多田ヶ岳山行記

山行日 2007年5月3日(木)(憲法記念日)
参加者 CL宇田川、松山(春)、佐竹(母・娘の2名)、伊丹、福島、田中、記録宇田川

連休初日の早朝は車も少なく、予定より30分早く登山口の「妙楽寺」の駐車場に着。参詣者の専用駐車場とのことですが端の方に置かせてもらえました。
 林道を行くと「多田ガ岳」の標識にマジックで<キケン>と書かれています。<キケン>の文字はどの標識にも見られましたが、最近手入れされたようで、倒木を切ってあったり、片流れの斜面の土砂を削ってあったりして、登山道は荒れてはいるものの、急傾斜の個所はフィックスザイルも張られていて、それなりの登山道です。谷沿いには藪椿が多く、花季は過ぎていますが、踏まれたままの落椿が見られます。

  「落椿踏み行く荒れし登山道」

 尾根を行くようになれば「イワカガミ」「イカリ草」等も、また、下山時には「エビネラン」を見付けてくれました。どうか盗掘されないように。しかし、ガイドブックには「山頂近くの雑木林にはシャクナゲの群落があり・・・」とあったので、少し探したのですがこれは見付からず。残念。
 尾根に出てから山頂までは、幾つもあるピークをことごとく横巻きしていて、地形図で考えていた以上に時間が掛かりました。


稜線に出て、三角錐の多田ヶ゙岳を仰ぐ

山頂は360度の展望、白山なども望めるとのことですが、この時季は霞がかかっていてそこまではダメ。ところで霞といえば、今朝のM新聞の第1面トップ記事の見出しに、「改憲賛成51%」本社世論調査、とありました。近頃はどのマスコミも全て、政・財・官の支配層側の意見を、発表されたそのまま多く取り上げて書き(言い)立てています。これはただの1面だけでしょう。日本人はエライさんの言う事を、そのまま思い込み従順に従う民族なのでしょうか? 誰もがもっと深く考えなければならないのでは?

  「憲法の改正議論遠霞」


多田ヶ岳山頂

下山も同じルートを慎重に引き返します。ゆっくりと、若葉のみどりを愛で、足元の花にも目をやりながら駐車場へ帰着。
 下山後は、敦賀の方へ約15km走って「きららの湯」へ、ヒゲ剃り跡を湯に漬けると、少しピリピリする強塩泉でした。
休憩室で「中日新聞」を読んでいると、ある素人落語家が、時事問題を取り上げて創作落語をしているという記事が載っていました。中の1つに、日本の憲法のことを子供と話をするというネタで、子供が「そんなに大事なものなら憲法を世界遺産にすれば良いのにね」というオチ? がありました。

  「憲法は世界遺産ぞ鯉のぼり」

 お後がよろしいようで・・・。



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