2019年 北海道 山行

山行日 2019年7月21日(日)~7月29日(月)
参加者 CL 福島m、土岡、福島w、竹田、中塚w、清水、谷、佐竹  8名
報 告
    
    7月21日(日)        フェリーで北海道
午後9時40分名神多賀SAに福島車と竹田車に分乗し集合。敦賀港新日本海フェリーターミナルに向け出発。10時40分ターミナルに到着し、乗船を待つ。

    7月22日(月)        北海道 到着
午前0時30分敦賀港出港。各自指定のベッドにもぐりこむ。船は一路北海道苫小牧東港に向け進んでいく。それぞれ自分の起きたい時間に起床し、一日を過ごす。
船内で夕食を済ませ、午後8時30分定刻に苫小牧東港に到着した。この日の宿の苫小牧市表町のホテル杉田へ急ぐ。9時過ぎに到着し宿泊。

恵庭岳山行(1320m)
    7月23日(火)  天候 雨のち曇り
参加者 8名全員 この日のSL 佐竹、記録:中塚w
コース 登山口発7:00→新4合目8:10→7合目(見晴台)9:50→8.5合目(第二見晴台)10:45→7合目11:25→登山口13:45
朝は曇り、昼頃から雨の予報に「降らないうちに下りて来られたらいいね。」と話していたが、駐車場で準備中にもう雨がポツポツ﹆﹆﹆。急いで、カッパの上or上下を着る。予定通り7:00に出発。少し歩いた所に登山届ポストがあり、傍の木の幹に「地震の影響で落石の恐れ、崩落の恐れがあり。リスクを認識した上で注意して登ってください。」と注意書きが貼られていた。その先からは、根っこを見せた倒木、崩れたような跡、谷を埋めたゴロゴロ岩と確かに荒れているのが解る。けれども、登山道上の倒木はカットされており、目につくところにはテープ、危険個所には立入禁止のトラロープ、頂上に向かう向きに←頂上の札が掛けてあって迷うことはなさそう・・・が、「近年、6合目までで、道迷い死亡事故2件発生。」の貼り紙も。新3合目を過ぎると傾斜がきつくなり、上り専用の長いロープを慎重に上ると溶岩の塊7合目(見晴台)。晴れていたら、恵庭岳頂上も、支笏湖も見えるはずなのに見晴らし皆無。ここで、腰を下ろして水分補給、エネルギー補給の休憩にする。すぐ足元にイワブクロが咲いていた。あともう少しと気を取り直して(仮)頂上を目指す。
引っ越してきた頂上のプレート(恵)庭岳1319m が掛けられているところが8.5合目の第二見晴台。本当の頂上はもっと奥だが、崩落の危険大で、「これから先は入らないでください。」とロープが縦横にかけられ立入禁止になっている。硫黄の臭いは流れて来るが、やっぱり、火口も本当の頂上も周りは何も見えず、写真だけ撮って下山。下り専用と書かれたルートでロープを使って一人ずつ順番に下りる。登山口に近づいた頃雨は上がり、樹の間から初めて支笏湖の湖面が見えた。北海道第一日目、カッパ山行終了。
その後A班福島亮、竹田、中塚、佐竹とB班福島緑、土岡、清水、谷の2班に分かれ、A班は南暑寒岳麓の雨竜町へ、B班は定山渓温泉へと向かう。

南暑寒別岳→雨竜沼湿原
    7月24日(水)  天候 曇りのち雨
参加者 A班 CL福島m、SL竹田、中塚w、佐竹(記録)
コース 5:45南暑寒荘駐車場6:10-7:00白竜の滝7:10-8:00湿原入口8:10-雨竜沼湿原テラス-分岐-雨竜沼湿原テラス-11:20白竜の滝-11:50駐車場
                                       (行動時間5時間半程)
宿を5時出発宿周辺は曇りだったが、駐車場に着くと雨。しばらく思案。雨の中、南暑寒別岳に登っても展望はないだろうという事で雨竜沼湿原まででも行こうと、トイレをすませ合羽を着て出発する。南暑寒荘は立派な建物で管理人在中時のみ無料で利用できる。白竜の滝の見える所で1回目の休憩。そこから吊り橋を渡ってどんどん登りになる。左手はザーザーと川が流れている。ずいぶん登ってやっと湿原の入り口となる。川で土を落として湿原へ。小雨と風で寒い。湿原テラスで記念写真を撮る。左まわりの一方通行で湿原を一周する。群集はしていないが、エゾカンゾウ・サワギキョウ・アザミ・トキソウ等が咲いている。所々に池がある。テラスに戻るが、雨が強くなり、テラスの下で昼食をとる。下山。第二吊り橋手前で初めて人に会う。雨も止み登山者が上がってくる。白竜の滝まで下り写真を撮ってもらう。11時50分駐車場まで下り、登山終了。
 8年前に来た時よりも木道も痛み、笹の群生も広くなっていた。またエゾカンゾウの頭のないところも多く、鹿に食べられているという。湿原の自然が守られる事を願う。

