台高 薊岳山行記録

山行日 2003年5月11日(日)
参加者 CL・吉野  SL・岡田  会計・佐竹  奥西  菅浦  石黒  松井  伊丹
 記録・小泉
コース 近鉄大久保駅集合・出発6:20−東吉野村大又8:20(車を2カ所に分散)  −出発9:00−薊岳12:00−明神平(あずまや)2:00−明神滝2:50−林道終 点(1台に乗車、大又で2台に)3:20−やはた温泉5:30−大久保駅解散8:30

行動記録
 雨のため、やや不安な面もちで集合。奥西号と吉野号に分乗し、一路南へ。やがて晴れるはずと出発したものの、藤の花が山を彩り、杉林の裾をシャガが埋め尽くすという季節の花に慰められたのはよかったが、着いた大又は、これまた小雨の村であった。
 奥西号を林道終点に置きに行ってもらい、その後吉野号が大又にもどって、と男性2人はあっちこっちへ走り回り大奮闘。姫君たち7人は男性に感謝感謝でストレッチし、おとなしく2人を待つ。9時過ぎに笹野神社よりカッパ姿の9人がスタートして、杉・檜などの単調な樹林帯をジグザグにひたすら登っていくが、大鏡池までが長いなあと実感。春といっても野草が少ない。ユキノシタ、アザミ、チゴユリ、マムシグサ、ウワバミソウ(ミズ)が少々あるぐらい。何故かおやべりも弾まなかったよう・・・。
 時々休憩をとってカッパを脱いだり着たりして進むうちに、オオカメノキが真っ白い花をつけているのがよく目立つ。頂上近くになると、鮮やかなピンクのシャクナゲの歓迎にあい、みんなの顔もほころんでくるものの、強風の頂上では写真をとっただけで退散。吉野さんの「山でいちばん怖いのは強風」という話になるほどと震えながら、風をよけた斜面でそそくさと昼食をとった。伊丹さんの熱いコーヒーをいただいてホッコリし、元気が出てきたところで明神平方面へむかう。
 途中、美しいブナ林があったはずなのに余裕がないせいか印象に残っていない。きっと晴れの日にブナのやわらかな魅力が味わえるのかもしれない。明神平はバイケイソウの多いところと聞いていたが、あれだけ群生していると花の季節はどんな景色だろう。
 あずまやに着くころには雨足が強くなり、雨と寒さで一刻も早く下山したくなった。明神谷への急な道を下ると明神滝があり、少々の天候に左右されないたたずまいに気持ちも洗われる。また、トリカブト、キケマン、マムシグサ、ヤブレガサなどの野草に出会って足取りも軽くなった。
 林道登山口で車に乗り込み、やはた温泉へ。ひのき風呂で生き返ったついでに食堂でうどんやイワナ定食でミニ交流会。そして北上、途中で吉野さんと別れ、大久保駅で解散した雨の薊岳ご一行様でした。                                 (記録 小泉)        



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