透き通った羽の小さな蝉でした。(下山途中の登山道でも、余り元気のない春蝉を1匹見つけ、踏まれると可哀そうなので森の中に逃がしてやった。) 「山頂まであと2km」大きな標識を過ぎるあたりから傾斜が徐々にきつくなり、急坂を下って登り返し、「あと1km」の標識あたりからいよいよ急登になる。 木々もだんだん少なくなると笹原が広がり、視界が開ける。周囲の山並みを楽しみながら前方に見える山頂を目指して頑張って登っていく。 12:08 山頂に到着 大川入山1908.3m |
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意外にもたくさんの人が昼食休憩で賑わっている。子供たちのグループもいた。 私たちは先ず最初にお待ちかねのご褒美「姫桃」を食べ、“美味しいネ~!!” あいにく雲が出てきて、中・北・南アルプスも見える360度の大展望はならなかったが、昼食休憩をゆっくり楽しんだ。 ここから「あららぎ高原スキー場」への周回ルートを歩くグループもいるようだ。「横岳」の時と同じく、名古屋のグループと山頂での集合写真を撮り合う。 12:34 下山開始 同じ道を「治部坂登山口」へと下る。 |
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14:18「横岳」で下り最後の小休憩をしていると、山頂で見かけたご夫婦(ご主人は靴底剥がれで、両靴にぐるぐると包帯を巻いていた)が通り過ぎ、その後、木の根道の下りの尾根で、奥さんの方の足が痛み出して歩きにくくなったようだ。(助けてあげようと)奥西さんが先を歩いていた私たちを止めて(15:00頃)、応急処置の経験豊かな松山さんがテーピングの手当を施してあげた。 ストック2本を寺崎さんが貸してあげ、一緒に下山する。 テーピング効果で歩けるようになり、無事に下山できて大変喜んでおられた。 15:36 「治部坂高原スキー場・駐車場」に到着。お疲れさまでした。 ●「大川入山」山行:行動時間 約7時間 往復 約12km でした。 16:10~ 昨日も利用した「湯ったり~な昼神」(阿智村公営の温泉)に入る。 16:50 帰路へと車出発。 途中、養老SAで夕食と会計(清算)。 20:20 京滋バイパス・東宇治インター。 その後、順に下ろして頂く。 ~ 奥西さん、CLと運転をして頂き有難うございました。~ ~「大川入山」は登りがいがあり、楽しく歩け、とても良い山でした。~ |
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阿智セブンサミット 今回登った「大川入山」の他にどんな山があるのだろう? と調べてみました。 1恵那山(2191m)、2大川入山(1908.3m)、3富士見台高原(1739m)、4蛇峠山(1664m)、 5南沢山(1564m)、 6高鳥屋山(1398m) 7網掛山(1133m) 「大川入山」が愛知、長野、岐阜県の人たちの人気の山であることが頷けます。 「蛇(じゃ)峠山(とうげやま)」は大川入山登山中に見えていたあの山かな。 「南沢山」は5月に登った松山さん達4人みんなが美しい山だったと話してくれました。「網掛山」は、“登ってみたい!”と、寺崎さんの声が聞こえていました。 記録:石田 |