毘沙門岳(1385.5m)・野伏ヶ岳(1674.3m)山行記録

山行日 2008年3月15日(土)〜16(日)
参加者 奧西(CL)網岡修(SL)小泉(会計)若林(救護)福島

3月15日(土)  毘沙門岳  福島 (1日目記録)
 6:30 奧西号で宇治出発 ー 東海北陸道・白鳥IC
10:00 スノーウエーブパーク白鳥高原駐車場 着
10:30 出発
11:30 スキー場最高リフト降り場 着 休憩
13:05 休憩
13:45 毘沙門岳頂上 着 休憩 下山
15:00 スキー場最高リフト降り場 着 休憩
15:40 スノーウエーブパーク白鳥高原駐車場 帰着
16:10 民宿「五左」 着 (白鳥町中在所)

3月16日(日) 野伏ヶ岳(1,674.3m)  網岡国 (2日目記録) 快晴 
 6:00 民宿を出発
 6:35 石徹白川沿いの駐車場出発 雪の林道を進む
 7:00 被服調整 まだまだたっぷりの雪 ひたすら 雪の林道を歩く 歩く
 7:50 休憩 雪は昨年に比べ多いとの事
 8:10 牧場に到着 広い 周りの山がよくみえてアルプスに いる感じ
 8:25 山上に向けて出発  いよいよ登攀開始  雪深いもののしっかり締っているので何もつけず歩く
 9:15 直登して尾根に出る たっぷりの雪で結構きつい
 9:57 休憩 北に白山が良く見える
11:00 頂上到着 山スキーの人たちも数人登っている。天気も最高で 御岳山 白山 乗鞍岳 北アルプスの山々 昨日登った 毘沙門岳他 奥美濃の山々が360度に広がる景色は 素晴らしい しかし 暖かな春山は雪崩の後もあって かなり危険 雪庇がいつ自分に襲い掛かってくるかわからない きれい 楽しいだけでは雪山はすまされないが 気象条件がよければ なんといっても最高だ
11:25 アイゼンを付けて 下山開始  急な下りの尾根筋では 尻セードで一気にすべり転がるが ナイロンだけではお尻が冷たい
11:50 休憩
12:10 尾根筋を下った後 アイゼン外す
12:45 牧場に到着
12:20 林道を歩いて 駐車場に到着

記録及び感想
 お天気に恵まれ快調に車は走ります。参加予定だった吉野さんが不参加になり残念。
いつも通り賑やかな車中です。静かになったかと思えばスヤスヤタイム。途中で運転手も網岡さんが変わって下さり目覚めたみんなはパクパク、ペチャクチャ。雪国に向かっているとは思えない景色が続いていましたが遠くに白い山並みが見えだし、いよいよ奥美濃に入りました。
 軽快なヒップホップ調音楽の流れるスノーウエーブパーク白鳥高原駐車場に着くとあちこちにきれいなゲレンデが見えて春スキーを楽しむスキーヤーやボーダーの姿が見えました。穏やかなお天気で真っ青な空に遠くの山々の白さがほれぼれします。あれは白山か、御岳か。
 軽やかに流れる音楽を聴きながらスキー場横を登りました。かなりの雪で時々ぼこ!!途中で輪かんをつけてリフトの終点までえっちらおっちら。スキーにのっていた頃は今の私たちの様な人を「何を好き好んで・・・」と奇異な目で見ていたなあ。
 歩き方が速いと奧西さん、小泉さんから指導を受けました。登りは何があるかわからないから、「7〜8割の力で登る」これは納得。先頭は自分の歩きはしない、グループの足並みを揃える。特に足の遅い人のことを考える、これも納得。ただ今回はどう見ても雪山の経験から言っても健脚度から言っても私が一番弱いと思っていたので一生懸命歩いていました。奧西さんの足の不調、国江さんの腰が本調子ではないことを知っていましたがそれでも私の方がうんと弱いだろうと思って頑張っていました。
 すいすいと楽しみながらでしたがどうも頑張りすぎていたようです。頑張りすぎはよくない。その通り、納得。輪かんを使っての歩きは前の週の白尾山がデビューだったので、使い方がうまくなかったのも教えていただきました。ただ体重移動の登り方をあの時おっしゃったのだけはストンと落ちませんでした。あんな緩やかな登りでしかも軽いリュック。急登や荷物が重いときは今迄から自然と体重移動歩行をしていたと思います。そんなに疲れませんでしたから。その場に応じた歩き方が今まで一番楽だったしスムーズだったように思います。 沈みそうな雪の上は右足が沈まないうちに左足を出す、できるだけ踏みしめないで軽やかに歩けるところは片岡さんじゃないけれどアメンボのように歩くのがいいと思っていました。そのための輪かんかな?とも。「えっ、こんな所でも体重移動歩行?」・・・雪山歩きの奥深さ!まだまだ、先頭は歩けない福島です。
 毘沙門岳は低い山でしたが踏み後がなかったので先頭の人はラッセルが大変だったと思います。穏やかな雪山山行でした。

 今年は三回、四つの雪山に登れました。どの山もそれぞれに魅力的で「雪山なんて恐ろしい・・・とんでもないブルブル。」と思っていた福島の雪山概念を崩してくれました。奧西さんに「福島さん、もうそのアイゼンではあかんで。前にもちゃんと爪のついたんでないと」と言われました。いつのまにか北山からこんなに遠くまで・・・みなさんのおかげです。これからも厳しい山や重い荷物とは縁のない私ですがゆるゆると広く浅く山登りを楽しみたいと思います。ありがとうございました。                                                   福島 記



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