札幌岳(1293m)
    7月24日(水)  天候 曇り
参加者 B班 福島w、土岡、清水、谷(記録)
 8:30 登山口を 出発 道幅はあまり広くないが歩きやすい登山道 台風高原のカラマツ林はとても存在感がありました。
 9:30 林道に出る
10:15 コマドリの声を聞きながら、三回の渡渉をして冷水小屋へ
10:30 小屋を出発、小屋からは一気に登り坂、前日の雨もあり足元はぬかるんで、木の根や石など足元が不安定でやっと山頂へ
12:40 山頂 展望はなし、残念ですが雨が降られなかっただけでもよかった。
13:00 山頂出発
14:30 冷水小屋 ふくろうの彫り物が迎えてくれる。
16:00 下山 登りも、下りも足元が不安定で大変でした。

ニセコアンヌプリ(1380m)
    7月25(木)  天候 晴れ時々曇り
A班、B班それぞれ宿を出発、ニセコアンヌプリ山麓のヒラフサマーゴンドラ乗り場に10:00集合とする。A班少し遅れて乗り場に到着。
参加者 8名全員 この日のSL:福島w、記録:清水
コース ヒラフサマーゴンドラ乗り場10:20 ⇒ 10:40ゴンドラ山頂駅10:50 ⇒ ニセコアンヌプリ頂上12:44(ピストン) ⇒ 14:30ゴンドラ山頂駅
10:15

10:20





11:55

12:44





14:30
登山準備をして出発。暑い。ヒラフサマーゴンドラ乗り場
ゴンドラ終点からリフト沿いに登る。リフト終点でTさんSの体調がすぐれず、下山することになる。残りの6人で登山開始し、次のリフト沿いに少し登り右へトラ―バース気味に登る。木の根や岩が現れ、登りにくい。トラ―バース終了点にあるリフト降り場付近で休憩。
出発また次のリフト沿いに登り、リフトの最高点付近を通過し稜線へと向かう
山頂到着。ガスの中で展望はきかない。しばらく休憩して下山開始。来た道を戻る。
 先に下山した2人はゴンドラ乗場まで降り正面に雄大な羊蹄山を眺めながら皆さんの無事の下山を待つことに、ゴンゴラ終点の前の広場でのんびり。
ゴロゴロした岩に笹が覆い被さり歩きにくく時間要したと無事登頂終えた6人 と合流した。
山頂登山組も広場でのんびりし、目の前の羊蹄山の景色を楽しみながら写真撮影。ゴンドラで下山しこの日の宿のファーストキャビンぽんの湯へ。

チセヌプリ(1134m)
    7月26日(金)  天候 雨
宿を6時に出発。小雨が降っている。ニセコパノラマラインを走る。山を上がっていくにつれ、霧が濃くなり、前が見えにくくなる。今日の宿五色温泉を通り過ぎ、登山口を探しながら走る。カーナビでは登山口と思われる駐車場に到着したが、登山口が分からず、また走り出すが、どんどん登山口から遠ざかるようなのでUターンし元の駐車場に、よく探すと登山口の標識があった。雨は降っていないが濃いガスの中雨具を着て歩き出す。
参加者 8名全員 この日のSL:中塚w、記録:谷
 7:30 悪天候の中出発、雨と風がつよく足元はぬかるみ。 最初は樹林の中を進むが、急にゴロゴロの岩の道に変化、傾斜は結構急で岩も大きくさらにすべる。
途中吹きっさらしの所に出る。風が吹きつけ雨具にパラパラと打ち付ける。進むかどうか検討しながら、竹田、福島が偵察に出る。岩のゴロゴロは無くなり、少し進むと樹林の中に入り風当たりも弱まるので進むことにする。
 9:00 山頂、風もガスもあり展望もなし、写真を撮ってすぐ下山。風あたりの少ないところで休憩。水分補給とエネルギーチャージ。 来た道を慎重に戻り
10:30 登山口着 下りは岩のデカさに・・・岩歩きの大変さにトラウマになりそうな山でした。
登山口は雨は止んでおりカッパを脱ぎ、車で宿泊地の五色温泉に向かう。

