鈴鹿 仙ヶ岳・宮指路岳山行記録



仙ヶ岳山頂
山行山域 三重県鈴鹿 仙ヶ岳(961m)、宮指路岳(946m)
山行日 2007年11月18日(日)
参加者 安田(CL)、松山(SL)、若林、佐竹真、清水、小泉(記録)

コース  (歩行時間 6時間)
6:10大久保駅発−佐竹乗車−松山乗車−小岐須渓谷山の家のトイレ−大石橋−8:10駐車場−8:20林道歩き−8:50登山口−9:00仙鶏尾根−10:35仙ヶ岳山頂−11:05小社峠分岐−12:25宮指路岳山頂−13:00ケヤギ谷−13:40ヒヤリハット発生−14:10林道・駐車場着

行程と感想
 8時前に山の家のトイレを借りていると、マイクロバスの賑やかグループが来たり、車が数台とまっていたりして、結構人気のある山のようだ。大石橋より少し上の行き止まりに車を置くと、小さいスペースにドンドン車が入り、人が増えてくるので慌ただしい。曇り空で風が冷たく寒い。
 8:20 手早く身支度をして林道を歩き始める。
 8:50 林道終点、登山口。仙ヶ谷の流れを聞き、華やかな紅葉に歓声を上げながら歩くと、登山口辺りもちょうどいい色づき具合で出迎えてくれる。10分後に分岐があり、仙鶏尾根へ向かう。まさに、錦秋の山々に包まれて、急登続きに鈴鹿山系らしさを実感して歩く。
10:05 千の石からの尾根と合流してさらに西へ進む。南側の木には葉がほとんど無く、冬の枯れ木立のような状態。風に吹き飛ばされてしまったのだろう。
10:20 南峰との分岐に出る。休憩したくても、なかなかの強風にふるえながら急いで立ち去る。しかし時折振り返ると東には四日市の町や海が広がり、南には津市が控えていて、なんだか元気が出てくる。結構な人数が登っているのが分かる。
10:35 やっと仙ヶ岳の頂上に立つ。風を受けながら狭い山頂で柿を頂き、直ぐ次へ。あちこちに大きな岩が不思議な形状で立っているので、インデアン平原を思い出し、話題が飛んでいく。そして、どこまでも紅く黄色く燃える山々にうっとりする。
11:05 小社峠を通過。
11:45 きつい登り下りと馬の背状態の悪路を繰り返していたら、ザレ場の際に一輪のイワカガミ!こんなご褒美に出会えるなんて感激!と元気になる。ここで休憩。
12:25 やっと宮指路岳の山頂に立つ。ボロボロ、ザラザラ崩落する不安定かつスリリングな地質を慎重に歩いてきたが、まるで甲斐駒ヶ岳のようだ。若林さんは「こんな山が好きや!」とニコニコ。確かにおもしろい山なのでお勧め!。見渡すとたくさんの山々がそれぞれの面白さでどこまでも広がっている。そしていい彩りになって、気分は最高。下山は慎重に歩こう。
13:00 ヤケギ谷へ向かって東へ下る。近くに三体仏があったが、後を回るルートを歩いたので、よく見ないまま。遠くの山並みがまことに美しく足を止めたくなるほど。しかしこのルート登るには険しいね、と言いながら休憩を挟んで下る。
13:40 右へ左へと忙しく折れながら下っていたら、ザザザーッという音とともに4番目を歩いていた佐竹真樹ちゃんが右側の急斜面へ滑ってしまった。「木につかまれ!」と安田さんが大声を上げたが、手がかりが少なく3メートルほど流されてしまったようだ。幸い小木に手を伸ばして立ち上がった真樹ちゃんをストックで救出したが、防寒具代わりのカッパに1ヶ所穴が開いていた。左腕や背中も打撲と擦過傷を負っている事が後で分かった。それほど危険な所とは思えないが、事故の危険性は常に背中合わせである。
14:00 かなり下って来たと感じていたら、北からのルートと合流し、林道が見え隠れしてきた。車までしばらく歩くのかな?と、誰が車を取りに行くかを真剣に相談していると林道が現れ、車も直ぐ近くにあってホッとした。(14:15着)ちょうど6時間歩行であった。
 後は150円の亀山温泉へ向かって、しばし彷徨う事になったが、無事に入れてほっこり。真樹ちゃんは腕や背中がヒリヒリしてかなり痛いようだ。

一言感想
若林 地図を見て危険マークがあったので、どんな所か楽しみにしてきましたが、本当にスリルがあってよかったです。もっとスリリングなところが続いてもいいくらい、楽しかったです。
清水 コースに変化があって、とても満足しました。木々の葉っぱが落ちて来るところを歩くのが楽しくて良かったです。風が強かったけど、また連れて行ってほしいです。
佐竹真 風が強くて怖かったけどコースは楽しかったです。下りで滑ったところ(左腕、背中)が、今とても痛い!カッパが1ヶ所破れました。(山は)危ないものだと分かったけど、又行きます。
松山春 今日は若林さんの山に案内されました。風もきつかったし、足元もかなり危険箇所が多かったので、☆☆☆つけないといけないくらいの山でした。(今日の山は)高さと歩行時間で判断すると危険だと思いました。でも、秋の紅葉がとっても綺麗でよかったです。
安田 変化があってよかった。真樹ちゃんが、そんなに大けがでなくてホッとしています。
小泉 高さはそれほどでなくても、鈴鹿方面の山の面白さを味わいながら楽しく登ることが出来ました。特に宮指路岳は甲斐駒ヶ岳のような雰囲気があり、ワクワクするほど魅力的でした。若林さんと松山さんの干し柿、甘柿が美味しくて・・・・・ご馳走様でした。


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