台高 迷岳山行記録

山行日 2003年5月17日(土)
参加者 CL・奥西  SL・二宮  吉野  会計・永井  小山  松山  記録・小泉
コース 近鉄大久保駅集合・出発6:00−8:30スメール上駐車場9:00−飯盛山10:15−12:30迷岳山頂13:00−飯盛山15:00−登山口着16:10・香肌峡温泉  ホテルスメール・入浴−大久保駅解散21:00

<感想>
 大久保駅から奥西号に二宮さん・小山さん・松山さん・小泉が乗り込み、京田辺で吉野さんを、高の原で永井さんを拾って南下すること2時間半、三重県奥香肌湖の東・スメールの上へ到着。ストレッチしながら見ると、急峻な岩肌が険しい表情で迫っている。手前の飯盛山からの急な尾根道を登っていく。野草の姿は少なく、やがて表情豊かな岩があちこちに現れ、ルートもはっきりしないところがある。準備のよい奥西さんがシルバーテープで、木々に目印を付けていく。
 1時間15分で飯盛山に着く。吉野さんが何度もタオルを絞っていたが、ざーっと落ちる汗の量に一同感動してしまった。本人は「こんなの序の口」と涼しげ。夏は沢の方がいいというのも頷ける。冬山で、寒がりの奥西さんが2枚の手袋をしていても、吉野さんは素手で大丈夫とのこと。「新陳代謝がよすぎるのもアカンねん」と奥西さんは言うけれど、これは仕方ないのです!
 北西に奧香肌湖が青々と水をたたえ、心地よい風が吹き抜ける。ツルッとした木肌のナツツバキやアセビが多い。時折シャクナゲやシロヤシオの鮮烈な色に出会うと「ウワー、キレイ!」「ウワー、すごい!」を連発するのは、感動の琴線が大きく振幅する松山さんをはじめとする女性陣。美しいものを見て、黙ってなんかいられませんよね!
 岩稜の登下降をくり返して、ブナの多い迷岳頂上に着いたのは12時半。そこには、純白のシロヤシオと赤紫のアケボノツツジの巨木がほほえんでいた。これも、目にも心にもおいしい清涼剤となった。さらに、喫茶「ヨシノ」のコーヒーはマスターの心遣いがいっぱいで、ホッコリ。これをいただいて1時すぎに下山。
 所々、ルートが曖昧になっていて、奥西さんのシルバーテープに助けられた。1時間以上歩いてからルートを誤ったことに気づいて引き返したが、よほど注意しないと分かりにくいところが多い。その名の通りの『迷岳』である。3時、飯盛山で休憩。急傾斜の岩や木の根を越えて下りるこの山は、確かに変化に富んでおもしろい。でも、わたしはけっこう膝にきてしまった。4時過ぎに車に戻り、記念写真。ふり返ると、やはりなかなか迫力のある険しさに、「登り切った自分をほめたい」(松山さん言)迷岳山行でした。すぐ下のホテル・スメールで汗を流し、気持ちよく家路をたどりました。                                     (記録・小泉)
                                    



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