時間が早くチェックインは出来ないが、日帰り入浴の休憩室を利用させてもらうことが出来、入浴し、昼食を取りくつろぐ。
チェックインの時間になり部屋へ。ゆっくり過ごす。

停滞 
    7月27日(土)  天候 雨、下界は曇り時々晴れ
朝起きると雨、濃いガス。目国内岳に登る予定であったが、天候悪く断念することにし今日の宿泊地の岩内町に向かうことにする。
昨日通った道を視界不良のため慎重に走り、チセヌプリ登山口を通過、どんどん高度を下げ下界へ、雨は止み時々晴れ間がのぞく中、今日の第一目的メロンの買い出しに向かう。昨年行った共和町のお店を探しウロウロするが見つからず。違う店を探す。こうどう国道沿いにあったメロンとスイカの店でめでたくメロンを大量にゲット。朝採れの茹でトウモロコシをゲット!美味しい!!
その後宿のある岩内町道の駅へ。情報を得て美味しいウニを食べに寿司屋さんへ。
東寿司さんでそれぞれ好みのウニ丼・寿司を堪能した。そこでTさんが喉にダニに吸い付かれたかもしれないとのことで、寿司屋の主人に病院を探してもらい、岩内町の協会病院が休日診療をしているということで行くことに。Tさんが行った後、Fさんも背中にかまれた後があるということで見てみると膨らんだ血豆のような先に足があるのが見え、「これは間違いなくダニや」ということでTさんを追って病院へ。二人診察処置を受けることになる。
無事処置が終わりやれやれ。宿へ向かうが時間が早いため、近くの森林公園を2時間ほど散策。いわない温泉「おかえりなさい」に宿泊。ウニ付きの美味しいい料理を楽しんだ。

余市岳(1293m)
    7月28日(日)  天候 晴れ
参加者 8名全員 この日のSL:竹田 記録:福島w
コース 8:00 宿出発 ⇒ 9:10キロロゴンドラ乗り場9:30 ⇒ 9:45ゴンドラ終点 9:55出発 2回の休憩を経て 12:10 山頂着 12:30⇒14:40 ゴンドラ山頂駅15:00⇒15:20ゴンドラ乗り場
今回の北海道山行初の快晴!!気分は最高!!いやでもテンションは上がる。
が、ルンルン気分の一行を一転、不安たらしめたのはゴンドラ乗り場でのレクチャー。熊、クマである。ここ数日熊目撃情報あり、昨日もあり、熊鈴は意味がないとか、出会ったら最後とか、とにかく少しでも気配を感じたら撤退する事とか、(気配ってわかるんか?)真っ青な空と反対に脳裏は暗雲が・・・嫌だなあ。
サブリーダーのTさんが片手に熊鈴、片手に大きなパンを持って先頭にりりしく立つ。頼もしい!!が、パンは臭いを嗅ぎつけられるんじゃない?とか、鈴は手に持つよりリュックに付ける方がよく響くんじゃない?とか、まあ小姑のうるさいこと。
いざ出発。両側に2メートル超えの笹が生える道を延々1時間。時々鶯の声が聞こえるのみで、視界はない。熊の恐怖も薄れかけたころ笹原を抜け余市岳が姿を表す。立派な山!!
いい天気、山頂でゆっくり昼休憩。 これって、初めて??
久しぶりの晴れ間&身近な山とあって登山者も多く、熊も遠慮してくれました。
一週間の北海道山行締めくくりの良い山行となりました。
その後小樽へ向かう。フェリー乗り場近くのイオンモールで北海道限定:札幌クラシックをケース買いし、翌日のフェリー内での食事も買い出し。
イオン内の回転ずしでお寿司を堪能してフェリーターミナルへ向かう。
この日は小樽の花火大会だったが、空低く雲が垂れこめ、打ちあがった花火が雲の中で開いているようで見えず、低い花火だけが楽しめた。 
23:30 小樽港出港一路舞鶴へ。

帰路 
    7月29日(月)  天候 曇り
一日船内でのんびり、ビンゴゲームやクイズラリー、館内映画、コンサート、入浴、お昼寝などそれぞれ過ごす。
21:15 舞鶴港入港 舞鶴若狭道、京都縦貫道を通り各自の家に帰る
  お疲れさんでした。



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